藤原竜也、石丸幹二、向井理がハリー役!開幕迫る、注目の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』製作発表会見レポート
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――役を演じてみて感じるそれぞれのキャラクターの印象はいかがでしょうか?
石丸:ハリーポッターというと、映画でずっと見てきたイメージが強いじゃないですか。僕も映画を見ていて、「こういうことなんだな」と思いがあったんですが、今回の戯曲を読むと、19年の時が経って、ハリーも大人になっているんですよ。子どもも3人いて、魔法省の企業戦士。ばりばりなんですね。そうすると、そんな現実的なことが起こるんだなぁというふうに思っております。
子どもは思春期なんです。思春期の子供と向き合えないお父さん。何なんだろうな、映画の中の世界というより、我々の実生活、実体験と繋がってくる。そんなハリーが描かれていまして。演じるのはちょっと一筋縄ではいかないと思っておりますが、我々3人がどう演じるのか。楽しみにしていただきたいと思います。
石丸幹二
早霧:ハーマイオニーは子どもの頃からとても信念があって、正義感が強い女の子だったと思うんですけども、19年後、ロンと結婚して、子どもができて、何より魔法大臣として、信念も正義感もさらに深く強くなっています。それに責任感もプラスされているんじゃないかなと思っています。
でも、ハーマイオニーだけじゃなくて、今回の舞台に出てくる女性陣の強さといったら!本当に強い女性ばかり。でも強さの質が違うというところで、芯のある、正義感たっぷりの女性を演じていけたらなと思います。
記者会見の様子
エハラ:ロン・ウィーズリーはですね、子どもの頃からお調子者で、ユーモアもセンスもあって、ちょっと天然な部分もあって、みんなの雰囲気をいい意味で緩和させるというようなキャラクターだと思うんですけども、大人になって19年経っても、その根本は全く変わってなくて。子どもを愛し、妻を愛し、家族を愛しながら、みんなを笑わせようと頑張ってるような、とても世界中に愛されるキャラクター。
そのままで見ていただけるかなと思うんですけど、やっぱりもう世界的にファンがいるので、僕もそのイメージで壊したらあかんなと思って、僕12キロやせたんです!ロンのイメージ的に大きいと駄目なんじゃないかと思ったんですけども、海外のロンの方、めちゃくちゃデカかったんですよ(笑)。痩せないでよかったと後々知りました。とはいえ、皆さんのロン像を崩さずに作りたいなと思います!
記者会見の様子
――本作品に登場する魔法の中で、自分も実際に使ってみたいなと思う魔法は?
藤原:やっぱりエクスペリアームスとか。……いろんな使い方があるんですよね?そうですよね?
コナー:お使いになっていますよね?僕に聞かずに、むしろ教えてください(笑)
藤原:いろいろな使い方があって非常に面白いんです。この舞台でも何度か使っていますが、ぜひ注目してください。
――実際に劇場に入ってみての感想は?
藤原:稽古場できなかった、より本番に向けた精度が高い稽古ができています。素晴らしい小屋入りでした。作品のテーマである光を入れるということも含め――僕らは非常に暗く大変な時代を共有してきましたが、やっぱり日本の演劇にとっても『ハリー・ポッター』という作品が光を入れてくれたらと思いましたね。
――向井さんが使ってみたい魔法は?
向井:現実的に一番使い勝手がいいなと個人的に思ってるのは、アロホモラ。扉を開けるの魔法ですけども、扉っていっぱいあるじゃないですか。まず朝起きて、扉を開けて、洗面所の扉を開けて、劇場の扉も開ける。1日何回も使うタイミングがあるなと思って、これが一番いろんな方にとっていいなと思って……。
コナー:エクスペリアームスとアロホモラという魔法ではなくて、透明になる魔法などもうちょっと大きい夢を見た方がいいんじゃないかな(笑)。
向井理