稲葉友、初主演の長編映画でラップ&ピアノを披露 熊坂出監督『恋い焦れ歌え』が2022年に劇場公開へ
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(C)2021「恋い焦れ歌え」製作委員会
映画『恋い焦れ歌え』が2022年春に劇場公開を予定していることがわかった。
『恋い焦れ歌え』は、『春待つ僕ら』や『HiGH&LOW』シリーズなどで知られる俳優・稲葉友が長編映画初主演を果たした作品。『パーク アンド ラブホテル』で日本人としては初めてベルリン国際映画祭・最優秀新人作品賞に輝いた熊坂出監督の最新作だ。稲葉と熊坂監督は、本作で初タッグを組むことになる。
稲葉が演じるのは、清廉潔白な32歳の小学校臨時教員・桐谷仁。正教員を目指してかれ10年になり、同い年の妻との関係も良好。川崎の小学校に臨時教師として赴任し、プライベートも仕事も充実した日々を過ごしていた。しかし、ある夜の絶望的な事件により、人生が一変する。そんな桐谷の前に、謎の男が姿を現す。
(C)2021「恋い焦れ歌え」製作委員会
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(C)2021「恋い焦れ歌え」製作委員会
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なお、稲葉は劇中でラップとピアノも初披露。ピアノは幼少時に習っていたものの、今回のために練習を重ねたという。ラップ監修は、『戦極 MC BATTLE』『フリースタイルダンジョン』への出演でも知られるハハノシキュウが担当している。
主演の稲葉、熊坂監督のコメントは以下の通り。
稲葉友
脚本を初めて読んだ時、生々しく力強い物語に強烈に惹かれ、同時にこの作品の世界へ桐谷仁として飛び込む期待と怖さが膨らんでいきました。しかし熊坂監督やスタッフさんたち、共演する俳優部の皆さんとお会いしてコミュニケーションを取らせていただく中で、丸裸になり自分の全てを懸けて臨もうと思えました。絶望も希望も憎悪も愛も、真っ向から描いた作品です。是非とも映画館で目撃してください。
熊坂出(監督)
稲葉友さんは、ある種の象徴として捉われかねない仁という役を、世界中の傷だらけになった人達に対して最大の誠実さを持って背負ってくださいました。この映画は、社会制度によって肥大化してしまった自尊心や「絶望的な出来事」によってひどく傷つけられた肉体や精神を、様々な力を借りて回復し、そして成熟に至ろうともがく人達の物語です。しかし、深刻は敵だという軽やかな態度で、人の心の深い場所に届く娯楽映画を目指して創作中です。どうぞお楽しみに。
映画『恋い焦れ歌え』は2022年春公開予定。