増殖する美術館「KAMU kanazawa」 石川県金沢市に2つの新スペースをオープン

2020.10.20
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アート

Lithi (C) RYOICHI KUROKAWA

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石川県金沢市の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」に、10月24日、「KAMU BlackBlack(カム ブラックブラック)」と「KAMU sky(カム スカイ)」の2つの新スペースがオープンする。

金沢市の中心部・竪町商店街の一角に位置するKAMU BlackBlackは、金沢の町屋文化を感じさせる土地を活用した、幅3m・高さ7m・奥行き20mという細長い形の展示空間だ。オープニングにあわせて、オーディオビジュアルアーティスト・黒川良一による新作《Líthi(レーテー)》を展示。サウンドとストロボライト、そして観客の頭上をレーザー光線が飛び交う大型インスタレーションとなっている。

Lithi (C) RYOICHI KUROKAWA

金沢・香林坊に位置する商業施設「香林坊東急スクエア」の屋上にオープンするKAMU skyには、久保寛子による縦横幅8m・高さ3.5mの大型彫刻作品《泥足(ドロアシ)》が登場。“徒歩”で金沢の街を回遊する仕掛け作りに取り組むKAMUを象徴するような作品となっている。

泥足(C)️Hiroko Kubo Photo Kazue Kawase (YUKAI) Courtesy of SPIRAL Wacoal Art Center

KAMU kanazawaは、2020年6月21日に開館した私設の現代アート美術館。現代アートによる日本の文化資源の向上のための作品収集、同時代的に生まれるアートの発信を行い、さらには“拠点となる金沢市”が現代アートの街として発展していくことに貢献することを目的に活動している。

施設情報

KAMU kanazawa
KAMU BlackBlack、 sky オープン:2020年10月24日
入館料:1100円、 小学生以下 無料(の購入は広坂のKAMU Centerのみ)
閉館日:月曜日
住所:石川県金沢市広坂1-1-52 KAMU kanazawa