劇団昴がマクフィアソンの戯曲『The Weir─堰─』を上演
-
ポスト -
シェア - 送る
劇団昴は、アイルランドの劇作家コナー・マクフィアソンの戯曲『The Weir─堰─』を、2021年9月10日(金)~26日(日)、東京・板橋区大山のPit 昴にて上演する(演出:小笠原響)。
『The Weir─堰─』は1997年ロンドンで初演、1999年オリビエ賞最優秀プレイ賞を受賞するなど高い評価を受け。2000年まで英米でロングランを続けた。過去、日本において本作は、三軒茶屋・シアタートラム ドラマリーディング(1999年/訳・小宮山智津子/演出・山元清多)や文学座アトリエの会(2000年上演/訳・鴇澤真由子/演出・鵜山仁)等、何度か上演されてきた。劇団昴は当初、昨年2020年6月に本作を上演する予定だったが、コロナ禍による延期を経て、このほどようやく上演のはこびとなった。昴にとっては、2021年初の劇団公演となる。
アイルランドの片田舎にある小さな Bar。夜な夜なその止まり木にとまる男たち。ある日ダブリンからこの町に越して来た女がやってくる。小さなBarに風が吹き、暖炉がぼんやりと夜のとばりを照らす頃、男たちは時の記憶を手繰り寄せ、埋もれた日々を語り始める。4人の男、そしてひとりの女と妖精たち。今夜も人々の物語が紡がれていく……。
話好きなアイルランド人の気質を色濃く映しながら、彼らの心に堰き止められてきた思いが語り合われ、優しさと温もりが生まれる、そんな1時間30分の珠玉の名作だ。
演出の小笠原響は、翻訳劇を含め近年数々の作品を手掛け評価を得ている。出演は、劇団の今後を担う俳優5人、永井誠・平林弘太朗・岩田翼・髙草量平・あんどうさくら。板橋の小さな空間でじっくりと劇の妙味を味わいたい。
写真左上・永井誠、右上・岩田翼/中左・髙草量平、中右・あんどうさくら/下左・平林弘太朗
公演情報
■訳:小宮山智津子
■演出:小笠原響
■出演:永井誠/平林弘太朗/岩田翼/髙草量平/あんどうさくら
■美術:松岡泉
■照明:阿部康子
■衣裳:萩野緑
■音響:藤平美保子
■舞台監督:三輪学
■絵:北沢夕芸
■制作:劇団昴
■会場:Pit 昴 [サイスタジオ大山第一]
東京都板橋区大山東町19-1 ラ・アクシオン地下
※開場は開演の30分前、上演時間は休憩無し、約1時間30分を予定しています。
※劇場内でのマスクの着用、手指の消毒、入場時の検温等の感染対策を行います。
一般/4,500 円 U24(24 歳以下の方)・学生/2,800 円
※U24(24 歳以下の方)・学生=来場時に年齢を証明できるもの、学生証をご提示ください。
■劇団昴ホームページ:https://www.theatercompany-subaru.com/