ウィーン国立歌劇場が日本初の劇場公開 世界最高峰の歌姫アンナ・ネトレプコによる名作『トスカ』が10月より全国順次公開 

2021.8.19
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『ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA〈トスカ〉』

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世界三大歌劇場の一つであるウィーン国立歌劇場にて行われた名作『トスカ』が、『ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA〈トスカ〉』(原題:TOSCA)として、2021年10月1日(金)より東劇、新宿ピカデリーほか全国順次公開されることが決定した。

スカラ座、メトロポリタン歌劇場と共に、世界三大オペラ座の一つである、ウィーン国立歌劇場。世界でも最大のレパートリーを誇り、9月から6月のシーズン中は、50以上の演目が毎日日替わりで行われ、その数は300回を越える。世界最高峰の歌劇場として、揺るぎない名声を誇るオペラの殿堂が今回、日本の映画館に待望の初上陸となる。

演目は、2020年12月に上演された『トスカ』。作曲家プッチーニの大傑作であり、同劇場で600回以上、上演されている不朽の名作である。主演のトスカを演じたのは、オペラ界の女王、アンナ・ネトレプコ。嫉妬深く、感情豊かなトスカを熱演し、名曲「歌に生き、恋に生き」では、圧倒的な演技力と歌声を、劇場に轟かせた。トスカの恋人役のカヴァラドッシ役には、ネトレプコの実の夫でもあるユシフ・エイヴァゾフ。トスカと違い、気弱で繊細な役を好演し、終盤の見どころである名アリア「星は光りぬ」 では、悲壮感に満ちた見事な歌声を響かせた。ネトレプコとエイヴァゾフによる、ぴったりと息の合った二重奏にも注目だ。

今回公開されたポスターは、トスカを演じた女王ネトレプコを堂々とセンターに、ウィーン国立歌劇場のコピーを大きく配置し、オペラの殿堂にふさわしい、荘厳な印象を与える内容となっている。予告編は、名曲「歌に生き、恋に生き」をたっぷりと聴かせ、トスカのストーリーに合った、美しくも切ない内容となっている。

アンナ・ネトレプコ プロフィール

世界最高峰のソプラノオペラ歌手。圧倒的な歌唱力と美しさで、「歌う女優」とも称される。サンクトペテルブルク在学中に、マリインスキー劇場に入団。翌年『フィガロの結婚』のスザンナ役でデビューする。95年にサンフランシスコ歌劇場にて、米国進出。翌年『カルメン』で初来日公演を行う。同じ年にBBCデビューも果たし、以降、各国の主要な歌劇場で活躍する。その実力は、「タイム」誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」にクラシックの音楽家として初めて選出されるほど。特に出身国ロシアでは、2004年にロシア国家賞を受賞、2014年にはソチオリンピックの開会式でオリンピック賛歌を独唱するなど、国民的な人気を誇る。

上映情報

『ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA〈トスカ〉』
 
出演:<トスカ>アンナ・ネトレプコ <カヴァラドッシ>ユシフ・エイヴァゾフ <スカルピア>ヴォルフガング・コッホ
演出:マルガレーテ・ヴァルマン 指揮: ベルトラン・ド・ビリー 演奏: ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 会場:ウィーン国立歌劇場
原題: TOSCA/2020年/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/132分/イタリア語/字幕翻訳: 古田由紀子
提供:dbi inc. 配給協力:朝日新聞社 配給:ギャガ ©Wiener Staatsoper / Michael Pöhn
gaga.ne.jp/tosca/
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