Hey! Say! JUMP 知念侑李の初主演、初ストレートプレイ作品が待望の上演決定
そこそこ本格ミステリ『照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~』ビジュアル
Hey! Say! JUMP知念侑李が初主演、初ストレートプレイに挑戦する新作舞台そこそこ本格ミステリ『照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~』の上演が決定した。
ドラマや映画など映像作品への出演は数多いものの、知念にとって、舞台出演は2012年の『JOHNNYS’ World』以来約8年ぶり、本格的なストレートプレイに挑むのは初となる。謎解きが盛り込まれた“そこそこ本格ミステリ”、それでいてコメディー要素もたっぷりな、初物尽くしのなかなか高いハードルが用意された本作。さらに“極度のめんどくさがり屋な探偵”というかなりクセの強いキャラクターを知念がどのように演じるのか、楽しみだ。
今作の演出を務めるのは、16年、18年の「市場三郎」シリーズで東京グローブ座の観客層だけでなく、演劇ファンにも強烈なインパクトを与えた河原雅彦。ストレートプレイのみならず、数々のミュージカルや音楽劇で、笑いとユーモア、そこに隠されたほんの少しの切なさで観客の心を鷲掴みにしてきた河原が、シリアスでありながらコメディ要素も入った、本格的な推理のある”コメディミステリ”という新ジャンル(?)を創り上げる。
そして、河原からの指名で脚本を務めるのは、まだ30代ながら、しっかりとした作劇と抜群のコメディセンスに定評のある須貝英。河原とは、19年そして20年に上演された『オリエント急行殺人事件』でもタッグを組んでおり、その信頼度は抜群。河原のお墨付きである、登場人物たちをより魅力的に見せることのできる手腕を遺憾なく発揮し、スリリングかつ笑いのある探偵ストーリーを描き上げる。
さらに共演には、岡本夏美、玉置孝匡、川久保拓司、長井短、永井若葉、シューレスジョー、カイル・カード、山本圭祐、中山祐一朗、伊藤正之、近江谷太朗、広岡由里子と、若手からベテランまで、河原が信頼を寄せるメンバーも集結、濃い面々が顔をそろえた。
2020年公演中止が決定した際には、すでに稽古は中盤に差しかかっており、開幕を迎えられなかったことがキャスト、スタッフ全員の心残りであった本作。悲願の上演決定にあたり、キャストもほぼ変更なく、観る人が笑顔になれるような作品を届ける。
舞台初主演の知念、脇を固める個性豊かな役者たち、演劇界の奇才・河原、気鋭の劇作家・須貝が巻き起こす化学反応に注目しよう。
【出演】知念侑李コメント
延期になりました「照くん、カミってる!」が決まりました!
去年と同様、慣れないことに挑戦するので、プレッシャーはありますが、いい作品を届けられるように頑張って取り組みます!去年途中まで稽古をしてきましたが、この1年間でセリフが抜けてしまっているので、これから稽古をして思い出しながら覚えていきます!
舞台に来てくださった人達に幸せな気持ちで帰ってもらえるように頑張ります!
稽古場に行くことにとてもとても緊張しています。笑
【演出】河原雅彦コメント
昨年の春、この公演は延期されたけど、当時僕の中では何の悲壮感もなくて。
だって、いずれ『その日』が訪れることに何ら疑いの余地はなかったから。
おもろいものはどうあがいてもそのうち日の目を見る。常々そう思ってますんで。
ゆくゆく連ドラ!的な勝手な思いも冷凍保存されたまま。
知念くんを始め、カンパニーのみんなと稽古場で再会出来ることをむちゃむちゃ楽しみにしています。
皆さんも劇場でテルカミに会えるの、むちゃむちゃ楽しみにしてて下さいませ。
大学生の能神 照(のうがみてる)は、ミステリ作家の兄・久(ひさし)の依頼により、東北と関東の境目にある小さな集落、天狩村(あまがりむら)に赴くことになった。
この村は旧家・宇曾月家(うそつきけ)を中心にまとまっている。十三代目当主・宗八が亡くなり、次期当主は彼の息子・喜八(きはち)になると思われたが、意外にも喜八の娘の八菜(はな)が当主に指名されてしまう。彼女は莫大な権力を妬まれて家族の何者かに命を狙われる。八菜は旧知の久に相談をもちかけるが、照は彼の代理で天狩村に派遣されたのだった。
照と同じ夜間学部に通う中年大学生の明智万次郎(あけちばんじろう)と共に、嫌々村にやって来る照。そこで彼を待っていたのは、宇曾月喜八やその妹の貴八子(きわこ)を始めとする、一癖も二癖もある個性的な人々だった。不穏な空気が漂う中、ついに悲劇が起こる……。
照と万次郎は山間の旧家で起こった殺人の謎を解くことができるのか!?