高橋李依・上田麗奈の《コメント到着》エステのコンセプトムービーに出演 アニメ制作はloundraw率いるFLAT STUDIO
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上田麗奈、高橋李依
高橋李依・上田麗奈が女子高校生を演じた、エステティシャンの魅力を描くアニメーション「十年分の私へ」が公開された。制作はloundraw率いるFLAT STUDIO。キャスト・クリエイターコメントとあわせて紹介する。
アニメーション動画「十年分の私へ」
本動画は、人の持つ悩みや夢に寄り添い心身を美しく健やかに保つための施術を行うエステティシャンという職業を描いたコンセプトムービー。物語の主人公は、モデルを志す「海(うみ)」(CV:高橋 李依)と、 彼女を支えたい想いからエステティシャンを志すようになる「咲(さき)」(CV:上田 麗奈)という二人の女子高校生。
最初は内気で自分の夢にも自信のなかった咲が、夢に向かって突き進む親友・海の姿を見て、次第に「誰かを支えたい」という自分の中にある想いと向き合うようになっていく。loundrawならではの透明感あふれる映像の世界が、それぞれの夢と将来に向かって時に迷いながらも歩み続ける少女たちの姿と心境を描き出している。
【コメント】咲役:上田麗奈
素敵な人がもっとキラキラ輝くように支えていきたい、そう思って行動できる人だってすごくすごく素敵な人。感情豊かで快活な海ちゃんと、素朴で淡々とした印象の咲ちゃん、この2人が、観ている側にとてもあたたかい気持ちをくれるようなムービーになっています。私も完成したものを観た時、とても感動しましたし、この先も自信を持って生きていくためのパワーを頂けましたので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
【コメント】海役:高橋李依
この作品は、主人公のような海ではなく、咲の物語。一瞬の描写や限られた言葉の中に、代わりのいない深い感謝が隠れているのを感じました。それもお互い。そして今回、loundrawさんが全面的に指揮を取って下さり、この世界観に必要最低限の声を添えるような感覚で収録させていただきました。「誰かを支える仕事」が題材のこの作品において、私も声で支えられていたらいいなと思ってしまいます。
■画像左:海(CV 高橋李依)、画像右:咲(CV 上田麗奈)
■咲(さき) CV:上田 麗奈
少し内気な性格だが、 小さなことにも敏感に気づく優しさを持っている。 夢を追う海に憧れを持ちながらも、 彼女を支えたいという思いから、 エステティシャンを目指す。
■海(うみ) CV:高橋 李依
活発で行動力のある性格。 大雑把な面もあり、 よく咲に注意される。 モデルとして海外へ行くため、 傷つくことも恐れず夢を追いかけている。
アニメーション動画「十年分の私へ」あらすじ
自分に自信のない<咲>は、ある日、親友の<海>からモデルになる夢を明かされる。<咲>はそんな親友を見て、 自らの夢のあり方を自問自答しながらも、<海>を支える美容系の進路を選ぶ。流れる月日の中、<咲>は自分の存在の小ささを感じながらも、常に<海>を支え続けてきた。
そんな十年目の夏、<海>はついに夢を叶える。 夢のステージへ向かう背中を、ただ見つめることしかできない<咲>。しかし、そんな<咲>に、 <海>はある思いを告げる。「違うよ、<咲>が私を変えたんだ」それは、<咲>が想像もしない、<海>からの十年分のメッセージだった。
【コメント】監督:loundraw/ FLAT STUDIO
──本作品に込めた思いを教えてください。
生きる形は様々です。表舞台で輝く人もいれば、それを支える人もいる。エステティシャンという職業も、一見すれば地味な仕事なのかもしれません。ですがそこには、誰かに安らぎを与えるという尊い使命があります。仕事に限らず、 人は時に自らを過小評価してしまいます。ですが実は、誰にも気づかれないような小さなことの積み重ねこそが、 世界を回し、変えているのです。どんな人生も、自分の選択に誇りを持って生きてほしい。そんな願いを、少女二人の物語に託しました。
──注目してほしいシーンや、 こだわったポイントを教えてください
物語に登場する二人の、あらゆる意味での距離の描き方にこだわりました。シーンごとに光と色の設計を細かく決めており、関係性や心境がセリフ以外の空気感から伝わるようにしています。注目していただきたいのは、舞台裏以降のシーンです。後半には、前半と同じ風景がいくつか出てきますが、演出を大きく変えているため、シーンが持つ雰囲気が別のものになっています。同じ景色も、心象で描き方を変える、アニメーションだからこそできる表現をお楽しみください。
──実際に、エステティックサロンで施術を受ける取材をされたということですが、作品づくりに影響はありましたか?
とても影響がありました。内装や照明など、実際に足を踏み入れないとわからない雰囲気を感じられたことは、シーンのリアリティにとても繋がったと思います。そして、やはり一番のインスピレーションは、エステティシャンの方への取材と、施術体験でした。そこで感じた、人と人が一対一で向き合うことの大切さ、仕事への真摯さは、作中のキャラクターイメージを膨らませる際の大きな手助けになりました。
──イラストレーターとしてだけでなく、アーティストとしても幅広くご活躍されていますが、ご自身は進路に悩んだ経験や就職活動をした経験はありますか?
大学当時、進路にはとても悩みました。イラストレーター、 アーティストという、何も確実なものがない領域を目指す手前、本当にこの仕事をしたいのか、やり切る覚悟があるのかを自らに問うのに、ずいぶん時間がかかりました。在学中に何度か就活もしましたが、社会や会社との対話の中で、自分の存在意義についてすごく思い悩んだ時期もありました。ですが、今となってはそれも、成長する過程で必要な時間だったのだなと感じています。
──夢に向かって頑張る方々へ、 メッセージをお願いします。
夢は、自分がその価値を決めるものです。人に笑われるような夢であったとしても、それが自分にとって何より大切な選択なのであれば、諦めないでください。反対に、たとえ誰かに羨ましがられるような場所に立ったとしても、自分の心が満たされないのだとしたら、きっとそこには何もありません。誰になんと言われたかではなく、自分で自分を認めてあげることこそが、夢を叶えるための何より大きな一歩目なのだと思います。自分の中にある正しさを信じて、 そして、いつかその正しさを世界に示してください。応援しています。
【コメント】楽曲:小瀬村 晶
2月14日、loundrawさんと石井龍さんに初めてお会いしました。その場で一緒に映像資料を拝見しながらお話しをしたのですが、その段階ですでに、お二人には音楽に関する具体的なイメージがありました。楽曲を制作していく過程では、2分という映像に対して約7秒間隔で具体的なリクエストがあり、作品に対するloundrawさんならではのこだわりの深さ/美意識の高さが、細部にまで宿った作品に仕上がっていると感じています。僕にとって今回の作品は、初めてのアニメーション楽曲となるのですが、新進気鋭のスタジオである“FLAT STUDIO”が、これから積み上げていくであろう輝かしい作品の一部になれたことをとても光栄に思います。