ピアニスト、アリス=紗良・オットの3年振りのニュー・アルバム『Echoes Of Life』が発売決定
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ニュー・アルバム『Echoes Of Life』ジャケット
ピアニスト、アリス=紗良・オットが、3年振り10枚目となるニュー・アルバム『Echoes Of Life』を2021年8月6日(水)に発売することが発表された。新作では、独自の視点からショパンの傑作『24の前奏曲 作品28』に取り組み、さらに、この曲集の合間に自身が影響を受けた7つの現代作品を「間奏曲」のように挿入することで、個性的なストーリーを展開している。
組み合わせられている現代作品は、盟友トリスターノがバッハの前奏曲をベースにこのアルバムのために書き下ろした〈イン・ザ・ビギニング・ワズ〉に始まり、ジェルジュ・リゲティ、ニーノ・ロータ、チリー・ゴンザレス、武満徹、アルヴォ・ペルトの作品など、ジャンルも幅広い。これらはそれぞれオットの人生に強い結びつきを持った曲で、ショパンの前奏曲の中にあっても絶妙のマッチングを示し、さらにショパンの現代性を浮き彫りにする。そして、最後はモーツァルトの死によって未完となったレクイエムのラクリモーサを元に、オットが作曲した美しい〈ララバイ・トゥ・エターニティ〉で「人生への永遠の問いかけ」を投げかけてアルバムは閉じられる。
アリス=紗良・オット (C)Pascal Albandopulos for DG
オットは、「今回の作品は私の人生を反映しています。一歩が次の一歩につながり、あるときは速く、あるときは遅く、あるときは円を描くように歩き、あるときは行き止まりに直面して引き返さなければなりません。つまり、すべての瞬間が何らかの形でつながっているのです。最初にこのアルバムのコンセプトを考えていたときには、音楽が私にとってこんなにも感情的な意味を持つとは予想していませんでした……全体を通して初めて聴いたとき、ショパンの前奏曲がいかに現代的で、挑発的で、時代を超越しているかを、現代の作品が裏付けていることに気づきました」 と語っている。
なお、本日6月11日(金)、アルバムから前奏曲第15番《雨だれ》のデジタル先行配信がスタートしている。
リリース情報
フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
3.第2番 イ短調
4.第3番 ト長調
5.第4番 ホ短調
インファント・レベリオン
フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
8.第6番 ロ短調
9.第7番 イ長調
10.第8番 嬰ヘ短調
11.第9番 ホ長調
ウェン・ザ・グラス・ワズ・グリーナー
フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
14.第11番 ロ長調
15.第12番 嬰ト短調
16.第13番 嬰へ長調
17.第14番 変ホ短調
18.第15番 変ニ長調 《雨だれ》
ノー・ロードマップ・トゥ・アダルトフッド
フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
21.第17番 変イ長調
22.第18番 ヘ短調
アイデンティティ
フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
25.第20番 ハ短調
ア・パス・トゥ・ウェア
フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
28.第22番 ト短調
29.第23番 ヘ長調
30.第24番 ニ短調
ララバイ・トゥ・エターニティ
モーツァルトの レクイエム ニ短調 K.626から ラクリモーサの断片による