三浦透子が衝撃の一人芝居に挑む 話題作『プライマ・フェイシィ ー私の声を聞いてー』東京 ザ・スズナリでいよいよ開幕
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『プライマ・フェイシィ ー私の声を聞いてー』三浦透子 撮影:宮川舞子
数多くの映画、ドラマ、舞台、音楽分野で多才な活躍を続け、高い評価を得てきた三浦透子。
最近では、Netflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』での島倉千代子役や、ドラマ『銀河の一票』での圧巻の演技で大きな注目を浴びている。その三浦が、3作目の顔合せとなる栗山民也演出の下、初の一人芝居に挑むシス・カンパニー公演『プライマ・フェイシィ ー私の声を聞いてー』が、2026年7月1日(水)に東京・ザ・スズナリにて開幕した。
本作は、オーストラリア出身で弁護士として活躍していた経歴を持つ劇作家スージー・ミラーが2019年に発表した作品。発表以来、欧米のみならずアジアなど世界各国の実力ある俳優たちが体当たりで取り組んできた、世界を席巻する話題の一人芝居が遂に日本初上陸を果たす。
タイトルの「プライマ・フェイシィ(Prima Facie)」とはラテン語に由来し、「一応の事実」「反証がない限りの有力な証拠」という意味合いを持つ法律用語である。物語は、英国の法廷および司法制度を背景に展開していく。伝統的に、英国の刑事裁判では多くの場合、裁判官や法廷弁護士は馬の毛で作られたカツラとシルクの黒い法衣を着用して裁判に臨むが、本作のビジュアルにもある通り、三浦が演じるのはまさにその法廷弁護士テッサ・エンスラーだ。
テッサは法制度を心から信じ、そこで勝利を貪欲に、そして野心的に追い求めてきた気鋭の弁護士。しかし、ある日突然、一夜にして性暴力事件の被害者という一転した立場に立たされてしまう。そこで自分が信じてきた法制度が、いかに被害者を追い詰め、傷つけるものなのかを容赦なく突きつけられることとなる。
極限の感情の渦の中、自分の内なる「声」に向き合い、彼女が追い求め、闘おうとしているものは何なのか。そして、彼女が選んだ道とは―― 。主人公の思いが観る者の胸を撃ち抜く、革新的な一人芝居が濃密な空間で繰り広げられる。
『プライマ・フェイシィ ー私の声を聞いてー』三浦透子 撮影:宮川舞子
演出・栗山民也との豊かな稽古期間を経て自身にとって初めての一人芝居、そして本作の日本初演に挑む三浦は、当初から「日本で初めて上演するにあたり、私にお声がけいただいたこと、この作品を届ける立場に立てたことが純粋に嬉しかった」と作品への熱い思いを明かしていた。
『ロスメルスホルム』(2023年)、『星の降る時』(2025年)に続き、3度目の顔合せとなる演出の栗山との稽古について、三浦は以下のように振り返っている。
「フラットに、かつ柔軟な心で稽古場に臨んで、まずは言われたことを受け止めてやってみることで、新たな発見が生まれてくる。そんな豊かな時間を過ごしています」
稽古初日には栗山から「透子は心と身体の健康だけは守り抜いてほしい」と声をかけられたことも明かしているが、充実の稽古期間を経て、いよいよザ・スズナリの舞台に立つ瞬間を迎えた。「真摯に誠実に物語を届ける大切さ」を胸に、三浦の力強く真っすぐな眼差しが劇場で何を届けるのか、期待が高まる。
『プライマ・フェイシィ ー私の声を聞いてー』三浦透子 撮影:宮川舞子
作者のスージー・ミラーは、弁護士や人権活動家としての勤務経験を持ち、自身の経験に基づいた社会派の戯曲を次々と発表してきた劇作家・脚本家だ。
彼女を世界的な名声に導いた本作『プライマ・フェイシィ』は、2022年に英国ロンドン・ウエストエンドに進出し、2023年のローレンス・オリヴィエ賞最優秀新作戯曲賞を獲得。ロンドンおよび2023年のニューヨーク・ブロードウェイ公演で主演を務めたジョディ・カマーは、同作でオリヴィエ賞とトニー賞の最優秀女優賞をダブル受賞する快挙を成し遂げた。
性的暴行を受けた女性たちが法廷でどのような扱いを受け、司法制度の限界に直面する姿をリアルに取り上げた本作は、観客、法曹界の女性、政治家、メディアに熱狂的に受け入れられ、現在は30に近い海外言語に翻訳されて各国で上演が広がっている 。
さらにスージー自身の手による小説化や、シンシア・エリヴォ主演による映画化の撮影も終了しており、まさにいま世界中で注目されている話題作である 。
東京公演は7月26日(日)まで下北沢・ザ・スズナリにて上演され、その後、群馬・福島・茨城・大阪・兵庫の5都市を巡る全国ツアーが予定されている 。極限の感情を劇場で同時に体験し、その衝撃を目撃・体感してほしい 。
舞台写真撮影:宮川舞子
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公演情報
シス・カンパニー公演 『プライマ・フェイシィ 私の声を聞いてー』
■演出:栗山民也
■出演:三浦透子
■作:スージー・ミラー
■翻訳:徐賀世子
■日程:2026年7月1日(水)〜26日(日)
■会場:ザ・スズナリ
■料金(全席指定・税込):昼公演 6,500円 / 夜公演 5,500円
■群馬公演:2026年7月29日(水)〜30日(木) 高崎芸術劇場 スタジオシアター
■福島公演:2026年8月1日(土)〜2日(日) いわき芸術文化交流館アリオスセキショウ中劇場
■茨城公演:2026年8月5日(水)〜6日(木) 水戸芸術館 ACM劇場
■大阪公演:2026年8月9日(日)〜11日(火・祝) 近鉄アート館
■兵庫公演:2026年8月14日(金)〜15日(土) 神戸朝日ホール
※地方公演料金:全席指定・税込 6,000円
■当日券情報:
残席がある場合のみ、各公演の開演1時間前より劇場にて先着順にて販売いたします 。