劇団昴が『クリスマス・キャロル』上演、スクルージ役は宮本充

2021.11.12
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劇団昴は2021年12月2日(木)~12日(日)、東京・座・高円寺1にてチャールズ・ディケンズ原作の『クリスマス・キャロル』を上演する(脚色:ジョン・モーティマー、訳:石川麻衣、演出:河田園子)。

『クリスマス・キャロル』は、19世紀英国の文豪チャールズ・ディケンズ(1812~1870)がクリスマスをテーマに編んだ5つの物語「クリスマス・ブックス」の一作目として誕生。クリスマスの物語としては最も有名な作品のひとつで、「オリバー・ツイスト」等と共にディケンズを世界的に知らしめた作品でもある。

劇団昴では 1991年より本邦初演し、以来配役を変えながらこの作品を上演し続けてきた。最後に上演した 2010年から11年の歳月を経て再び劇団でこの作品に挑む。昴にはこれまでにスクルージを演じてきた俳優が6人いたが、今回の宮本充で7人目となる。演出はこの作品の演出が二度目の河田園子。大きな作品ながら、この作品を愛する観客、そして昴の劇団員の声に応え、戻ってきた。

宮本充

今年(2021年)は「オリバー・ツイスト」を原作とするミュージカル『オリバー!』や、「クリスマス・キャロル」を題材にした『パ・ラパパンパン』が上演されるなど、演劇界にはちょっとしたディケンズ旋風が吹いている。その締め括りとして、昴の『クリスマス・キャロル』を鑑賞するのも一興だろう。
 

<STORY>クリスマス・イブの夜、けちで頑固、偏屈な老人スクルージは死んだ同僚のマーレイの幽霊、過去・現在・未来 のクリスマスの霊たちに導かれ、時空を超えて不思議な時間を過ごす。彼がそこに見たものは孤独だった少年時代、温かな家族の営み、そして未来に待つ怖ろしい光景。すべての時間が過ぎた朝、スクルージの心にあたたかな光が差し込む。
 
 

公演情報

劇団昴公演『クリスマス・キャロル』
 
■原作:チャールズ・ディケンズ
■脚色:ジョン・モーティマー
■訳:石川麻衣
■演出:河田園子

 
■出演
スクルージ=宮本充
ボブ・クラチット=田徳真尚
マーレイ=三輪学
フレッド/青年スクルージ=加賀谷崇文
第一の精霊=笹井達規
第二の精霊=米倉紀之子
クラチット夫人=市川奈央子
フェジウィッグ/第三の精霊=山口研志
ベル/フレッド夫人=舞山裕子
マーサ/フレッド夫人の妹=新藤真耶
トッパー/ディック=矢﨑和哉
少年スクルージ=洲本大輔
ファン/ベリンダ=西岡萌絵
少年/ピーター=上林未菜美
進行役=伊藤和晃/牛山茂/林佳代子
ティム、他=張 适(客演・児童劇団「大きな夢」)

 
■STAFF
音楽:上田亨
美術:根来美咲
照明:古宮俊昭
衣裳:仲村祐妃子
音響:藤平美保子
歌唱指導:片桐雅子
振付:スズキ拓朗(CHAiroiPLIN)
演出助手/舞台監督:道場禎一
絵:堀内恭司
制作:劇団昴

 
■日程:2021年12月2日(木)~12日(日)
■会場:座・高円寺1
■公式サイト:https://www.theatercompany-subaru.com/