『第四回 春風亭一之輔のカブメン。』トークゲストに歌舞伎俳優・市川猿弥が登場　高座では『蛙茶番』を披露

2021年11月12日（金）19時より、 春風亭一之輔による落語と歌舞伎俳優を交えたトークライブ『第四回 春風亭一之輔のカブメン。』が配信される。第四回目のゲストとして、歌舞伎俳優の市川猿弥が出演する。

『春風亭一之輔のカブメン。』は、 ホストの落語家・春風亭一之輔が、毎回歌舞伎俳優をトークゲストに迎え、落語と歌舞伎の“傾く心”に迫る、落語ファン、歌舞伎ファンの双方が楽しめるオンライン配信シリーズ企画。

冒頭ではゲストの「こんな噺が聴きたい！」というリクエストに応え、 一之輔が落語を一席披露する。「カブメン。 」でしか観ることのできない落語と歌舞伎、それぞれの分野で第一線をひた走る表現者同士の充実した時間を届ける。

今回の「カブメン。」が初顔合わせとなった一之輔と猿弥。収録前の挨拶から大いに盛り上がり、その熱がそのまま反映された会となった。

今回、一之輔が披露した落語は『蛙茶番』。実はあまり落語には明るくない、という猿弥からの「ぜひ、 師匠おすすめの面白いお噺を」というリクエストに応え、一之輔が選んだ一席。芝居が大好きな江戸の町人たちが、『天竺徳兵衛韓噺』の配役をめぐる思惑と駆け引きをきっかけに繰り広げる、おかしな騒動とその顛末が楽しめる。

高座披露につづくトークでは、一之輔の『蛙茶番』を大いに満喫し、気持ちも高揚した猿弥の軽妙なトークがさく裂。猿弥から、次から次へと語られる、子役時代から現在に至るまでの、まさに「カブメン。」でしか聴くことのできない裏話やこぼれ話は、 量・内容共に圧巻。これまであまり語られてこなかった、猿弥の芸にかける想いや、若き日から現在への気持ちの変化にも話題は及んだ。

饒舌ながらどこか飄々としてつかみどころのない、市川猿弥の"傾く心"とは？　第四回の『春風亭一之輔のカブメン。』をチェックしてみてはいかがだろうか。