文学座が初の試み、『五十四の瞳』『ガールズ・イン・クライシス』をライブ配信
-
ポスト -
シェア - 送る
文学座が2020年11月の本公演『五十四の瞳』と、12月のアトリエの会『ガールズ・イン・クライシス』のライブ映像配信を実施する。舞台の配信は、文学座としては初の試み。いずれも、イープラスのStreaming+を利用した配信となる。
本公演『五十四の瞳』は、舞台と映画の領域をまたにかけた旺盛な創作活動で注目される鄭義信の最新作。戦後間もないころの瀬戸内海・家島諸島の中にある西島にある唯一の学校「家島朝鮮初級学校」を舞台に、戦争も貧しさも差別も超えて、教育を守ろうとした名もなき人たちの生き生きとした姿を笑いと涙とともに描く。演出は松本祐子、出演は山本道子、頼経明子、松岡依都美、たかお鷹、神野 崇、越塚 学、杉宮匡紀、川合耀祐。劇場公演は11月6日~15日、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演されるが、このうち今回配信されるのは11月12日(木)18:30の回の部舞台。
<出演者より松岡依都美のコメント>
鄭義信さんの書き下ろし作品!念願叶って出演する事となりました。真っ直ぐひたむきに“生きる”人たちの可笑しさ、愛おしさ満載です。鄭さんの紡ぎ出す言葉たちが胸にヒリヒリ、グサグサ、ゾクゾク、ギュッ。
映像でもその世界観を感じ取って頂けると思います。劇場に足を運べない方は是非、また劇場で観劇された方もライブ配信『五十四の瞳』をお楽しみ下さい。
もう一方の、アトリエの会『ガールズ・イン・クライシス』は、ドイツの劇作家アンネ・レッパーの作品。移民問題から見えてくる人間の排他意識や同調圧力、群集心理といったヨーロッパの大きな課題に焦点を当てつつも、日本に住む私たちが目下直面している重要な問題にも切り込んだものとなっている。劇場公演は12月4日~16日、文学座アトリエにて上演されるが、このうち今回配信されるのは12月5日(土)19:00の回の舞台。訳・上演台本は小畑和奏、上演台本・演出は生田みゆき、出演は金沢映子、横田栄司、亀田佳明、吉野実紗、鹿野真央、木場允視。
<出演者より横田栄司のコメント>
8年ぶりに文学座の稽古に参加していますが、もうほんと楽しいです。みんな言いたい放題(笑)。先輩後輩、出演者スタッフ関係ありません。思った事は全部言う。台本の疑問や謎は放っておかない、劇団の芝居づくりの真骨頂を味わっています。それをまとめる演出の生田みゆきは大変だろうけど、先輩演出家たちがみんな通った『儀式』だと思って我慢してくれ(笑)。皆様どうぞお楽しみに!
両作品とも生配信後、1週間のアーカイブ視聴が可能。様々な事情で劇場へ行けない演劇ファンにとって、文学座作品を絶好の機会となるだろう。なお、文学座支持会員には無料配信や特別優待もある。
配信情報
※11月18日(水)23:59までアーカイブ視聴あり
■販売期間:販売中~11月18日(水)20:00まで
※配信日2日前=11月10日(火)AM00:00からはカード決済のみでの販売となります。
■視聴
■視聴
■公式サイト:http://www.bungakuza.com/
※12月11日(金)23:59までアーカイブ視聴あり
■販売期間:11月16日(月)10:00~12月11日(金)20:30まで
※配信日2日前=12月3日(木)AM00:00からはカード決済のみでの販売となります。
■視聴
■視聴
■公式サイト:http://www.bungakuza.com/