日本初上陸『X Games』で出場選手など記者発表会！四十住や芝田などメダリストが登場

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4月22日（金）～24日（日）に千葉市のZOZOマリンスタジアムで開催される、アクションスポーツの国際競技会『X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo』。2月28日には記者会見が行われ、出場選手が発表された。

『X Games』は、世界12ヵ国で累計600万人以上を熱狂させてきた、世界最大のアクションスポーツの国際競技会。今回が日本では初の開催となる。は現在一般販売中だ。

まずはX Games Japan組織委員会の会長として大会の誘致に尽力した、千葉市長・神谷俊一氏からのビデオ・メッセージが映し出され、大会開催にかける思いが語られた。

「千葉市は、世界最大のアクションスポーツの国際競技大会『X Games』を日本で初めて誘致いたしました。1995年から始まった『X Games』は、これまで世界各国の主要都市で開催され、スポーツシーンのみならず、文化、地域経済にも絶大な影響を与え続けています。千葉大会は、東京オリンピック・パラリンピックや冬季北京オリンピックに並ぶ、世界最高峰のアスリートが招待され、華麗な技で、栄光のメダルをかけた競技が展開されます。本大会のホストシティとして、市民の皆さんはもちろんのこと、日本全国の皆さんに楽しんでいただけるような国際競技大会を目指してまいります。ZOZOマリンスタジアムでお待ちしております」

続いて、3日間の競技スケジュールが発表に。22日には『X Games』では実に19年ぶりに開催される「男子BMXフラットランド決勝」が予定されるなど、3日間を通して見逃せない競技が続々とラインナップされている。

■4月22日（金）競技スケジュール予定

・Men’s Skateboard Vert Final（男子スケートボードバート決勝）
・BMX Flatland Final（男子BMXフラットランド決勝）
・Men’s Skateboard Park Elimination（男子スケートボードパーク予選）
・Women’s Skateboard Park Elimination（女子スケートボードパーク予選）
・Women’s Skateboard Street Elimination（女子スケートボードストリート予選）
・BMX Park Elimination（BMXパーク予選）
・Moto X Freestyle Demo（モトエックスフリースタイルデモ）

■4月23日（土）競技スケジュール予定

・Women’s Skateboard Park Final（女子スケートボードパーク決勝）
・Men’s Skateboard Vert Best Trick（男子スケートボードバートベストトリック）
・BMX Park Final（男子BMXパーク決勝）
・BMX Street Final（男子BMX ストリート決勝）
・Moto X Best Whip（モトエックスベストウィップ）
・Men’s Skateboard Street Elimination（男子スケートボードストリート予選）
・Music Festival（音楽ライブ）

■4月24日（日）競技スケジュール予定

・Men’s Skateboard Park Final（男子スケートボードパーク決勝）
・Men’s Skateboard Street Final（男子スケートボードストリート決勝）
・Women’s Skateboard Street Final（女子スケートボードストリート決勝）
・Moto X Freestyle Demo（モトエックスフリースタイルデモ）

さらに、コースレイアウトも発表された。『X Games』では毎回、競技のコースデザインから選手たちのメダルに至るまで、毎回各国の風土や文化を重視した世界大会にふさわしい演出が随所に施されている。

『X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo』では、日本の折り紙をイメージしたコースレイアウトを採用。「色彩鮮やかでユニークなコースデザインですが、世界基準の技術が求められるテクニカルなコース設計となっており、設計者の想定を上回るトリックやランが見れるかもしれません」と主催側もなかなかの“自信作”のようで、このあと登壇したアスリートからも「早く滑ってみたい」という声が上がっていた。

ここでいよいよ出場選手が発表された。総勢100名に及ぶ選手の中から、まずはモニターに有力選手の名前が映し出されていく。スケートボードではナイジャ・ヒューストン、スカイ・ブラウン、堀米雄斗、四十住さくら、西村碧莉、芝田モト。BMXではギャレット・レイノルズ、ローガン・マーティン、ビッキー・ゴメス、中村輪夢、内野洋平。Moto Xではトム・パーソンズ、アクセル・ホッジス、東野貴行、渡辺元樹の名前が紹介された。

