『クロノス』から最新作まで デル・トロ監督の人生と作品を解き明かす評伝『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』が発売

2022.3.8
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『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)より

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ギレルモ・デル・トロ監督の評伝『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)が3月11日に発売されることがわかった。

『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)

モンスターや魔術を偏愛した幼少期、デル・トロ監督はH・P・ラヴクラフトの小説やルイス・ブニュエルの映画、『ウルトラマン』などの日本の作品に胸をときめかせながら成長したという。また、23歳の若さでアルフレッド・ヒッチコックについての大著を出版。長編監督作『クロノス』でデビューした後、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』など多数の作品を世に送り出している。

『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)より

『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)より

『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)より

本書では、デル・トロ監督の生い立ちから現在に至るまでの軌跡を網羅的に紹介。長編監督作全ての制作背景やテーマ、俳優やスタッフとの協働の様子をまとめ、デル・トロ監督本人の発言から影響を受けた作品や制作秘話も明かされる。豊富なスチール写真に加え、メイキングカットやオフショット、さらには影響を与えた諸作品の資料(スチール、本国のポスター)をフルカラーで多数掲載。映画監督としてだけではなく、小説家、プロデューサーとしての側面、さらに、映画化を夢見続ける『フランケンシュタイン』、撮影までたどり着けなかった『狂気の山脈にて』など多数の未完プロジェクトも詳細に解説している。そのほか、盟友アルフォンソ・キュアロン 、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとの共同作業についての詳述されているとのこと。

『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)より

『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』(フィルムアート社)より

 

書籍情報

ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男
発売日2022年3月11日
本体3,000円+税 ISBN 978-4-8459-2116-4
著者=イアン・ネイサン
訳者=阿部清美
B5変形、240ページ
 
目次
イントロダクション
1. 昔々、メキシコで
 幼少期と『クロノス』(1993)
2. トンネルビジョン
 『ミミック』(1997)
3. 未完の仕事
 『デビルズ・バックボーン』(2001)
4. 血の滾り
 『ブレイド2』(2002)
5. ビッグ・レッド
 『ヘルボーイ』(2004)&『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)
6. 通過儀礼
 『パンズ・ラビリンス』(2006)
7. ハイ・コンセプト
 『パシフィック・リム』(2013)
8. フリークハウス
 『クリムゾン・ピーク』(2015)
9. ラブ・アクアティック
 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)
10. 夢を紡ぐ者
 『ナイトメア・アリー』(2021)&『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(2022)
 
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