フルオーディション企画第二弾『反応工程』が開幕 舞台写真&演出の千葉哲也、出演の久保田響介よりコメントが到着
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(左から) 天野はな、久保田響介 撮影:宮川舞子
2021年7月12日(月)新国立劇場 小劇場にて、演劇『反応工程』が開幕した。本作の舞台写真、演出家&出演者のコメントが到着したので紹介する。
フルオーディション企画とは、小川絵梨子が新国立劇場の芸術監督就任の際に掲げた支柱のひとつ。「演劇システムの実験と開拓」として、毎シーズンに一本、全キャストをオーディションで選考し、作り手が新しい俳優と、俳優が新しい演出家と、劇場が新しい作り手たちと出会い、作品を立ち上げていくというもの。
(左から)有福正志、久保田響介 撮影:宮川舞子
本企画の第二弾として選ばれたのは、劇作家・宮本研が自身の経験をもとに、終戦前夜の軍需工場で生きる人々を鮮やかに描いた物語。演出には、俳優としても演出家としても新国立劇場で多くの作品に携わってきた千葉哲也を迎え、2018年10月末より12月中旬まで6週間に及ぶオーディションを開催した。多数の応募者の中から、天野はな、有福正志 神農直隆、河原翔太、久保田響介、清水 優、神保良介、高橋ひろし、田尻咲良、内藤栄一、奈良原大泰、平尾 仁、八頭司悠友、若杉宏二の14人の俳優が出演する。
(左から)久保田響介、神農直隆 撮影:宮川舞子
なお本作は、2020年4月上演予定をしていたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発令のため、公演中止に。だが、新国立劇場は調整をかさね、全キャスト、全スタッフが再集結し、25日(日)まで上演される。
演出:千葉哲也 コメント
『反応工程』無事に……460日遅れにて初蔵出しの初日開幕となりました。幕が開けられた喜びと奇跡、そして50%制限とは言え、今日の初日の公演に沢山のお客様に来場していただけた事への感謝……これからのカンパニーの勇気とエネルギーになります。本当にありがとうございます!
出演:久保田響介 コメント
この一年半、観て頂ける方があってこその演劇なんだと改めて痛感しました。何かと気のおけない状況ではありますが、だからこそ観に来て下さるお客様に劇場での時間を空間を、最大限体感して楽しんで頂けるように皆んなで全力でこの作品に取り組んでいきたいと思います。
公演情報
会場:新国立劇場 小劇場
演出:千葉哲也
芸術監督:小川絵梨子
料金(税込):A席6,600円 B席3,300円