セカオワFukaseの初“殺人鬼”演技を約2分にわたって公開 菅田将暉主演の映画『キャラクター』本編映像
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6月11日公開の映画『キャラクター』から、Fukase(SEKAI NO OWARI)の初演技を収めた本編映像が解禁された。
『キャラクター』は、『20世紀少年』『MASTERキートン』などの共同制作者・長崎尚志氏が原案・脚本を手がけるオリジナル映画。売れない漫画家が第一発見者として殺人事件を目撃したことをきっかけに、運命を狂わされる姿を描いたサスペンス作品だ。主人公の山城圭吾を演じるのは、菅田将暉。山城はお人好しな性格で、人の悪を描けず苦悩する漫画家。スケッチに向かった先で一家殺害の現場を目撃するが、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をついてしまう。さらに、犯人をモチーフにサスペンス漫画を描き始めると、作品は大ヒット。しかし、その後同漫画を模した殺人事件が次々と発生したことで、彼の運命が狂い始める。山城の運命を狂わせる殺人鬼・両角役で、SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseが共演。Fukaseは、本作で俳優デビューを果たすことになる。そのほか、小栗旬、高畑充希、中村獅童らが出演し、『世界から猫が消えたなら』や『帝一の國』などの永井聡監督がメガホンをとっている。
Fukaseは、本作で殺人鬼“両角を演じるにあたり、約1年半ワークショップに通い、演技の勉強を重ねてきたという。解禁された映像は、そんなFukaseが劇中でも、撮影現場としても、初めてセリフを発するシーンだ。両角は、神出鬼没での殺人鬼で、犯行の目的や身元など全てが謎に包まれたキャラクター。リアルな悪役が描けずに苦悩する漫画家・山城(菅田将暉)と犯行後に事件現場で遭遇することに。その顔を見た山城が、両角を基に殺人鬼を主人公にした漫画を描いたことをきっかけに、両角の行動はエスカレート。山城の前に突然現れ、漫画で描いた事件を自らがリアルに再現したと告げたり、山城の漫画を自身との‟共作”と言い出すなど、暴走していくという。
映像では、両角が、そばを通り抜けた車の運転席の男性に「大丈夫ですか?」と声をかけられ、笑みを浮かべながら「大丈夫じゃないです」と答えたり、人の話を遮るように「乗せてもらっていいですか?」と頼む姿が収められている。さらに、車に乗り込み、漫画雑誌『ライジングサン』を読む男の子に、連載中の『34(さんじゅうし)』に登場する殺人鬼ダガーと自分が似ていないかを問いかけ、「ザクッ!ビシャッ!ギャアァ!って感じで……」と擬音語を使ってダガーのカッコよさをアピールし、恍惚とした表情を見せている。
『キャラクター』は6月11日(金)ロードショー。