新倉瞳(チェロ)が第19回 齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞 指揮部門は該当者なし

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2021.3.3
第19回 齋藤秀雄メモリアル基金賞(チェロ部門)受賞者 新倉 瞳

第19回 齋藤秀雄メモリアル基金賞(チェロ部門)受賞者 新倉 瞳

 

2021年3月3日(水)、第19回(2020年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞者が発表され、チェロ部門受賞者に新倉 瞳が決定した。尚、指揮部門については今回該当者はなしとなった。

齋藤秀雄メモリアル基金賞は、チェリスト・指揮者・教育者として高名な故・齋藤秀雄(1902-1974)氏に因むもので、2002年に公益財団法人ソニー音楽財団が創設した。新倉より、受賞の言葉が届いたので紹介する。なお、受賞の言葉全文ならびに同基金永久選考委員の堤剛(チェリスト)による贈賞の言葉は基金公式サイトにて確認できる。

新倉 瞳/受賞の言葉

この度は『齋藤秀雄メモリアル基金賞』の受賞者に選出して頂き、心より感謝申し上げます。

今回の受賞が、いつも支えてくださる先生方はじめ、応援してくださる皆さまへの恩返しになれば何より嬉しいです。今回の受賞は、デビュー15周年を迎えるにあたり、いつも一緒に歩んでくださる皆さまと共に、音楽界を盛り上げ幸せの連鎖をシェアしていくための活力となりました。本当にありがとうございました。

<プロフィール>
8歳よりチェロを始める。桐朋学園大学音楽学部を首席卒業。バーゼル音楽院ソリストコース・教職課程の両修士課程を最高点で修了。これまでに毛利伯郎、堤 剛、Thomas Demenga各氏に師事。在学中EMI Music Japanより「鳥の歌」をリリースしデビュー。受賞歴も多数、近年では第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。現在カメラータ・チューリッヒのソロ首席チェリストとしてスイスを拠点にソリスト、室内楽奏者として幅広く活動。2020年11月25日に最新CD『ダンツァ』を、アールアンフィニ・レーベルよりリリース。2021年はデビュー15周年を迎える。使用楽器は、宗次コレクションより貸与されたG. Grancino(1694年製)。

 

関連情報

齋藤秀雄メモリアル基金賞
 
 
主催:公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
特別協力:公益財団法人サイトウ・キネン財団/セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会
 
<選考対象>
・音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される、若手チェリスト、指揮者。
・チェリストと指揮者を各々年度(4月1日から翌年3月31日)に1人顕彰することを原則とする。但し、適切な該当者がいない場合は顕彰しない。
 
<選考方法>
音楽関係者からの意見等を参考に、選考委員会で、選考委員が候補者を選出し、全員で選考の上、受賞者を選定し、理事会において決定する。選考委員会は、顕彰年度の上半期(4月1日から9月30日)に開催することを原則とする。
 
<選考委員>
永久選考委員 :小澤 征爾 氏(指揮者)、堤 剛 氏(チェリスト)
任期制選考委員:片桐 卓也 氏(音楽ライター)、寺西 基之 氏(音楽評論家)、広上 淳一 氏(指揮者)
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