早稲田ジャーナリズム大賞作、ももクロドキュメンタリー、石破茂氏を追う作品も 『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』上映作を発表

3月18日（金）から7日間にわたって東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』の上映ラインナップが発表された。

2021年、TBSは『TBSドキュメンタリー映画祭』を開催。また、新ブランド「TBS DOCS」を立ち上げている。『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』ではテレビとは異なる劇場版を上映。社会派からエンターテインメントまで、様々なジャンルの作品がラインナップに並んでいる。

今回上映されるのは、11作品。女性たちの悲劇を世界に訴え続ける医師・デニ・ムクウェゲ氏を追った『ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』は、優れたジャーナリズム活動を顕彰する早稲田大学の『石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞』を昨年受賞している。

2021年、登山界最高の栄誉といわれるピオレドール生涯功労賞を受賞し、世界の巨壁に単独で挑み続けているクライマー・山野井泰史の生き様に30年にわたって密着した作品『クライマー山野井泰史　～垂直に魅せられた人生〜（仮）』も上映。

また、女性アイドル・ももいろクローバーＺのメンバーや関係者たちへのインタビューを通じてその可能性と未来をみつめる『ももいろクローバーＺ　～アイドルの向こう側～（仮）』も登場。

混合型脈管奇形という難病と闘う萌々花の姿を撮り続けた『難病と私～萌々花20歳　だから私は前を向く（仮）』や、自民党総裁選で連敗を喫した政治家・石破茂氏本人への密着や関係者の証言を収めた『永遠の総理候補・石破茂　嫌われた正論（仮）』、政治家・中村喜四郎氏の生き様に迫る『完黙　中村喜四郎～選挙無敗の男が負けた時（仮）』も上映。

須賀川拓記者がイスラエルとガザを歩き、証言を集めた『戦争の狂気　戦場特派員が見た中東和平の現実（仮）』、昭和と令和の「日の丸」インタビューの対比を中心に日本の姿を浮かび上がらせるドキュメンタリー『日の丸　～それは今なのかもしれない～（仮）』、高齢ドライバー事故から3年にわたり遺族と加害者を取材し続けた『池袋母子死亡事故 「約束」から３年 （仮）』もラインナップ。

コロナ禍に生きる音楽関係者の苦悩を描いた『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界 （仮）』、1995年に起きた地下鉄サリン事件の被害者の一人である浅川幸子さんのリハビリとそれを支える兄・一雄さん家族の25年を振り返る『地下鉄サリン被害者家族の25年　～さっちゃん最後のメッセージ～（仮）』などが上映される。

『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』は3月18日（金）から3月24日（木）までヒューマントラストシネマ渋谷にて開催 ほか全国順次開催。