スリーピルバーグス、旗揚げ野外ツアー『旅と渓谷』のメインビジュアル＆ツアー詳細が解禁

2022年5月に永福町、札幌、中富良野を巡る、スリーピルバーグス 旗揚げ野外ツアー『旅と渓谷』。この度、本ツアーのメインビジュアル＆会場などのツアー全情報が解禁となった。

スリーピルバーグスは、役者・佐久間麻由と三土幸敏、脚本演出・福原充則の3人が、発表を前提としない稽古集団として結成。演劇、映像の稽古を重ねるうちに、積もった表現欲求を外に向けて放出せんとして本腰を入れたユニット。

本ツアーの作・演出は福原充則、出演の佐久間麻由、三土幸敏に加え、柿喰う客の永島敬三、サモ・アリナンズの佐藤貴史が客演として参加する。

東京公演は、2022年5月16日（月）～22日（日）京王井の頭線 永福町駅 屋上庭園 「ふくにわ」、札幌公演は、5月25日（水)～27日（金）さっぽろ東急百貨店 屋上、中富良野公演は、5月30日（月）・31日（火）Cafe てくり 眺めのいい裏庭にて行われる。

なお、本公演は、ステージ・客席ともに、屋根、壁、柱、テレビ、ラジオのない、完全野外での観劇となり、荒天でない限りは雨天でも上演される。

さらに本公演に向けて、1月18日からの毎週火曜日は、劇団員による会場紹介や、ゲストを招いての対談などを、HPやTwitterで発信していくとのこと。は3月8日（火）12:00発売開始となる。

本公演について 　作・演出 福原充則

私が中学生の頃、安いギターとアンプとチューナーに「今ならピックと弦もプレゼント！」という初心者セットの広告が漫画雑誌にいっぱい載ってました。世間はバンドブームで、中でも人気だったビートパンクなるジャンルのバンド達にはお世辞にも上手いといえない演奏力のバンドも多く、でもそれが中学生達に「俺でも出来そう！」と初心者セットに飛びつかせる魅力となっていた気がします。
手が届きそうなテクニックと安価な機材が、思春期の初期衝動を冷まさせないし覚まさせない。「弾けない！」「買えない！」の壁をなくしていた。
そんなことを40半ばで思い出し、シンプルな演技メソッドとホームセンターで買える安価な機材を揃え、小屋代のかからない野外で、青臭い芝居をやって、中学生の頃の俺にカッコいいと言われるタイプの演劇をやろうと思ってます。
楽器を演奏しながら歌うバンドマンよろしく、役者が音響照明の操作も兼ねつつ台詞を吐くスタイルの4人芝居でございます。