富山のはるか新作公演『バーン・ザ・ハウス』 2022年11月に上演決定(コメントあり)

2022.8.15
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舞台

(上段左より)東迎昂史郎、緒形敦、足立信彦(下段左より)丸山港都、田中爽一郎、松尾祐樹

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松尾祐樹戸塚ヤスタカの演劇ユニット「富山のはるか」の新作公演『バーン・ザ・ハウス』が、2022年11月17日(木)よりシアターバビロンの流れのほとりにてにて上演が決定した。

「富山のはるか」の2年ぶりにとなる新作公演、また2018年に上演した『長いお別れ』ぶりの原作のないオリジナル作品で、東京での本公演としては7年ぶりの上演となる。

近年の「富山のはるか」は、積極的に海外アーティストとのコラボレーションを行ってきたが、その経験を活かしながら、団体として新たな物語を紡いでいく。

主人公のヨダカには、ドラマ『ソロモンの偽証』や舞台『カノン』に出演、9月には映画『LOVE LIFE』への出演を控えている緒形敦。ヨダカの兄で引きこもりのアサトには「ゴジゲン」の劇団員で舞台にて多く活躍する東迎昂史郎、二人の父で謎に包まれた丈太郎をコントユニット「順風男女」主宰でマルチに活躍する足立信彦

そして、「東京夜光」の劇団員で実力派俳優丸山港都が陽気な不動産屋・トムラを、映画「純猥談 私たちの過ごした8年間は何だったんだろうね」主演、オーストラ・マコンドーのプロデュース公演の舞台出演など、多方面で活躍している田中爽一郎がシティーボーイの天才霊媒師・オズマを演じる。

緒形敦

東迎昂史郎

足立信彦

丸山港都

田中爽一郎

演出・松尾祐樹 コメント

松尾祐樹

本作品は「家」についての物語です。

親が死んだ時に実家の家を引き継がなければならないが、その家に住むのも大変だし、売却するのも大変です。そんな「家」をどうすべきかというのが物語の着想です。

家は物質としてそこに存在します。「家族」や「血縁」などと違い質量を持ってそこに存在しています。それはより直接的な呪いなのかもしれません。忘れることや、感情などではどうにもならないのが質量を持った「家」の特徴です。

受け継がなくてはならないものは多くあります。そういったものを捨てることは出来るのかという物語です。しかし、人間はどうしても独りにはなりきれないものです。結果として捨てることができないものもあるかもしれません。ですが、考えることは大切だと思いました。

上のようなことから着想をえて、ビジュアルはスタイリッシュで、物語はB級ホラーのようなバカバカしい「痛快!サイケティックホラー!」を作ろうと思っております。

あらすじ

古い祭りが残る村。そこで母と兄と暮らすヨダカ。
身体の弱い兄の代わりに家庭を支えながらもヨダカは幸せに暮らしていた。
そんなある日、母親が原因不明の病気で突然亡くなってしまう。悲しみに暮れる兄弟。
そんな彼らの元に消えたはずの父親が現れ「この家は呪われている!!」と言い放つ。
そこから次々と起こる不可解な出来事。ヨダカたちは怪奇の世界に誘われていく......
残された家を中心に混沌の渦が巻き起こる!!富山のはるかが送る痛快!サイケティックホラー!

 

公演情報

『バーン・ザ・ハウス』
 
出演:緒形敦 東迎昂史郎(ゴジゲン) 足立信彦 丸山港都(東京夜光) 田中爽一郎
日程:2022年11月17日(木)~11月20日(日)
会場:シアターバビロンの流れのほとりにて
一般発売:2022年10月8日(土)10:00~
 
Twitter:@haruka_toyama
Instagram:haruka.from.toyama
 
「富山のはるか」とは
 
2014年旗揚げ。ジャパニーズセンチメンタルを掲げ“お別れ”に伴う感覚をイメージや短いシーンで紡いでいき記憶をたどる。B級映画のような馬鹿げた王道ストーリーを映像・照明・音響などを駆使して、スタイリッシュな演出で作品を立ち上げる。また近年では、海外アーティストと共同で作品を制作するなど国際交流を精力的に行っている。2020年には特別後援:駐日リトアニア共和国大使館にて、リトアニアのアーティストTADAOCERNと共同にて『ロミオとジュリエット』を上演。同12月にニュージーランドのダンスカンパニー「ボーダーライン」と共同で『THE LAST WAVE』を上演。
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