山田涼介主演の実写映画『鋼の錬金術師』完結編の二部作公開が決定 スカー役・新田真剣佑らも登場する予告編を解禁
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(C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
実写映画『鋼の錬金術師』の完結編が5月20日(金)・6月24日(金)に二部作連続で公開されることがわかった。あわせて、予告編とビジュアルも解禁されている。
『鋼の錬金術師』通称「ハガレン」は、月刊『少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で2001年から2010年にわたり連載された漫画。国家錬金術師の兄・エドと弟・アルの波乱に満ちた冒険と成長を描いた作品だ。2017年12月に公開された実写映画第一弾『鋼の錬金術師』は、興収約12億円を記録している。実写映画完結編は、連載20周年の新プロジェクトとして公開。前編『復讐者スカー』、後編『最後の錬成』の二部作で、原作の最終話までを映像化するという。前編『復讐者スカー』は、原作でも人気キャラクターである“傷の男(スカー)”が中心に。スカーは右腕に分解の錬成陣を刻み込み、国軍によって滅ぼされた“イシュヴァールの民”の復讐のため、全ての国家錬金術師の抹殺を誓う人物。主人公のエドの命をも狙う。後編『最後の錬成』では、原作のクライマックスシーンである“お父様”との戦いと、その後のエドとアル、そして仲間たちの物語を描く。
(C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
国家錬金術師ばかりを狙った連続殺人事件が起きる中央(セントラル)を訪れたエドとアル。犯人は正体不明ながら、額に十字傷を持つことから「傷の男(スカー)」と呼ばれていた。兄弟も命を狙われ応戦するものの、圧倒的な強さの前に機械鎧(オートメイル)を破壊され、絶体絶命。隠されたこの国の秘密と“約束の日”、そしてエドとアルの父親の過去、幾重にも重なる謎と真実が解き明かされる。最後に兄弟が出した答えとは。
前作に引き続き、Hey! Say! JUMPの山田涼介が“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリックを演じる。また、エドとアルの幼馴染で、機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベル役の本田翼、“焔の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師ロイ・マスタング大佐役のディーン・フジオカも前作から続投。アメストリス軍リザ・ホークアイ中尉役の蓮佛美沙子、マース・ヒューズ中佐役の佐藤隆太のほか、ホムンクルスのエンヴィー役・本郷奏多、グラトニー役・内山信二も引き続き出演する。
さらに、完結編から参加する新キャストでは、エドとアルの父親であるヴァン・ホーエンハイム/ホムンクルスたちの生みの親“お父様”の二役を内野聖陽が演じることが明らかに。そして、主人公エドの命を狙うスカーを新田真剣佑が演じる。
また、東の大国シンの第十二皇子リン・ヤオ役で渡邊圭祐、リンの護衛ランファン役で黒島結菜、ランファンの祖父フー役で筧利夫が出演。アメストリス軍では、 “剛腕の錬金術師”アレックス・ルイ・アームストロング少佐を山本耕史が、その姉で“氷の女王”の異名を持つオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将を栗山千明が、“紅蓮の錬金術師”ゾルフ・J・キンブリー中佐を山田裕貴がそれぞれ演じる。そのほか、エドとアルの母親トリシャ・エルリック役の仲間由紀恵、ウィンリィの機械鎧技師の師で祖母のピナコ・ロックベル役の風吹ジュン、ウィンリィの父ユーリ・ロックベル役の藤木直人、母サラ・ロックベル役の奥貫薫、ホムンクルス・セリム役の寺田心、シン国第十七皇女メイ・チャン役のロン・モンロウ、エドとアルの師匠イズミ・カーティス役の遼河はるひらもキャストに名を連ねている。メガホンをとるのは、前作と同じ曽利文彦監督。
キャスト陣、原作者・荒川氏のコメントは以下のとおり。
山田涼介(エドワード・エルリック 役)
僕自身「鋼の錬金術師」が大好きで続編が決まる前からチャンスがあれば完結まで演じたいと強く思っていたので、気持ちが途切れることのない4年間でした。こうして公開が決まり、とても嬉しく思っています。やるからには前作以上のものにしたいと思い、クランクイン半年前から食事制限や体作りを始めて、撮影に挑みました。撮影は大変でしたが「やっぱりこの作品が好きだ」という気持ちが自分を奮い立たせ、最後まで乗り切ることができました。今回から参加する新キャストの方もとても豪華ですし、スタッフキャスト一丸となって取り組みましたので、エドとアルの最後を見届けてもらえたら光栄です。
本田翼(ウィンリィ・ロックベル 役)
4年ぶりのハガレンの撮影でしたが、エドとアルとの距離感も、前作からの信頼関係をしっかりと引き継いで撮影に臨めたと思います。
そしてキャストの方々、スタッフの皆さん変わらず、明るく楽しい現場でした。
もともと原作が子供の頃から大好きでしたが、今回、撮影前にアニメをもう一度、見直しました。
完結編は前作よりもシリアスな場面も多く、ウィンリィとしては家族の過去、そしてスカーと対峙するシーンなどもあるので、繊細な感情表現を意識して取り組みました。
この物語が最後まで描かれ、そしてこの作品に携われたこと、とても嬉しく思います。
ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング 役)
「鋼の錬金術師」の壮大な物語の中で、ロイ・マスタングというキャラクターを演じさせていただき、自分の人生においても非常に思い出深い作品となりました。
本作ではイシュヴァール殲滅戦というマスタングにとってターニングポイントとなる重要なシーンを演じています、是非ご期待ください!