いずれも『X Games』をはじめオリンピックなどの国際大会で活躍するトップアスリートばかり。千葉大会でも、世界最高峰の戦いが見られそうだ。

出場選手を代表して4人がビデオで、ナイジャ・ヒューストンは書面でメッセージを寄せた。

■堀米雄斗（X Games Minneapolis 2019 Skateboard Street 金メダリスト）
「日本での『X Games』開催を楽しみにしています。自分のベストな滑りを見せたい」

■西村碧莉（：X Games Norway 2019 Skateboard Street 金メダリスト）
「日本の舞台で、スケートボードの魅力を伝えられたらいいなと思います」

■スカイ・ブラウン（X Games 2021 Skateboard Park 金メダリスト）
「日本で会いましょう！」

■渡邉元樹（X Games 2021 Moto X Best Whip 銀メダリスト）
「こういう時期に開催できることに感謝しています。楽しみながらバイクに乗っているような自分のスタイルを見てもらいたいです」

■ナイジャ・ヒューストン（X Games Minneapolis 2019 Skateboard Street Best Trick 金メダリスト）
「『X Games』がついに日本で開催されることにとても興奮しています。私には日本人の血が流れているので、日本は特別な場所です。だから、日本に戻って競技できることをとても嬉しく思います」

最後に、4人の出場選手が登壇。『X Games Minneapolis 2018』のSkateboard Parkで銅メダル、昨年の東京五輪ではSkateboard Parkで金メダルを獲得した四十住さくら。『X Games Minneapolis 2017』Skateboard Vertの金メダリスト芝田モト。『Games Minneapolis 2019』のBMX Parkで銀メダルを獲得し、昨年の東京五輪にも出場した中村輪夢。そして、『BMX FLATLAND WORLD COMPETITION "FLAT ARK" 2019』で優勝を果たした内野洋平と、いずれも『X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo』でメダル獲得が期待される選手たちだ。

4人は、それぞれにこの大会へかける思いや競技の魅力などを語ってくれた。

■四十住さくら
「『X Games』は夢の舞台で、日本で開催されるのが楽しみです。『X Games』ではまだ優勝したことがないので、大会までの53日でしっかり練習して、高さもクオリティもアップさせて、金メダルを獲りたいです。コースは面白そうですね。早く滑りたい。どんなトリックが飛び出るか、楽しみにしていてほしいです」

■芝田モト
「1995年に始まった『X Games』とは同じ年で、中学2年で初出場しました。日本開催は信じられなくて、今でも半信半疑です（笑）。でも、すごく刺激的なことだと思うのでモチベーションも上がっています。Skateboard Vertは個々に独特のスタイルがあり、そこがかっこいい部分なので、理屈じゃなく感じてほしい。レジェンドのバッキー・ラセックが来日するのも楽しみ。自分は『X Games』で彼と一緒に滑ることが夢だったんですが、それが日本でも実現するかと思うと熱いです！また、いろいろな競技が見られるのも『X Games』の魅力。自分の競技が終わったら、他の競技を応援しますよ」

■中村輪夢
「『X Games』は歴史のある大会。一度出場しましたが、死ぬまでに一度は出たいと思っていた大会でした。そのときは史上最年少のメダル獲得だったけど、優勝ではなかった。BMXではまだ日本人は優勝していないですし、去年は良いところを見せられなかったので、今回こそ日本のファンの前で優勝したいです。コースは面白そう。誰よりも飛びたいです」

■内野洋平
「『X Games』は世界で一番大きな大会で、規模も観客の数、賞金、何もかも違う。何より、知名度がまったく違って、アクションスポーツが五輪競技になるまでは、すべての選手が目指す場所でした。いや、今でもそれは変わっていない気がします。僕の競技BMX Flatlandは、しばらく『X Games』から外れていましたが、19年ぶりに自分の競技が復活することになって、しかも日本で。長くBMXをやっていて良かった！この競技はBMXのフィギュアスケートみたいなもので、すべて自分のエネルギーで技を行う。そこが面白いところ。美しさ、オリジナリティも見てほしいです。19年ぶりの復活で世界中が注目していると思うので、後悔だけはしたくない。優勝したいです」