BiS、新しい学校のリーダーズがツーマンライブ、FM大阪のラジオ番組発のイベント『アカネクラブぶっかまLIVE vol.2』は「ファンがざわつく組み合わせ」
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『アカネクラブぶっかまLIVE vol.2』
『アカネクラブぶっかまLIVE vol.2』10.3(MON)大阪・なんばHatch
FM大阪の人気番組『アカネクラブ』発のライブイベントの第2弾『アカネクラブぶっかまLIVE vol.2』が10月3日(月)、大阪・なんばHatchで開催され、BiS、新しい学校のリーダーズ、アバンギャルディがライブをおこなった。
同ライブは、『アカネクラブ』(毎週金曜日 20:00~20:55OA)でDJをつとめる振付師・akaneが中心となり、「ぶちかます」という意気ごみをタイトルにしてひらかれるイベント。1月開催の第1弾には、#ババババンビ、26時のマスカレイド、ラストアイドルが出演した。
このイベントのおもしろいところは、出演者によるライブはもちろんのこと、akaneらとのにぎやかなトークタイム、さらにラジオの公開収録が繰り広げられる点だ。今回も、akane、そしてゲストMCのガクテンソク・奥田修二が、3組の出演者とともに『ぶっかまLIVE』を盛りあげた。
akane
奥田修二(ガクテンソク)
●BiS、新しい学校のリーダーズも驚いたアバンギャルディのダンス
アバンギャルディ
オープニングアクトをつとめたのは、akaneがプロデューサーを担当しているダンスユニット、アバンギャルディ。おかっぱ頭、制服姿の総勢13名が、大黒摩季の楽曲「あなただけ見つめてる」にのって激しく踊りだし、観客を魅了。ダンス時の表情は能面的で、楽しんでいるようにも、またそれ以外の感情を浮かべているようにも見える。唯一無二のダンスパフォーマンスを披露した。
一方でMCではすごく元気が良く、「akaneさんがプロデュースをしてくださっている関係で、今日は呼んでいただきました!」と初々しく挨拶。そのほか共演のBiS、新しい学校のリーダーズの楽曲のメドレーなどを踊り、のちに登場する2組も「すごいダンスだった」「さすがakaneさんがプロデュースしているグループ」と驚くほどだった。
アバンギャルディ
アバンギャルディのパフォーマンス後に、akane、奥田が登場。akaneは「うれしい、待ちに待ちました。『アカネクラブ』でも4ヶ月くらい前からこのライブのことを言っていましたから」と2回目の開催に満面の笑み。アイドル好きで知られる奥田も「BiSと新しい学校のリーダーズのツーマンはなかなかない。オタクがざわつく組み合わせです」と声を弾ませた。
●新しい学校のリーダーズに、akaneが「ほんまにすごい、口がポカーン」と興奮
新しい学校のリーダーズ
ライブの先手は、新しい学校のリーダーズ。まず、MIZYU、RIN、KANONがSUZUKAを騎馬戦のように肩車をするおなじみのスタイルで登場。
1曲目「最終人類」でも、SUZUKAが肩車から3人に倒れこむようになるなど、アクロバティックな動きをみせて観客を沸かせた。さらに「先生、告白したら犯罪ですか」の語りかけから始まる「恋ゲバ」、手首を曲げて膝を外向きにして折り曲げながら前後に動く特徴的なダンスがクセになる「オトナブルー」などで、会場を一気に新しい学校のリーダーズの世界観で染めあげた。MCではMIZYUから「なんてったってSUZUKAは?」と振られ、SUZUKAは「大阪出身やで、おま! 大きい声で言わせてください。たー、だい、ま!」とリズムにのって地元凱旋を報告。
新しい学校のリーダーズ
新しい学校のリーダーズ
その後も、MIZYUによる頭頂を土台とした逆立ちやメンバー同士が殴り合っているように見える振付などがある「Pineapple Kryptonight Spesial Mix(original〜Remix)」ほか、中毒性たっぷりのサウンドとメンバー考案のダンスが展開。途中、学ラン姿に衣装チェンジし、SUZUKAは「かっこいいだろう? ワイルドだろう?」と人気芸人のフレーズを口にして笑わせる、お茶目な一面も。
新しい学校のリーダーズ
新しい学校のリーダーズ
ラストの「迷えば尊し」まで全11曲。akaneは「圧巻! 口がポカーンってなった。ほんまにすごい。殴り合っている振付を見て、『そんな踊り、あるんや』ってびっくりした」と絶賛。奥田も「興奮した。興奮している様子がスタッフさんにバレるのが恥ずかしかったくらい」と新しい学校のリーダーズの虜に。SUZUKAも「ほんまに楽しかった。みなさん、意味わからんくらい手をあげてくれた。みんなノリに来てくれてんねんな、遊びに来てくれてんねんな、求めに来てくれてんねんな、癒されに来てくれてんねんなっていうのがわかりました。(腕をあげてくれたから)脇をマッサージしてあげたい」と独特の言い回しで観客に感謝した。
