賞金総額5,000万円！ 国内テニス新ツアー『SBCドリームテニスツアー』が6/25開幕

『湘南美容クリニック Presents SBCドリームテニスツアー』が6月25日（土）に開幕する。その開催発表記者会見が行われた。

今大会のコンセプトは「日本のテニスプレーヤーたちに新しいチャンスと夢のある世界を提供したい」。賞金総額約5,000万円という規模で行わる、プロ・アマを対象とした新しいテニスの国内ツアーで、6月～12月に4つのラウンドに分けて開催される。

このうち、各ラウンドでは男女それぞれ16名が参加し、2日間にわたってシングルスによる対戦を実施。初日は各4名ずつ、4グループに分かれての総当たりリーグ戦を行い、2日目は各グループの1・2位による決勝トーナメントで優勝者を決める。

今回発表された大会概要の中でも、注目すべきはその規模感だ。ファーストからサードラウンドまでは各100万円、有明コロシアムで開催されるファイナルラウンドでは1,000万円と、これまでのテニス国内ツアーにはなかった優勝賞金が用意されている。

これについてツアー代表の湘南美容クリニック・相川佳之総括院長は「コロナの影響で日本での試合が中止となり、国内の選手が海外の試合にたどり着くチャンスが失われて、プロとして生活することすら難しい状況が続いている。そこで短期間で選手の生活費や海外遠征資金となる賞金が得られるチャンスを与えたいと、このツアーの開催を決めた」と説明。ゴルフツアーのように、開催前日にプロアマ戦やレセプションパーティーを開くことで、「スポンサーがつきやすい環境を提供したい」と話している。

さらに、ツアーディレクターを務める山田眞幹氏は「2ショートセット（4-4タイブレーク）という、短い時間で勝敗が決する形式で行われるのは、より多くの選手にエキサイティングなゲームをみせて欲しいという思いから。総当たり戦ということで、若い選手と国内トップ選手が戦う機会もあり、誰が優勝してもおかしくない。この大会に注目を集めることで、日本テニス選手の知名度を上げたい」と語り、メディアへの協力を呼びかけた。

全日本男子プロテニス選手会・代表理事であり、本大会のファイナルラウンドに参加予定である内山靖崇プロは「こういった魅力的な賞金がかかった大会は、選手の夢や目標につながる。選手たちの間では早くも話題となっている。私自身も海外を目指して飛躍できるよう頑張りたい」と、子どもの頃からの憧れの地である有明コロシアムでの活躍を誓った。

注目のファーストラウンドは6月25日（土）、26日（日）、有明テニスの森インドアコート（ハードコート）で開催される。