改めて、曽利組に参加させていただけたことを光栄に思います。
蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ 役)
個人的に続編ものが初めてなので、何年も前に取り組んだ役にまたこうして出会えたこと、より深く役を表現できたこと、とても嬉しかったです。
1シーンを数日かけて撮影したり、見渡せど見渡せどグリーンバックの景色の中お芝居したり…パート1に続いて今回も、気力、集中力、想像力、いろんな‘力’が必要な現場でした。
どんな仕上がりになっているのか、私自身楽しみです。そして、ホークアイの生き様が皆様に届きますように、と願っています。
本郷奏多(エンヴィー 役)
4年という歳月を経て、同じキャラクターを演じることは初めてだったので、非常に嬉しかったですし、大好きなハガレンという作品を同じキャストで一緒に作り上げていくことに感動しています。今作では前作以上にエンヴィーとしても、物語全体としても、盛り上がるポイントがたくさんあったり、僕が出演していないシーンで多くの素敵な方々がキャラクターを演じられているので、完成した作品を見るのが待ち遠しいです。
黒島結菜(ランファン 役)
ランファンはセリフの少ない役なので、佇まいと一言二言のセリフでの微妙な声の使い分けを大事に演じました。さらに仮面も被っているので、身体の些細な動きや、顔の向きの小さな変化で感情をどう表現するのかを常に考えていました。アクションシーンは力強さを表現するのがとても難しかったですが、皆さんと工夫しながら演じきりました。撮影期間も長かったので、この二部作がどういう風に完成されているか、とても楽しみです。
渡邊圭祐(リン・ヤオ役/グリード 役)
学生時代から好きな原作に、出演させていただけることを心から光栄に思います。同時に、個人的に推しでもあるリン/グリードというキャラクターを演じることに不安もありました。
飄々とした一国の王子の気品と自信を持ちながら、どこか頼りなく情けないリンらしさが垣間見えるように精一杯尽力致しました。
ご覧になった方の心に鋼の錬金術師という作品への愛情が少しでも伝わっていただければ幸いです。是非公開をお楽しみに。
山田裕貴(ゾルフ・J・キンブリー 役)
このお話をいただく前に偶然、アニメ版でキンブリーを見てぜひ演じたいと思っていたので、とてもありがたいです。
引き寄せられたんじゃないかと感じています。
キンブリーを演じてハガレンの世界に入れたことが嬉しいです。もっと長くキンブリーとして生きていたかったです。
舘ひろし(キング・ブラッドレイ 役)
最初に台本をいただきましたが、「鋼の錬金術師」の世界をもっと深く知るために、原作も読みました。ブラッドレイは基本的にはすごく悲しい存在だと思いましたので、その部分を意識して演じました。初めてブラッドレイの衣装を着た時は、この世界に入っていけることが楽しくて、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。アクションシーンも素敵な演出を作ってくれたので完成が楽しみです。ブラッドレイの帽子がお気に入りなのでぜひ皆さんにも注目してほしいです。
山本耕史(アレックス・ルイ・アームストロング 役)
役作りのため、とにかく筋トレをしました。現場では山田さんや新田さんをはじめとしたキャストの皆さんとも筋トレの話をしましたし、本番前にも筋トレをするなど、身体を限界まで追い込みました。ポージングをするシーンでは酸欠になりかけました(笑)。世の中が大変な状況の中での撮影でしたが、皆で、ハガレンの完結、という一つの目標に向かって撮影しているんだなと日々感じ、とても良い現場でした。
栗山千明(オリヴィエ・ミラ・アームストロング 役)
原作が大好きで、1作目が公開されたときに「羨ましいな」と思っていたので、今回、大好きなオリヴィエを演じさせていただくことができ、光栄な気持ちでいっぱいです!最初に衣装を着たときは興奮しました。少将らしいはっきりとした声にはもちろん、ちょっとした姿勢や角度にもこだわり、屈強なブリッグズ兵に囲まれた中で、男性の立ち姿に負けない姿を見せることを意識しました。この作品の一員となれたのが、すごく嬉しいです。
佐藤隆太(マース・ヒューズ 役)
前作で辛い別れをしたヒューズだったので、続編への出演が決まって本当に嬉しかったです。
今回も現場の空気感がとても良く、もっとヒューズを演じていたいと思いました。
登場シーンは限られていますがファンの方も多いキャラクターなので、僕が演じたヒューズが受け入れてもらえると嬉しいです。
前作でも文字通り共に戦った共演者の皆さんや、スタッフの皆さんと久しぶりに再会することもできて、刺激的な時間でした。
今回は一体どんなスケールの作品に仕上がっているのか、僕もとても楽しみにしています!
