アマヤドリ20周年記念公演第二弾はファンタジー色の二本立て 主宰・広田淳一「物語の力で現実に逆襲を」
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アマヤドリ20周年記念公演第二弾『水』/『青いポスト』
2021年12月16日(木)~26日(日)新宿シアタートップスにて、アマヤドリ20周年記念公演第二弾『水』/『青いポスト』が上演される。
アマヤドリは2001年に「ひょっとこ乱舞」として結成。広田淳一によるオリジナル戯曲を中心に、現代口語から散文詩まで扱う「変幻自在の劇言語」と、クラッピングや群舞など音楽・ダンス的な要素も節操なく取り入れた「自由自在の身体性」を両輪として活動している。
今回の公演は、11月に上演された『崩れる』に続く20周年記念公演第二弾。『水』は劇団初期作品、『青いポスト』は2017年に初演されてから今回が初の再演となる女性のみの寓話。主宰の広田は今回の作品について、「アマヤドリの演目の中でもとくにファンタジー色の強いこの二作をクリスマス真っ只中のこの時期に並べたのは、そろそろ悪夢のような現実に巻き込まれる日常を越えて、物語の力で現実に逆襲してやってもいい時期のように思えてきたからだ」とコメントしている。広田のコメント全文は以下のとおり。
アマヤドリ主宰・広田淳一コメント
【花の中には、彼女の身体の形がすっぽり残されている。】
──この二年ばかり、計画が狂わなかった人などもはや誰もいないんじゃないかというぐらい、世の中の何もかもが想定の範囲外になってしまったわけだが、私たちの劇団もご多分に漏れず、あれこれ苦しい計画の変更を余儀なくされてきた。が、しかし、である。なんだか妙な幸運が重なって、この十二月、新宿シアタートップスにて二本立て公演を行えることとなったのだ。
ひとつは劇団史上最多の四演目となる初期代表作、『水』。もうひとつは四年前に初演してから初の再演となる女性のみの寓話劇、『青いポスト』。アマヤドリの演目の中でもとくにファンタジー色の強いこの二作をクリスマス真っ只中のこの時期に並べたのは、そろそろ悪夢のような現実に巻き込まれる日常を越えて、物語の力で現実に逆襲してやってもいい時期のように思えてきたからだ。
この二年、いつ公演中止になってもおかしくない、という状況の中でモチベーションを保つことは時に困難に思えたりもしたが、今や私たちも強くなった。何のことはない、いつだって未来に「絶対」などという事はないのだから、やるだけやって、出来たら幸い。出来なかったら、またいつか。それだけのことだ。せいぜい良い芝居が出来るように我々も悪あがきをして待っておりますから、お客様におかれましても、ぜひ、どうにかあがいて劇場に辿り着いてやってくださいませ。辿り着けなくても、またいつか、ということで、ね。双方、行けたら行くわの精神で、年末に、新宿で、落ち合いましょう。きっと。
公演情報
出演:
『水』
河原翔太/徳倉マドカ/松尾理代/宮川飛鳥(以上、アマヤドリ)
一之瀬花音/阪本健大/木村聡太/齋藤拓海/冨永さくら/瀬安勇志(南極ゴジラ)/福冨宝(劇想からまわりえっちゃん)/右手愛美(ピヨピヨレボリューション)
相葉るか/相葉りこ/榊菜津美/一川幸恵/大塚由祈子/中村早香(以上、アマヤドリ)
村山恵美/さんなぎ/ばばゆりな/佐藤美輝/星野李奈/菊地音々子
主催:合同会社プランプル
【一般】前売り3800円/当日4000円
【学生】前売り2500円/当日2800円
【高校生以下】前売り1000円/当日1300円
【平日昼間割引】前売り3500円/当日3800円
【配信
【ギフト
【タダ観でGO!!】0円(枚数限定)