チェリスト・上村文乃、第2回インディアナポリス国際バロック・コンクール優勝(コメントあり)

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2022.7.27
 上村文乃

上村文乃

チェリスト上村文乃(かみむらあやの)が、第2回インディアナポリス国際バロック・コンクールで優勝、併せてデボナ&アモス・ガーバー賞(Devona & Amos Gerber Prize)を受賞した。

インディアナポリス国際バロック・コンクールは、32歳以下の音楽家を対象に4年ごとに開催。2020年に予選が行われた後に、コロナ感染症拡大により本選が延期され、今年7月の実施となった。

上村は、桐朋学園大学ソリストディプロマコース卒業後、ハンブルグ音楽演劇大学を経てバーゼル音楽院に留学し、スコラカントゥルムバーゼル(古楽科)にて古楽奏法をクリストフ・コワン氏に師事。2020年に7年間の留学生活を終え帰国し、モダンチェロの演奏にとどまらず、ピリオド楽器を用いた歴史的演奏法にも取り組み、双方において活躍の場を広げるチェリストとして活躍中だ。

ソロ活動に加え、バッハコレギウムジャパンやトリパルティ・トリオ(Vn.米元響子、Pf.菊池洋子)のメンバーとしても活動しており、その活動が認められ、2022年第23回ホテルオークラ音楽賞を受賞している。

上村文乃 コメント

このような結果をいただくことが出来て驚きと喜びでいっぱいです。恐らく人生最後のコンクールでしたが、心落ち着かせて臨めたのは、日頃日本での演奏会でお客さまに支えて頂いている実感があったからだと思います。いつもありがとうございます。

コンクールという形ですが、そこにいる全ての人が音楽を楽しんでいて、またアメリカ独特の雰囲気があって、その空気に触れられたことが幸せです。また予選があった2020年から中止にならず、2度の延期を経て今年を迎えられた事、主催者のみなさまにも感謝しています。

今後もピリオド楽器、モダン楽器どちらも隔て無く精力的に活動していきたいと思います。これからも応援どうぞよろしくお願い致します。

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