町田マリーと中込佐知子の演劇ユニット・パショナリーアパショナーリア、5周年二本立て公演の上演が決定
(上段左から)中込佐知子、町田マリー(下段左から)土居志央梨、酒井善史、柿丸美智恵
町田マリーと中込佐知子の演劇ユニット「パショナリーアパショナーリア」が5周年記念公演として、2022年12月14日(木)〜12月20日(火)に東演パラータにて上演が決定した。
パショナリーアパショナーリア5周年記念二本立て公演 『人の気も知らないで』『かぞくららばい』
2017年の旗揚げ公演では、クラウドファンディングにより託児費用と高校生以下の代金を無料にすることに成功。多くの共感を呼んだ。町田の脚本演出によるオリジナル作品と、「やりたい戯曲全部やっちゃおうよ‼」シリーズを上演している。
今回は、ユニット結成5周年記念公演として、注目の劇団「iaku」横山拓也の傑作戯曲『人の気も知らないで』と、町田の新作『かぞくららばい』を2本立てで上演する。
演出家には繊細で美しい表現で高い評価のある若手注目株の荒井遼、ゲスト俳優に『広島ジャンゴ』での好演が記憶に新しい若手実力派の土居志央梨、京都を拠点に活動するマルチエンターテインメント集団「ヨーロッパ企画」より酒井善史、面白さと格好良さが飛び出てくるような演技でパショパショ(パショナリーアパショナーリアの略称)からの信頼厚い女優柿丸美智恵を迎え、パショパショがテーマにしている「家族愛、女の生き方」を生き生きと明るく描きます。
大人も子どもも楽しめる、子ども向きではない大人の演劇を目指しているパショパショ。家族一緒に演劇を楽しんでもらいたい、そんな思いから今回も高校生以下無料。もちろん0歳から一緒に入場可能だ。
パショパショ初めての2本立て公演。「やりたい戯曲を全部やっちゃおうよ‼」シリーズと、町田オリジナル作品を一度に見ることができる今回の公演に期待が高まる。
町田マリー コメント
パショナリーアパショナーリアを中込佐知子さんと立ち上げて5年が経ちます。関わってくださる皆様や観にきてくださるお客様、お子様達と共有できる時間が本当に愛おしくここまで続けることができました。
今回はパショパショ初めての二本立て公演。一本はiakuの横山拓也さんの戯曲「人の気も知らないで」を、もう一本は私の新作を上演します。横山さんの戯曲は人物同士のやり取りを楽しんでいる間にいつの間にか物語の中や人物の心の中に誘導されていくような感覚があります。その瞬間瞬間を一生懸命生きていく、という人間の大事な部分を思い出させてくれます。
そして、そんな横山さんのすごい作品と並べて自分の新作を上演するという、ものすごいプレッシャーを自分に課してしまいました。これまでパショパショで新作をやる時には、お子様と大人の方が‘’何故か‘’同時に楽しめる作品を目指してやってきました。今回もそういうものになるよう毎日頭や心を働かせています。
是非お子様連れで、またはご家族と、お一人でも、友達同士でも、などなど色んな方と観に来ていただけたらすごく嬉しいです!
中込佐知子 コメント
「一緒に演劇やりませんか?」マリーちゃんからの一声で始まったパショナリーアパショナーリア。彼女の演劇への愛と情熱に感化されて、どんどん演劇沼にハマっている気がします。荒井遼さんをはじめ、沢山の方達の協力を得て、今回5周年記念公演を行う事となりました。奇跡です。感謝です。
しかも二本立てという挑戦! 今回も様々な女性達を描きます。横山拓也作「人の気も知らないで」、そして、劇場版町田マリーの新作「かぞくららばい」、お客様に楽しんでもらえるよう頑張ります!
演出・荒井遼 コメント
横山拓也さんの「人の気も知らないで」はそれぞれの思いや事情を持った3人の女性の声が交差し、紡がれます。可笑しくもやがて荒波の物語は、そっと疑問を投げかけます。そして町田マリーさんの新作は実感から生まれた物語。マリーさんが「今、書きたい話」。2本立ては大変ですがワクワクします。虚構と現実生活をかき混ぜながらエネルギッシュに稽古するのが、パショパショだと思います!それが眩しいのです!お二人と素敵な出演者の皆様と一緒に稽古するのが楽しみです!
公演情報
プレイガイド:カンフェティ