ファン・ジョンミンが意識を失い、白目をむく……その結末とは　映画『人質 韓国トップスター誘拐事件』本編映像を一部公開

9月9日（金）公開の映画『人質 韓国トップスター誘拐事件』から、本編映像の一部が解禁された。

『哭声/コクソン』、『アシュラ』など多数の作品への出演で知られるファン・ジョンミンの主演映画。ファン・ジョンミンが韓国のトップスター“ファン・ジョンミン”を演じ、誘拐される様子を描いた作品だ。ピル・カムソン監督がメガホンをとった本作には、主演のファン・ジョンミンのほか、『イカゲーム』のイ・ユミ、『梨泰院クラス』や『地獄が呼んでいる』などのリュ・ギョンスらが出演している。

記者会見からの帰宅途中、ファン・ジョンミンが突然拉致された。パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したジョンミンは、自分が大金目当で誘拐されたことを知る。ゲームを楽しむように彼を誘拐した若者たちは、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件を起こした凶悪集団だった。

※以下の文章および映像にネタバレあり。

解禁された映像は、ファン・ジョンミン演じるファン・ジョンミンが誘拐された後の一幕を切り取ったもの。「どうしよう、死んだかも」と呟くパク・ソヨン（イ・ユミ）の視線の先には、よだれを垂らしながら白目を剥き、意識を失ったファン・ジョンミンの姿が。その姿を見て、誘拐犯の一人ヨンテ（チョン・ジェウォン）はパニック状態に陥り、ソヨンに言われるがまま、ジョンミンの拘束を解いてしまう。椅子から転げ落ちたジョンミンに、ヨンテは人工呼吸を試みるが、思いもよらない事態に。意識を失っていたはずのジョンミンが急に目を覚まし、ガラスの破片を手に襲い掛かってくる。意識不明の状態は、すべてジョンミンの演技だったのだ。

脚本を読んだ際の感想を聞かれると、ジョンミンは「当然、脚本はとても面白く読んだ。ただ、心配な部分もあった。重要なのは僕が主人公として出るこの映画に人質として捉えられるという点で、一つの空間の中で僕がどんなふうに話をうまくリードしていけるかという悩みが大きかった」と話す。また、本作のアクションシーンを撮る上で事前に準備したことや苦労した点を聞かれると、「アクションというよりも生きるために闘うような感じだ。既存に見せてきたアクションのように型を合わせて行うアクションではなく、一人の男が誘拐され、生きたいがために闘う、そんなエネルギーを与えることができたらと思ってアクション監督ともたくさん話し合った」とコメント。さらに、「その過程で少しつらかったのは裸足という点だった。靴を履かずに裸足でのシーンはとても辛かった」と撮影の裏側を明かしている。

『人質 韓国トップスター誘拐事件』は9月9日（金）シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国ロードショー。