VR技術を用いた映像による新感覚の演劇体験 VR演劇『僕はまだ死んでない』が2/1より配信開始
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VR演劇『僕はまだ死んでない』メインビジュアル
VR(ヴァーチャルリアリティ)技術を用いた映像により新感覚の演劇体験を楽しめるVR演劇『僕はまだ死んでない』が、2021年2月1日(月)より配信開始されることが決定した。
本作は、演劇のオンデマンド配信作品ではなく、映像で演劇を楽しむことを目的に誕生した作品。緊急事態宣言下で劇場で観劇する従来型の上演スタイルが困難な今、コロナ禍だからこそ届けられる作品があるはず、という出発点から立ち上がり誕生したという。VR技術を用いた本作では、360度自由に観られるので、「自分のカメラワーク」で物語を楽しむことができる。さらに、専用のヘッドマウントディスプレイをはじめ、PC・タブレット・スマートフォンなど、幅広いデバイスに対応しているため、様々な楽しみ方ができることも特徴だという。
VR演劇『僕はまだ死んでない』収録時写真
企画・製作のシーエイティプロデュースはこれまで、STAGE GATE VRシアターと銘打って、vol.1『Defiled-ディファイルド-』、vol.2『Equal-イコール-』と、リーディングスタイルの演劇とVR作品を制作してきた。本作制作にあたって、「これまでの演劇制作・VR作品制作の蓄積を生かしながら、まったく新しいVR演劇を誕生させます。劇場での上演を収録するのではなく、「収録のための収録」を劇場で行うことで、360度の視点をはじめとする桁違いの臨場感を生み出します」としている。
原案・演出はウォーリー木下、脚本は広田淳一。出演は、内海啓貴、斉藤直樹、加藤良輔、輝有子、渋谷飛鳥、瀧本弦音、木原悠翔。
あらすじ・作品概要
僕は病室にいた。
父と、僕の友人が何やら話をしている。が、体がぴくりとも動かない。一体僕に何が起こった?
医師らしき声も聞こえる。「現状、一命を取り留めていることがすでに大きな幸運なんです」
……なるほど。そういうことなのか。
デザイナーとしての会社務めを半年前に辞め、油絵に打ち込んで夢だった画家への道を歩み始めた矢先だった。脳卒中で倒れ、自分の意志で動かせるのは眼球と瞼だけ。「やってられるか、バカ野郎!」とたった一言伝えるのに5分以上かかる。
そして病室には、
飄々と振る舞い軽口も叩く父、慎一郎。
兄貴分の幼馴染で、親身になって回復を願っている碧。
離婚の話し合いが進み、新たな生活に踏み出し始めていた妻、朱音。
そして、担当医である青山。
「良く死ぬことも含めての良く生きること」
直人と、直人を取り巻く人々それぞれに、胸に去来する想いがあり…。
キャスト
内海啓貴
斉藤直樹
加藤良輔
輝有子
渋谷飛鳥