豊川悦司主演で『仕掛⼈・藤枝梅安』2作映画化、十代目・松本幸四郎主演で『⻤平犯科帳』映画化&連続シリーズ製作へ
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左から、豊川悦司、十代目・松本幸四郎
3⽉12⽇、池波正太郎原作『⻤平犯科帳』『仕掛⼈・藤枝梅安』新作映画の製作発表記者会⾒が行われ、2作品それぞれ主演が発表された。
『鬼平犯科帳』と『仕掛人・藤枝梅安』は、2023年に生誕100年を迎える時代小説家・池波正太郎の時代小説。『剣客商売』と並ぶ池上作品の「三大シリーズ」に数えられる作品群だ。『仕掛人・藤枝梅安』は、江戸の闇世界をテーマに、人の命を救う鍼医と、殺しを請け負う仕掛人という二つの顔を持つ男・藤枝梅安の活躍を描いたハードボイルド作品。今回の映像化では、河毛俊作監督、大森寿美男・脚本のもと、映画2作で新たな梅安が描き出されるという。一方の『鬼平犯科帳』は、「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする作品。劇場版を杉田成道監督、連続シリーズを山下智彦監督が担当。脚本を、『藤枝梅安』と同じく大森氏が手がける。
豊川悦司
新たな『仕掛⼈・藤枝梅安』で主⼈公・藤枝梅安を演じるのは、豊川悦司。新『⻤平犯科帳』では、十代目・松本幸四郎が主⼈公の⽕付盗賊改⽅⻑官・⻑⾕川平蔵を演じる。幸四郎は、祖⽗の初代・松本⽩鸚が初代・⻑⾕川平蔵を演じてからおよそ半世紀を経てのキャスティングとなる。
十代目・松本幸四郎
なお、『藤枝梅安』映画2作品は、2022年に撮影、2023年2月・5月にそれぞれ公開予定。『鬼平犯科帳』は2023年撮影開始、2024年5月劇場公開・連続シリーズ同時配信を予定している。
豊川悦司、十代目・松本幸四郎のコメントは以下のとおり。
豊川悦司(『仕掛人・藤枝梅安』主演)
豊川悦司
今回、「藤枝梅安」という、とてもとても⼤きなキャラクターを、池波正太郎先⽣からお借りすることになりました。⼦供の頃、緒形拳さんが演じられていた「梅安」が憧れのヒーローでしたので、まさか⾃分がやることになるとは思っていませんでした。正直、迷う部分もありましたが、チャレンジしがいのある仕事を、映画の神様がくれたのだなと思います。⼦供たちが⾒て、「怖いけれど格好いい」と思ってもらえるようなダークヒーローとしての梅安像を、河⽑俊作監督とともに作っていきたいと思っています。
松本幸四郎(『⻤平犯科帳』主演)
十代目・松本幸四郎
『⻤平犯科帳』は池波正太郎先⽣の傑作であり、祖⽗(初代松本⽩鸚)、(萬屋)錦之介のおじさま、叔⽗(中村吉右衛⾨)と⾃分の近い存在が演じておりました作品ですので、今回のお話をいただいたときは喜び以上に驚き、⿃肌の⽴つ思いでした。そして今、すこぶる興奮しています。5 代⽬の「⻤平」を務めさせていただく幸せとともに、進化した「⻤平」を⽬指したいと思っております。池波先⽣が描かれた『⻤平犯科帳』の江⼾を、時代劇の職⼈芸でお⾒せ致します。根拠はありませんが、⾃信はあります。どうぞご期待ください。