新しい学校のリーダーズ
●BiSの熱気あふれるライブ「1曲目から汗がダランダラン」
BiS
世界観を作り込み、統制のとれたパフォーマンスを披露した新しい学校のリーダーズとは良い意味で一転していたのが、後攻のBiSだ。とにかくパンキッシュで、荒々しい。45分のライブ時間を全力で駆け抜けた。
1曲目「STUPiD」からステージの最前線に立って観客を煽り、2曲目「teacher teacher teacher」ではファンも一体となって膝蹴り風の振付をするなど、熱量たっぷり。MCでは、イトー・ムセンシティ部が「さっきまでの(アバンギャルディ、新しい学校のリーダーズの)熱気がずっと残っていて、すごい温めてもらったから1曲目から汗がダランダラン」と2組のライブに押され、フルスロットルになっていると話した。
BiS
BiS
強烈なシャウトで幕をあける「FUCKiNG OUT」ではさらに激しく動き回り、つづく「DEAD or A LiME」でも腕を掲げながら汗をほとばしらせた4人。一方で後半の「this is not a love song」「BiS〜どうやらゾンビのおでまし〜」は多幸感にみちあふれ、全力でジャンプしながら応援するファンに向けてメンバーも目いっぱいの笑顔でこたえるなど、感動的な一幕もみられた。ナノ3の「今日、来てくれたあなたとまたどこかで会えたら嬉しいです」という呼びかけも、胸を打たれるものがあった。BiSらしい、パンキッシュさとエモーショナルさがまじわったライブとなった。
BiS
BiS
トークタイムではakaneが「すごい熱量」、奥田も「ビンビンに伝わってきましたね。いやあ、ライブって良いですね」と噛み締めるように話した。そんななか、なぜかトギーが顔をしかめながら「最高ですね」とコメントしてメンバーから「いや、顔、顔」と指をさされるなど、ユーモラスな面を見ることもできた。
BiS
BiS
●akane「前回とはまた違った、ぶっかまし方があった」
新しい学校のリーダーズ、BiS
ライブ後は、恒例の早口言葉対決も。チャレンジする早口言葉は「東京特許許可局長今日BiS 新しい学校のリーダーズ 急遽休暇許可拒否」。新しい学校のリーダーズはKANONがチャレンジし、スラスラと言い切ったばかりでなく、最後は決めポーズまで。一方、BiSもトギーが負けじと独特のイントネーションでスピーディーに喋り、甲乙付け難い勝負に。軍配は新しい学校のリーダーズにあがり、『アカネクラブ』での楽曲のパワープレイをゲットした。
『アカネクラブぶっかまLIVE vol.2』早口言葉対決
イベント終了後は、ライブのプレミアム
新しい学校のリーダーズは、アメリカツアーの感想が語られたほか、akaneが「4人ともダンスがうますぎる」と振付制作の裏側を尋ねるなどダンス談義に。またリスナーからの質問コーナーでは「ダンスを間違えているところを見たことがない」と言われ、SUZUKAが、アバンギャルディのリハーサル時に目撃したakaneの厳しい指導のモノマネをまじえながら回答し笑いを誘った。
『アカネクラブぶっかまLIVE vol.2』公開収録
BiSには、奥田が「めっちゃ(客席の)前で観たかった。もちろん横で観るのも良かったけど。それにスタッフさんが働いているから、盛りあがりすぎると申し訳ない。だから壁に寄りかかって観ていた」と明かすと、トギーから「後方彼氏ヅラ、あっ、脇見彼氏面!」とツッコミがはいった。またリスナーから「もし10億円と1ヶ月の休みがもらえるならなにがしたい」と問われ、メンバーから意外な答えが……。
『アカネクラブぶっかまLIVE vol.2』公開収録
充実したライブ、トークを終え、akaneは「2回目は、前回とはまた違った「ぶっかまし方」があった。あと、今回もりあがったのはお客さんのおかげ」とイベントの成功を喜んだ。
なお、公開収録の内容は、1週間限定でradikoのタイムフリーにて聴き直すことができるのでぜひチェックしてみてほしい。
新しい学校のリーダーズ、BiS、アバンギャルディ、akane、奥田修二(ガクテンソク)
取材・文=田辺ユウキ 写真=オフィシャル提供(ハヤシマコ)
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