俳優・映画監督の上西雄大が主宰する映像劇団テンアンツが舞台『ヌーのコインロッカーは使用禁止』を上演
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舞台『ヌーのコインロッカーは使用禁止』
世界中の映画祭で感動の嵐を巻き起こし、今もなお国内上映が続く映画『ひとくず』の監督・主演を務めた上西雄大が主宰する映像劇団テンアンツ第47回公演(第6回東京公演)舞台『ヌーのコインロッカーは使用禁止』が、2021年10月8日(金)~ 17日(日) 下北沢「劇」小劇場にて上演される 。
発達障害のヌーは、生まれてすぐ母親からコインロッカーに捨てられた過去をもつ。自分と母を繋ぐ唯一無二のコインロッカーを守ることは、彼女にとって大切な日課だった。そんなヌーは絵を描くことが大好きで、いつもスケッチブックを手に歩いていた。ある日、刑務所から出所した男・黒迫と出会う。黒迫が気まぐれにヌーの絵をSNSにアップしたところ評判となり絵を高値で売ろうとするが、ヌーの純心さに触れ、親交を深めていく。そんな折、ヌーが病気で倒れてしまう…。
発達障害の話に感銘を受けた上西が脚本を書きあげた本作は、映画企画としてスタートし、同時に舞台も制作され、一足先に2018年に初上演 された作品。今回はその再演となる。(映画『ヌーのコインロッカーは使用禁止』は 2022年ユーロスペース、第七藝術劇場ほか全国順次ロードショー)
主人公 ・ヌーを映画『ひとくず』で注目された徳竹未夏と古川藍がW主演を務め、黒迫を上西が演じる 。
上西雄大
徳竹未夏
古川藍
上西演出は、リアクションにリアクションで応じる手法。同じ台本、同じセリフだが、二人がそれぞれのヌーを演じることにより、まったく違う舞台として楽しめる。
上西は「発達障害の方々は様々なタイプの方がいらっしゃいますが、二人のヌーの中身の年齢が違う。徳竹が演じるヌーは現実的でリアリティのある表現をしてくる。また古川は発達障害の中でも知能障害が強く無邪気で、徳竹のヌーより子供っぽさがある。それぞれのヌーに黒迫として関わるが、どちらも泣けてくるんです」と話す。
笑いあり、涙あり、上西流大阪人情劇。作・演出は上西が手掛ける。
徳竹未夏、上西雄大、古川藍
公演情報
(上西監督新作映画「西成ゴローの四億円」鑑賞券付き)