なだぎ武、マスク姿の滝川広大バットマンを絶賛「ニンジャバットマン ザ・ショー」完成披露記者会見

11月6日から11月30日まで東京・池袋TheaterMixaにて上演される「ニンジャバットマン ザ・ショー」の完成披露記者会見が、9月18日【バットマンの日】に開催され、滝川広大、なだぎ武、安納サオリ、室田瑞希が登壇。司会はアメキャラ系ライターの杉山すぴ豊が務めた。

主人公バットマン役の滝川は「この衣装を着ただけで誰でも倒せる気になります」とニッコリ。口元しか見えない衣装ではあるものの、「かっこよさは十分に伝わってきます。マスクをつけてもこれだけかっこいい。それが、キャスティングの決め手じゃない？」と宿敵・ジョーカー役を務めるなだぎが絶賛。圧迫感のある衣装だと滝川が明かすとなだぎが「11月の上演でよかったです。これ、夏だったら開始10分でしんどくなっていたかも」とコメント。

続けて「上映時間が長いのでちょっとしんどそうだけど、どうにかして乗り切りたいと思います」と笑顔で語った。キャットウーマン役の安納は「記者会見前に1試合、終えてから参加しています」とプロレスの試合後の参加であることを明かし、「ショーでは安全に激しいアクションをお見せしたいと思います」と意気込む。稽古が楽しみだというハーレイ・クイン役の室田は「ハーレイの衣装のイメージは赤と青だったのですが、ニンジャバットマンの世界では、こんなに和風になるんだと、ちょっと不思議な気持ちになりました」と自身と出演者の衣装をマジマジと見つめながら、ニンジャバットマンの世界感に浸っている様子を見せた。

今回はのショーは「夜-YORU-」「黒-KURO」「闇-YAMI-」「影-KAGE」、4つの出演チームが出演する。「夜-YORU-」チームとしての意気込みを訊かれたなだぎは「バットマンはジョーカーごとに個性があってOKな作品。滝川くんにはカッコイイを、安納さんにはセクシーを、室田さんにはかわいいを担当してもらって。僕がいるからこのチームが一番コメディ寄りになると思っています。笑えるチームになるといいな。ジョーカーのモデルは『笑う男』ですから、笑いを大事にしていきたいと思います」とアメコミ好きのなだぎらしい情報も盛り込みつつ、気合を入れていた。

安納は「みんなで集まったのは初めてなのに、10分くらい話しただけで楽しい気持ちになりました。観ている方たちに、私たちの楽しさが届くといいなと思います。なだぎさんにひっぱっていってもらって、がんばります」と笑顔を浮かべた。

役作りについて訊かれた滝川は「プレイボーイで、ヒーロー。僕とは共通点があまりないキャラクターですが、4チームあるので、それぞれのバットマンがいていいと思います。自分なりのバットマンを出していければという気持ちです」と語る。なだぎは「ニンジャバットマンのジョーカーは首が細いんです。なので、極力首の筋肉を使わないように過ごしました」と明かし、笑いを誘う。

安納は「体幹を鍛えています。今ままでも鍛えていますが、これからどんどん鍛え抜いていくつもりです」と力強く語った。室田は「稽古前に『ニンジャバットマン』を何度も観て、の表情を研究しました」と役へのアプローチを振り返った。なだぎはキャスト陣のビジュアルを見つめながら、「ジェームズ・ガン監督が今日の会見で僕たちの姿を見たら、次の『スーサイド・スクワッド』になんて声がかかるかも！」と期待しながらコメントする場面もあった。

ショーの見どころについて滝川は「見どころ、たくさんあります。バットマンとジョーカーの熱い戦いの行方を見守ってほしいです」と呼びかけ、「マスクを外すかどうかはお楽しみに！」とニヤリ。なだぎは「バットマンは、ヴィランがどれだけ活躍するかがポイントです。（盛り上がるように）引っ掻き回してやりたいと思っています」と何か企むような、ちょっぴり悪い表情を浮かべていた。

安納はハーレイと戦うことが多いに触れ「ただ、室田さんが可愛くて戦いにくいのですが、（勝つべく）今のうちから気持ちを作っていかなければいけないと思っています」と気合十分。室田は「アクションの経験がなく、特に今回のように、武器を使ったアクションは初めてです。ジョーカーとの絡みも含めて、注目してほしいポイントがいっぱいです」とアピールした。

役との共通点について話が及ぶと、なだぎが室田に向かって「案外、小悪魔なんじゃないの〜？　小悪魔なんでしょ〜？」とツッコむ場面も。室田は「先ほども、安納さんが可愛くて、とおっしゃってくれたのですが、子どもっぽく見られることが多いので、ハーレイのように小悪魔目指してがんばります！」と宣言。安納が「自分とは正反対なので……」とコメントしたところで、キャスト陣から「いやいやいや」とツッコミが入ると、「プロレスでは鞭を振り回して戦っているので、ショーの中でもガンガン戦っていきたいと思います」と笑顔を浮かべる。

滝川は「僕にはヒーロー感もなく、プレイボーイでもないので……」と答えると、なだぎが「そんなことはない！　今日、キャストの中で唯一、差し入れをしてくれました。さすがだと思いました。バットマン、いやブルース・ウェインは、さすが金持ってるなって（笑）」と明かすと、安納、室田も「ごちそうさまでした」と改めてお礼をしていた。ロビンの出演はあるのかという質問には滝川は「めちゃくちゃ出ます、マジで活躍します」と強調していた。

最後の挨拶で滝川は、「何年も前から決まっていた企画が、コロナ禍で延期、延期を繰り返してきました。ようやく上演となります。このご時世だからこそ、自分たちの想いや熱さが伝わるといいなと持っています。最後まで走り抜けたいです！」と力強く語る。なだぎは「バットマンに初めて触れる方でも楽しめます。気軽に観にきてください」と呼びかけ、安納は「世界中から愛される『ニンジャバットマン』が、もっともっと愛してもらえるように、刺激的な作品を届けたいと思っています」と微笑み、室田は「誰でも楽しめる作品です。私自身、稽古を観ながらワクワクしています。夜チームはもちろん、他のチームのショーも楽しんでください」とアピールし、会見は終了した。

取材・文=タナカシノブ