貞松・浜田バレエ団、子供から大人まで楽しめるコメディバレエ『コッペリア』を上演
-
ポスト -
シェア - 送る
2021年ファミリーバレエ『コッペリア』第3幕より スワニルダ:山野井 萌、フランツ:水城卓哉 撮影:大藤飛鳥(テス大阪)
2022年9月24日(土)・25日(日)あましんアルカイックホール(尼崎市)にて、貞松・浜田バレエ団が『コッペリア』(全3幕)を江原功指揮、びわ湖の風オーケストラによる演奏で7年ぶりに上演する。
貞松・浜田バレエ団では、2021年に同作品を親子向けファミリーバレエとして制作し、普段はないナレーションを交えながら子供から大人まで初めてバレエ鑑賞する人でも楽しめる作品を届けている。
『コッペリア』は、昨年度のファミリーバレエの親しみやすさを残しつつ、古典全幕作品としておくる。お茶目でユーモアあふれる登場人物の楽しい踊りに、お話が聞こえてきそうなマイム(身ぶり手ぶり)、おもちゃ箱から飛び出したような人形たち、民族色豊かなキャラクターダンス等、観ているだけでワクワクドキドキしてくる作品。
021年ファミリーバレエ『コッペリア』より スワニルダ:山野井 萌 撮影:古都栄二(テス大阪)
原作は、『くるみ割り人形』と同じE.T.A.ホフマン。初演は1870年、パリ・オペラ座で上演された。舞台はポーランドの田舎で、主人公は恋人同士のスワニルダとフランツ。村の変わり者コッペリウスが造った美しい人形「コッペリア」にフランツが心躍らせ、やきもちをやいたスワニルダとその友人たちが大騒ぎして繰り広げられるコメディバレエの名作だ。表現豊かなマイムや民族色豊かなキャラクターダンス等、 子供から大人まで幅広く楽しめる要素が多い。音楽は、 「フランス バレエ音楽の父」と呼ばれるフランス ロマン派 レオ・ドリーブが作曲しており、物語の情景を描く彼の美しい音色も楽しめる演目でもある。
2021年ファミリーバレエ『コッペリア』1幕より 撮影:テス大阪
また、本公演は日本バレエ団連盟が企画する「バレエで全国に希望を~日本バレエ団連盟によるアートキャラバン事業」のプログラムのひとつでもあり、本事業が掲げる「生のバレエ鑑賞体験」を多くの子どもたちに提供するという目的で、一部の座席にあしなが育英会を通じて奨学生の方々を招待するそうだ。
2021年ファミリーバレエ『コッペリア』1幕より スワニルダと友人たち 撮影:大藤飛鳥(テス大阪)
主演キャストに、貞松・浜田バレエ団のメインダンサーに加え、25日には新国立劇場バレエ団プリンシパル福岡雄大氏を迎える。今だからこそ、ほのぼのとした幸せを感じていただける心温まるコメディバレエ『コッペリア』を鑑賞しよう。
公演情報
会場:あましんアルカイックホール(兵庫県尼崎市)
指揮:江原 功
管弦楽:びわ湖の風オーケストラ
スワニルダ
・山野井 萌(24日)
・上山榛名(25日)
フランツ
・水城卓哉(24日)
・福岡雄大(25日)-新国立劇場バレエ団-
コッペリウス
・武藤天華(24日・25日)
バレエビギナーズ研修 -トゥシューズの世界-
今回、チャコット株式会社様に協力いただき、講座「トゥシューズって何?」を開催。バレエの歴史からトゥシューズが生まれた背景、その製法までを知ることができる内容。
開催場所:尼崎市総合文化センター内 会議室 ※講座への参加ご希望の方は、お問合せください。