新田真剣佑(スカー 役)
2部作の脚本をいただき、夢中になって読みました。
もともと一作目を観ていたのであの凄まじいクオリティの世界に飛び込めると思うととても楽しみでした。
スカーは強くて、怖いですが、うちに秘めるものが深く、ブレない強い芯があるところが魅力的だと感じました。
原作でも人気のスカー。完成が楽しみです。
内野聖陽(ヴァン・ホーエンハイム 役/お父様 役)
漫画の名作とも言える「鋼の錬金術師」で、とても重要な役どころ、しかも敵対する役どころを、両方ともやらせて頂き、おもしろい経験をしました。
ホーエンハイムは、自分の子供たちや人類を守るために家を出て、国中の人々を犠牲にして完全な存在になろうと目論むお父様を阻止しようとします。その真剣な姿は色っぽいけれど、普段はちょっと抜けたところがある愛すべきキャラクターです。
一方、敵のお父様は、全てを自分のものにしたいという強い野望を持っており、影があって何を考えているか分からない謎めいたキャラクターです。
この二人が同時に画面に登場するシーンは、特に面白かったです。
なぜなら、自分の演技に対するリアクションを自分で考えたりできるからです。
私が演じた二つのキャラクターが、同じ画の中にどう息づいているのか。全ては、曽利監督のCGという幻想の世界の中なので、とても上がりが楽しみです。
漫画の名作がどう映像化されるのか、日本のCG技術の第一人者の監督さんの世界観にどっぷりと浸かったことはとても興奮する体験ですし、「鋼の錬金術師」のファンではない方にもとても期待していて欲しい作品ですね。
荒川弘(原作)
一作目が、まだまだこれから!というところで終わったので、こうして完結編を作っていただき大変ありがたいです!
撮影現場も見学に行きました。エドとわちゃわちゃ遊んでるスカーさん、キックボードで撮影所内を軽やかに走り回るスカーさん等々裏では、すっかりなごみ系だった彼がスクリーンではいったいどうなっているのか、劇場で観るのが楽しみです!(あとこれまた撮影所の隅っこでシャドーボクシングしてたハボと大佐がツボでした)
解禁された予告編は、崩れ落ちた遺跡の中に立つエドの後ろ姿と炎に包まれたマスタングのシルエットからスタート。復讐のために全ての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーが登場し、エドとアルとの戦いが始まる。さらに、戦場を走り抜ける額の傷がない頃のスカーや、不敵な表情で両手を広げるキンブリー、キング・ブラッドレイとリンの戦い、雪に覆われた巨大な要塞の爆破、砲弾を放つ戦車、走る列車上のエドとエンヴィーとランファンなど、様々なシーンが公開に。ナレーションは、アニメ版『鋼の錬金術師』でエドの声を演じた朴璐美が担当している。
また、公開されたビジュアルは、右腕の機械鎧(オートメイル)を破壊され愕然とした表情で膝をつくエドと鎧の体を破壊されて倒れこむアルの写ったタイプと、分解の錬成陣が刻まれた右腕を構えるスカーの2種。劇場には、2種類を合成したビジュアルが掲出されるとのこと。
映画『鋼の錬金術師』は5月20日(金)『復讐者スカー』、6月24日(金)『最後の錬成』完結編二部作連続公開。