いのちの輝きと家族の愛を山口乃々華、奥村佳恵、和田琢磨らが瑞々しく表現 ミュージカル『SERI〜ひとつのいのち』会見&ゲネプロレポート

2022.10.7
レポート
舞台

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上質な作品作りで注目を集めるconSeptの最新作、ミュージカル『SERI〜ひとつのいのち』。ニューヨークで暮らす親子の実話『未完の贈り物』を原作に、障がいを抱えて生まれた少女・千璃が感じたかも知れない事に想像を巡らせ、夫婦の葛藤や多くの苦しみから育まれた愛、命が教えてくれるきらめきを、生演奏に乗せて紡ぐオリジナルミュージカルだ。

脚本は、翻訳家として多くの名作に携わる一方、日本オリジナル作品の脚本でも注目を集める高橋亜子。音楽はconSeptのオリジナル作品でも高い評価を受けている桑原まこ。そしてconSept作品に振付家として参加してきた下司尚美が、自身初となるミュージカルの演出を手掛ける。タイトルロールの千璃を演じるのはミュージカル初主演の山口乃々華。彼女を深く愛する母親役を奥村佳恵、父親役を和田琢磨が務め、幅広いジャンルで活躍する実力派が脇を固めた。初日に先駆けて行われた会見とゲネプロの様子をお届けしよう。

――まずは初日を迎えた心境をお聞かせください。

山口:すごくドキドキしていて緊張しますが、早く皆さんに観ていただきたいというワクワクも強いです。緊張するタイプなので、こういう気持ちになるのは初めてですね。今回は時間をかけて丁寧に稽古してきたので、早く観ていただきたい気持ちでいっぱいです。

奥村:お客様にやっとお届けできると思うとすごく嬉しいです。稽古でやってきたことを信じて演じたいです。

和田:家族の話で、とてもあたたかい作品に仕上がりました。多くの人にこの座組みの雰囲気を感じ取っていただきたいですし、千璃の生き様を知ってほしいので開幕が楽しみです。

――本作で観てほしいポイントを一つ挙げるとしたらなんですか?

山口:今回は無言劇があります。マイムを通して日常の匂いや空気感を伝えるシーンに注目してほしいですね。

奥村:シーンではないんですが、スタッフさんを含めたチームワークを見てほしいです。全員が持てる力を全て出しています。

和田:千璃ちゃん役の山口さんの身体表現ですね。袖から見ていても感動しますし、言葉がなくても彼女の想いや生きることに対する情熱が伝わってくるので注目してほしいです。

――本作のテーマに絡めて、みなさんが最近周りの方からの愛を感じた出来事はなんですか。

山口:私が稽古中に花粉でやられて喉を痛めかけた時、佳恵さんが稽古の合間にありったけの飴をくれました。溢れんばかりの愛みたいなものを感じました。

和田:僕はこの質問をいただいた時に、何かあるか純米さんに聞いたんです。そしたら全員が集合しているときに僕だけいなくて、みんなが「琢磨ならいいか」ってなった……という話を教えてくれたんですが、これは愛なんでしょうか?

山口:それでいいんですか(笑)? 他に色々エピソードありますよね。皆さん、和田さんのおもしろギャグで笑ってますし。

奥村:常にみんなに笑顔を与えてらっしゃいます。

和田:皆さんがにこにこしてくれることに愛を感じます。

奥村:私は常に。この座組みはスタッフさん含めて皆さんいい人揃い。作品的には大変なタイミングもあったけど、みんながみんなのことを思いやってベストを尽くして稽古に向き合っていました。

――最後に、観にくる方へのメッセージをお願いします。

山口:この作品が伝えているのは、人との支え合い、愛されているからこそ自分が存在できること。最初と最後の楽曲のサビの歌詞など、教訓として持って帰ってもらえるような、素敵なメッセージが詰まった作品となっています。ぜひ観に来ていただけたらと思います。

続いて、ゲネプロの模様を紹介する(舞台写真、ネタバレあり)。

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