江戸川乱歩の夢幻的世界を「朗読」と「演劇」で綴る新解釈版『人間椅子』をオンラインで配信

2021.10.4
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オンラインドラマシアター  (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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株式会社バンダイナムコエンターテインメントが、江戸川乱歩短編小説によるアレンジ新作『人間椅子』を配信することを発表した。

本作は、2019年に好評を博したオリジナル朗読劇プロジェクト・ライブドラマシアターから生まれた「オンラインドラマシアター」、『走れメロスとセリヌンティウス』、現在配信中の『星の王子さまともう一人の僕』の2作に続く、最新作。今までの作品と大きく変わり、耳だけでなく視覚的にも楽しめる、いつでもどこでも手軽に堪能できる「朗読+演劇+映像」をコンセプトに行われる。

 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

本公演は、時代劇からミュージカル、2.5次元舞台といったあらゆるジャンルを網羅する一方、NHK語学番組の原案・原作など、多方面で活動の幅を広げている。斎藤栄作が本作の脚色・演出を担当。また、劇伴作家としての読解力の高さは演出家やアーティストから絶大な信頼を寄せられており、舞台音楽やミュージカルを中心にテレビドラマ・映像作品・アーティストへの楽曲提供等、数多くのプロジェクトを手がける和田俊輔が本作のメインテーマ曲を担当する。

スタジオ背景  (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

さらに、本公演はバンダイナムコエンターテインメントが今年5月にオープンした「MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)」にて収録。「MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)」は、巨大且つ高画質なLEDディスプレイを4面常設した最先端の配信・収録スタジオとなり、本公演は本スタジオ初となる「朗読+演劇」コンテンツとなる。

壁と床の4面全てがLEDで囲まれ、壁面には4K対応の高精細2.6mmピッチLEDを使用することで、舞台セット設置せずに作品の世界観をリアルに再現している。

スタジオ背景  (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

スタジオ背景  (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

本編は人気実力派俳優2名による、朗読をメインとする『~玉簡朗読編(ぎょっかんろうどくへん)~』と演劇をメインとする『~書生怪奇譚(しょせいかいきたん)~』の2作品を同時に展開。2作とも「人間椅子」を題材にしているが、内容も結末も全く違うものとなり、「朗読」と「演劇」それぞれで異なる体験を与える作品となっているとのこと。なお、本作は「オンラインドラマシアター」として初の俳優起用となる。気になる出演者情報は後日発表予定だそうなので、楽しみにしよう。

『~玉簡朗読編(ぎょっかんろうどくへん)~』ディザービジュアル  (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

『~書生怪奇譚(しょせいかいきたん)~』ディザービジュアル  (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 
【『~玉簡朗読編(ぎょっかんろうどくへん)~』あらすじ】
外務省書記官を夫にもつ佳子は売れっ子の小説家。一日の始まりは、お気に入りの椅子に腰掛け、信望者達からの恋文を読む事と決まっている。ある日のこと、いつもの様に送られてきた玉簡を整理していると、1通の原稿らしき封書を発見した。それは、容姿の醜い「椅子職人」による、世に奇妙な告白文だった。何気なく読み進めるうちに、佳子は徐々にその気味の悪い内容に惹き込まれ、戦慄を覚える。そしてさらなる悍ましい結末が待ち構えていた。

 

【『~書生怪奇譚(しょせいかいきたん)~』あらすじ】
美しき閨秀作家の元で居候する2人の書生。女主人に取り入ろうと、何かと競い合いながらも、他のライバルを寄せつけない点に於いては協力関係にあった。ある日のこと、1人の書生が部屋に手紙を届けると、女主人は留守で、もう1人の書生が他の信望者から恋文を読み漁っていた。背徳感を感じつつも、一緒に読み始める2人。だがそれは女主人への単純な恋文ではなかった。2人は衝撃の事実を知り恐怖に慄く。そして――

 

配信情報

オンラインドラマシアター『人間椅子』
『~玉簡朗読編~』・『~書生怪奇譚~』
 
 
脚色・演出:斎藤栄作
メインテーマ曲:和田俊輔

主催:株式会社バンダイナムコエンターテインメント
 
※配信内容は予告なく変更及び中止となる可能性があります。
※公演についての詳細は公式サイトをご覧ください。
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