牧阿佐美バレヱ団、ユーモアあふれる恋愛騒動を描いた『リーズの結婚』を上演
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『リーズの結婚』中川郁(リーズ)、細野生(アラン)、京當侑一籠(トーマス)、保坂アントン慶(シモーヌ) 撮影:山廣康夫
2021年6月26日(土)~27日(日)新国立劇場 中劇場にて、牧阿佐美バレヱ団による『リーズの結婚』(仏語原題:ラ・フィーユ・マル・ガルデ)が上演されることがわかった。
本作は20世紀を代表する英国の振付家、サー・フレデリック・アシュトンが英国ロイヤル・バレエ団に振り付け、1960年に初演されるとたちまちロングランを重ねたバレエ史に残る名作。日本では、1991年に牧阿佐美バレヱ団のレパートリーに加わり、上演のたびに新たなバレエファンを生み出す人気の舞台だ。
『リーズの結婚』 撮影:鹿摩隆司
英国流の上質なユーモアが全編にあふれ、のどかな田園を舞台に恋愛騒動が繰り広げられる本作で、最大の魅力は面白くて心温まるストーリー。物語を彩る美しいメロディと、笑いと感動に満ちた数々の名シーンは、多くの人の心を軽やかにしてくれる。本作が創られた英国ならではの演劇的な表現とバレエの魅力で、ユーモアあふれる個性的な登場人物たちを生き生きと描く、見どころ満載のヒューマン・ラブコメディとなっている。
『リーズの結婚』 撮影:鹿摩隆司
主人公は、恋人コーラスとの幸せな結婚生活を夢見る娘、リーズ。しかし、母親のシモーヌは、お金持ちの家の息子アランとの縁談を進めている。男性ダンサーが演じる母親は特にユーモラスで、時に厳しく愛情にあふれ、娘リーズとのやりとりは大いに笑いを誘う。また、ボンクラながら愛すべき人物として描かれるお金持ちの息子アランも、作品に奥深い魅力を与えている。
『リーズの結婚』中川郁 撮影:鹿摩隆司
『リーズの結婚』清瀧千晴 撮影:鹿摩隆司
今回は、リーズとコーラスはトリプル・キャストとなり、アランとシモーヌはダブル・キャストで、全ての役柄で5人の新しいキャストが加わる。初役に挑むのはリーズに阿部裕恵と、主役デビューの西山珠里、コーラスに水井駿介、アランに濱田雄冴、シモーヌに菊地研。
阿部裕恵
西山珠里
水井駿介
濱田雄冴
菊地研
また、これまでの上演で高評を得ている中川郁、清瀧千晴、保坂アントン慶、細野生、元吉優哉もそれぞれの役柄をさらに磨き上げ、どの上演回も見逃せない競演を繰り広げる。
中川郁
清瀧千晴
保坂アントン慶
細野生
元吉優哉
個性豊かな登場人物たちを慈しむストーリーと心に響く美しいメロディー、そしてアイデアに富んだ驚きの演出。バレエでこそ伝えられる感動が詰まった珠玉の作品を体験してみてはいかがだろうか。
牧阿佐美バレヱ団 2021年6月公演「リーズの結婚」P.V.
公演情報
会場:新国立劇場 中劇場
◼出演者:
リーズ 阿部裕恵(26日14:00) 中川郁(26日18:30) 西山珠里(27日)
コーラス 清瀧千晴(26日14:00) 元吉優哉(26日18:30) 水井駿介(27日)
アラン 細野生(26日14:00、18:30) 濱田雄冴(27日)
シモーヌ 保坂アントン慶(26日14:00、18:30) 菊地研(27日)
◼管弦楽:東京オーケストラMIRAI
◼演出・振付:サー・フレデリック・アシュトン
◼原作:ジャン・ドーベルヴァル
◼作曲:フェルディナン・エロール
◼脚色・編曲:ジョン・ランチベリー
◼美術:オズバート・ランカスター
◼芸術監督:三谷恭三
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*4歳未満のお子様のご入場はご遠慮ください。お子様の
◼後援:一般社団法人日本バレエ団連盟
◼助成:文化庁文化芸術振興費補助金