今年からは三部門制となった「豊岡演劇祭2022フリンジ」参加団体を募集
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「豊岡演劇祭2020フリンジ」より、ブルーエゴナク『ザンザカと遊行』@奥城崎シーサイドホテル敷地内 ©嶋康太
2020年から始まった、兵庫県豊岡市を中心とする但馬エリア一帯で開催される演劇祭「豊岡演劇祭」。新型コロナウイルスの大きな影響を受けるという、大波乱の船出となった第一回は、多少規模を縮小しながらも、一定の成果を挙げることができた。そこからさらなる飛躍を目指した第二回は、兵庫県に発出された「緊急事態宣言」の期間が、フェスの期間と重なってしまったため、やむなく中止となっている。
しかしそこで歩みを止めることはなく、今年(2022年)の9月15日~25日に、第三回となる「豊岡演劇祭2022」の開催が決定。そして、公式プログラムと並行して行われる「フリンジ」参加者の公募が、今年も行われることになった。
「豊岡演劇祭2022」ロゴ。
通常の演劇祭のフリンジは、開催エリアで自由に公演を打つことができる代わりに、制作費や滞在費はすべて自腹というケースが多い。しかし「豊岡演劇祭」のフリンジは、あらかじめ参加者を限定する代わりに、公演場所のマッチングはもちろん、支援金や補助金などが付いてくるという、他に類を見ないほどの好条件となっている。
今年のフリンジは、特定の会場で公演・WSを行う「セレクション」、一つの会場を複数団体でシェアする「ショーケース」、街の中でパフォーマンスを見せる「ストリート」の三部門制。セレクションは最大50万円の支援金、その他の部門も宿泊費の全額負担ないしは補助金が支給されるなど、様々な優遇措置が取られている。
to R mansion『街角の恋人〜湯けむりサーカス編〜』@城崎温泉木屋町小路 [撮影協力]日高神鍋観光協会
いずれの部門も、公募は4月11日から開始。第一回目に参加したアーティストたちからは「自然に恵まれた、都会では叶わない環境で公演が打てた」「現地の人のホスピタリティが素晴らしかった」など、かなり好評の声が多かったという。この期間中に特に予定が入っていないようならば、応募してみる価値は大いにあるはずだ。詳しいサポート内容や応募条件などは、公式サイトでご確認を。
応募要項
■会期:2022年9月15日(木)~25日(日)
■採択件数(予定):
セレクション→10団体程度
ショーケース→6団体程度
ストリート→20組程度
■会場:部門によって異なる。詳細は公式サイトでご確認を
※ストリートは5月6日(金)23:59まで受付。
※いずれの部門も、専用応募フォームからの申込のみ受付。
■採択結果発表:
セレクション→2022年6月上旬までにメールにて連絡
ショーケース→2022年5月中旬までにメールにて連絡
ストリート→2022年5月中旬より随時お知らせ
■公式サイト:https://toyooka-theaterfestival.jp/fringe-opencall/