綾野剛×舘ひろし初共演の映画『ヤクザと家族 The Family』主題歌は常田大希率いるmillennium parade King Gnu井口理もボーカルで参加
左から、藤井道人監督、綾野剛、常田大希(King Gnu/millennium parade) (C)2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2021年1月29日(金)に封切られる映画『ヤクザと家族 The Family』から予告編が公開された。あわせて、主題歌情報も解禁されている。
『ヤクザと家族 The Family』は、ヤクザという生き方を選んだ男の物語を1999年、2005年、2019年の3つの時代を軸に描いた映画。少年期の出来事をきっかけにヤクザの世界へ足を踏み入れた男・山本賢治を綾野剛が演じるほか、山本と父子の契りを結ぶ柴咲組組長・柴咲博役で舘ひろしが共演。二人は、本作で初共演を果たしている。メガホンをとったのは、映画『新聞記者』の藤井道人監督。
解禁された予告編では、King Gnuの常田大希率いる音楽集団millennium paradeによる主題歌「FAMILIA」も解禁。常田が作詞・作曲する形で書き下ろされた同曲では、編曲をmillennium parade、ボーカルをKing Gnuの井口理と常田が担当している。
millennium paradeの主題歌起用は、綾野が脚本を読んだイメージから藤井監督に提案したことから始まったとのこと。綾野は、「映画を観終わった後に、その世界を生きていない第三者の愛が、どうこの作品とお客様の懸け橋となってくれるのか、今自分たちが心の中に宿している静かなマグマを治癒してくれるのは、(常田)大希しかいなかった」と起用理由を明かしている。
millennium parade Designd by Cota Mori (DWS/PERIMETRON/millennium parade) Photo by SNIPSTYLE、Cocoon、YUSKE MATSUYAMA
常田は、オフライン(仮編集)状態の映像を観て楽曲を制作。「“ヤクザ”を題材にしている作品ではあるけれども、かといってヤクザ映画というそういう印象は全く無くて、多かれ少なかれ誰しもが生きていれば起きえること、生きていれば感じるような普遍的な紡ぎ方がもうオフラインの時点で出来上がっていたので、のっかるだけだった」とコメント。また、映像を観て約1週間という短期間でデモを作り上げたという。また、常田は「(完成版を観て)号泣しちゃいましたね。曲を作った過程とか関係なく、ただただ映画に持っていかれて。自分が作ったもので号泣を加速させられるとは思ってなかったなっていうぐらい凄いはまって。本当にこの相乗効果って、、、(ぐっと)きました。そして、作品に出ている役者の方々もみんな凄くて、誰一人欠けちゃいけないっていうぐらいしっくりきて。関わらせてくれてありがとうございます。本当に自分にとってとても重要な作品になりました」と述懐している。
楽曲についての綾野、藤井監督のコメントは以下のとおり。
綾野剛
人生最愛のレクイエムが生まれました。"FAMILIA"は私にとって永遠です。
藤井道人(監督)
デモを聴かせていただいて、「最高です!」と直ぐに連絡したぐらい素晴らしい楽曲を作って頂き感謝しています。
そのあとも完成形になるまでに、どんどんブラッシュアップされていって。
こんなに素晴らしい曲でこの映画を終われるならもう思い残すことはない、曲を聴きながら編集作業をしていて、何度もそう思えました。
映像を観ていただいた感覚を曲という形で直ぐに返してくれて、こんなに近いクリエイティブが出来た経験はめったにないので、本当に嬉しかったです。
映画『ヤクザと家族 The Family』は2021年1月29日(金)全国公開。