貞松・浜田バレエ団、地元・神戸のクリスマスの風物詩、バレエ『くるみ割り人形』を上演
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『くるみ割り人形』1幕、 ドロッセルマイヤーとクララ
貞松・浜田バレエ団が、2021年12月神戸文化ホール・大ホールにて『くるみ割り人形』を上演する。
この演目は1989年に初演を迎え、1997年からは毎年上演。阪神淡路大震災のあった1995年にも上演しており、地元・神戸のクリスマスの風物詩として長年愛されるプログラムで、改訂再演を重ねてきた。生のオーケストラで演奏される華麗なチャイコフスキーの音楽とともに、クリスマスのファンタジックな世界へと誘う。
本公演は4歳から入場可能で、家族そろって楽しめる演目。本編上演前には、団長による「マイム教室」が行われるなど、教育面・文化面からのまちづくりにも貢献している。
群舞がみどころの「雪の精」
金平糖のグラン・パ・ド・ドゥ
クララ役:宮本萌(みやもと・もえ)プロフィール
クララ役:宮本萌
6歳よりバレエを始める。 2005年貞松・浜田バレエ学園、 ジュニアバレエ団に入団。2011年、 ジュニアバレエ団公演「眠れる森の美女」でオーロラ姫を踊る。同年神戸女学院大学の舞踊専攻へ入学。 島崎徹、 ヤン・ヌイッツらに師事。在学中、 海外公演にも出演。 2015年同大学を卒業し、 貞松・浜田バレエ団へ入団。以後バレエ団公演で「くるみ割り人形 お伽の国 ver. 」のクララ、 「白鳥の湖」ナポリなどを踊る。 古典作品以外に、 イリ・キリアン、 オハッド・ナハリン、 ジョージ・バランシンらの作品に出演。 2017年NHKバレエの饗宴に、 森優貴振付作品で出演。 主な受賞歴に、 全国バレエコンクール in Nagoya 女性シニアの部 第1位 & 愛知県知事賞
くるみ割りの王子役:幸村恢麟(ゆきむら・ひろき)プロフィール
くるみ割りの王子役:幸村恢麟
4歳より貞松・浜田バレエ学園にてバレエを始める。 2009年、 貞松・浜田バレエ団入団。
バレエ団公演「くるみ割り人形」ピエロ、 お茶、 クッキー、 お伽の国の王子、 「白鳥の湖」のナポリ、 「眠れる森の美女」のパ・ベリション、 「海賊」でアリなどを踊る。 古典作品以外に、 スタントン・ウェルチ、 イリ・キリアン、 オハッド・ナハリン、 ラリオ・エクソンらの作品に出演。 主な受賞歴に、 全国バレエコンクール in NAGOYA男性シニアの部 第1位、 NBA全国バレエコンクール男性シニアの部 第1位。
公演情報
上演日時:2021年12月18日(土)、 19日(日)
いずれの日も15:30開演(14:45開場)
場所:神戸文化ホール・大ホール(兵庫県神戸市)
指揮:江原 功
管弦楽:びわ湖の風オーケストラ
URL: http://sadamatsu-hamada.fem.jp/nutcracker/
貞松・浜田バレエ団は、 「くるみ割り人形」のレパートリーを2バージョン持つ。 1989年の初演時は「お菓子の国 ver.」を上演。 こちらは、 クララと王子がクライマックスの金平糖のグラン・パ・ド・ドゥを踊ることで、 作中で少女クララの成長する過程を感じられる。 今回上演する「お伽の国 ver.」は、 2005年に初演を迎えたバージョン。 王子と出会ったクララがお伽の国へと迎えられると、 お伽の国の王と女王が華麗なグラン・パ・ド・ドゥを披露する。 観客がクララと一緒にお伽の国へ誘われるようなストーリー展開や、 クララが舞台上で変身するシーンが魅力。
1965年3月結成。 神戸を拠点とするバレエ団。
クラシック・バレエを基本に、 古典作品と創作作品を活動の両輪に、 公演を続けている。 これまでの公演総回数は1,000回を超え、 兵庫県文化賞、 文化庁芸術祭大賞などを受賞。 また、 地域に根ざした小中高校の視聴覚教育の一環として、 1967年よりはじめた学校巡回公演は、 700回を超える。 バレエ学園でのダンサー育成にも注力し、 優秀なダンサーを多数輩出する。
バレエ団の主な受賞:1980年 兵庫県教職員組合文化賞 ’87年 兵庫県文化賞。 ’91年 神戸市文化賞、 月刊「神戸っ子」ブルーメール賞。 ’98年 大阪舞台芸術奨励賞。 2002年 神戸新聞平和賞・文化賞。 ’05、 ’11年 文化庁芸術祭大賞。 ’09年 文化庁芸術祭最優秀賞受賞。 ’17、 ’18年文化庁芸術祭優秀賞。
バレエ団HP: http://sadamatsu-hamada.fem.jp