『バンクシーって誰?展』大阪会場での展示内容や会場構成の詳細発表、ポスターイラストなどを壁面に再現
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『バンクシーって誰?展』
4月23日(土)から6月12日(日)までの期間、グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボにて開催される『バンクシーって誰?展』の再現展示内容や会場構成の詳細が発表された。
バンクシー「風船と少女」 Girl with Balloon (diptych) 2006年 個人蔵
同展示会では、世界各都市を巡回し人気を博した『ジ・アート・オブ・バンクシー展』の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する。プライベート・コレクター秘蔵作品の展示に加え、バンクシーの活動の主戦場であるストリートに焦点を当てたリアルな街並みを再現して展示する。
また街中や美術館でも通常は観ることのできない、プライベート・コレクターの作品を一挙公開。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物認定された作品の数々で、バンクシーの足跡とその謎に迫る。会場で街並みごとリアルサイズに再現するストリート作品と、 コレクターから借りる額装作品の比較展示は同展でしか観られないという。
バンクシー「コンジェスチョン・チャージ(混雑税)」 Congestion Charge 2004年 ポール・スミス蔵
また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や作品が出展。特別出展として、イギリスのファッション・デザイナーで、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られる、ポール・スミスから借りた希少な油彩画「コンジェスチョ ン・チャージ(混雑税)」も展示される。
再現展示紹介・会場構成
バンクシー「ノラ」 Nola(Pea Green & Blue Rain) 2008年 個人蔵
エントランスを入ってすぐ来場者を出迎えるのは、バンクシーが2005年にパレスチナで発表した、火炎瓶の代わりに花束を投げる人物を描いた巨大な壁画「Flower Thrower」の再現展示。
それを過ぎると、主にイギリスで発表された作品群のエリアから始まる。 まず、2020年にブリストルで発表された「Aachoo!!」。急な坂道に描かれた本作では、老婆が大きなくしゃみをし、口から入れ歯も飛び出している滑稽な様子が描かれているが、これはコロナ禍にマスクをつけず飛沫やウイル スが拡散することへの警鐘とも考えられている。そして、現在は観られなくなってしまった「Spy Booth」と「Whitewashing Lascaux」。前者は公衆電話を取り囲むスパイ風の男達を描いたもので、国家による監視を風刺していると考えられている。後者は「バンクシー・トンネル」とも呼ばれるトンネルの再現。
トンネルを抜けると、バンクシーが2014年にブリストルで発表した「Girl with a Pierced Eardrum」が現れる。フェルメール作「真珠の耳 飾りの少女」をモチーフに、その耳飾りを黄色の警報器で表現した作品で、後にマスクが付け加えられた。そして、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のポスターをモチーフにしたパロディ壁画も。2016年にロンドンのフランス大使館前に出現したこの作品は、フランス警察がカレーの難民キャンプで催涙ガスを使ったことへの抗議と考えられている。
次は主にアメリカで発表された作品が並ぶエリア。2006年のアメリ カでの個展で発表され、本物のインド象を展示した「Barely Legal」の再現を抜けると、道路に設置された消火栓をハンマーで叩こうとしている子供のシルエットが現れる。同作はバンクシーが2013年にニューヨークで行ったプロジェクト「Better Out Than In」の中で描かれた「Hammer Boy」の再現だ。このプロジェクトは、バンクシーがニューヨークで毎日一つずつ作品をストリートに描き、その写真をInstagramに投稿していったもので、 その全貌を紹介したマップ・インスタレーションも展示される。
さらに中東で発表された作品が並ぶエリアに向かうと、防弾チョッキを着て胸が的にされている鳩の壁画「Bullet-Proofed Dove」、イスラエルによる軍事行動で廃墟と化したパレスチナ・ガザ地区に描かれた子猫の壁画「Giant Kitten」、シリア難民の息子でアップル創業者のスティーブ・ジョブズを描いた「The Son of a Migrant from Syria」、そして、2017年にバンクシー がベツレヘムにオープンした「The Walled Off Hotel」の一部が再現される。 イスラエル政府が築いた壁の前に建てられたこのホテルは、「世界一眺めの悪いホテル」とも呼ばれる。
最後の空間では、2018年のサザビーズのオークションで切り刻まれた少女と赤い風船の基であり、2002年にロンドンで描かれた「Girl with Balloon」が再現される。
展覧会オリジナルグッズ
THE FLAVOR FABRIC MIST ファブリックミスト 30ml 各2,750円(税込)
バンクシー「スープ缶」 Soup Can 2005年 個人蔵
日本で初めて「自分の好きな香りのファブリックミストを作れるお店」として誕生したTHE FLAVOR DESIGNが、バンクシーの作品から大阪限定でインスパイアされたオリジナルの香りをデザイン。密に時間を重ね、独自の香料・製法によって実現したファブリックミスト。様々なシチュエーションに取り入れやすく、屋内外で手軽に香りを変えることができます。お出かけ前や食後の衣類への使用がオススメ。バンクシーが地元経済を脅かす大企業への痛烈な批判を表現した作品「Soup Can」がモチーフに。
BLACK:謎に包まれたストリートアーティスト、バンクシー。世間に煙を巻くようなス モークは異国的な香りをまとうウッディベース。オリエンタルな深みと華やかで 少しクラシカルな雰囲気。
BLUE:ユニセックスで上品な爽快感のある爽やかな香り。甘さがありながらシトラスグ リーンの開放感が心地良く広がり、暖かみのあるムスクの香りが優しく、バンク シーの作品から感じ取るような心の奥底にある「希望」をテーマにした香り。
WHITE:作品を通じて、環境保護にも意識を向けるバンクシーからインスパイア。フォレ ストグリーンの爽やかさとアールグレイがアクセント。みずみずしさが弾けるよ うに奏でます。地球が喜びに満ち溢れた香りがフロアーにヴェールをかける。クリアでシャープな香りは森の恵みと再生、サステナブルをコンセプトに。
THE FLAVOR AIR FRESHNER エアーフレッシュナー 200ml 2,750円(税込)
バンクシー「セール最終日」 Sale Ends (v.2) 2007年 個人蔵
瞬時に嫌な香りを取り除き、爽やかな空間へと変えられる。リンビングや寝室、玄関などの空間に軽く振りかけて使用できる。バンクシーが資本主義社会と消費文化への風刺を描いた作品「Sale Ends (v.2)」がモチーフに。
red:すべてのものは、常に評価されるべきなのか。爽やかなワイルドフ ローラルとジンジャーが表現するのは、自由と喜びに満ち溢れた空間。 「この香りへの評価がどうであれ、ほとんどの表現は我々の自由だ」
white:誰かが香りを感じることで初めて、その存在が確定する。それはまるでストリートに突如ボムされるバンクシーの作品のよう。薄曇りの朝、薄いカーテンの向こうに見える庭園、曖昧さが放つ存在感が人の心を惹きつける。ヒヤシンスとガーデニアが織りなす繊細な香り。
そのほか、展覧会カタログ(税込 1,650円)や赤い風船がワンポイントでデザインされたビニール傘 1,430円(税込 会場でしか買えない展覧会オリジナルグッズも勢揃いする。そのほかインターコンチネンタルホテル大阪やバー adeeとのコラボも用意されているので、詳しくはホームページをチェックしよう。
前売り券とペア
イベント情報
【開催期間】4月23日(土)〜6月12日(日)※会期中無休
【開館時間】平日 11:00~20:00、土日祝 10:00~19:00
※2022年4月23日(土)は11:00開館
※入館は閉館30分前まで
【会場】グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館内
【入場料金】
※未就学児無料
※障害者手帳をご提示の方は本人及び介護者1名まで無料。
※ペア
※開催内容の変更や入場制限等を行う場合があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
【主催】読売テレビ、読売新聞社、リバティ・コンサーツ
【協賛】DNP大日本印刷、損保ジャパン、非破壊検査
【協力】日本航空、日本通運、ナレッジキャピタル
【企画協力】スターヴォックス・エンタテインメント
【後援】FM802
【お問合せ】キョードーインフォメーション0570-200-888(月~土11:00~16:00、日・祝は休み)
【公式ウェブサイト】https://whoisbanksy-osaka.jp