東京バレエ団『くるみ割り人形』12月に6 都市9公演のツアー開催
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photo_Kiyonori Hasegawa
2022年12月、東京バレエ団による『くるみ割り人形』が上演される。チャイコフスキーの珠玉の音楽にのせたバレエのワンダーランド『くるみ割り人形』が今年も戻ってくる。
クリスマス・イヴの夜、人形たちのふしぎな世界に迷い込んだ少女マーシャは、くるみ割りの王子に誘われて雪の国やお菓子の国を訪れます。雪の国で二人が雪片とたわむれるように舞う幻想的なダンス。お菓子の国の宴でくり広げられる個性的な踊り。そしてマーシャと王子の華麗なグラン・パ・ド・ドゥまで、このバレエの見どころは尽きない。
photo_Kiyonori Hasegawa
東京バレエ団では、芸術監督の斎藤友佳理の総指揮のもと、2019 年に『くるみ割り人形』の新制作版を初演して大好評を得た。とくに第2 幕で、主人公のマーシャが王子に誘われて訪れるお菓子の国の美術は、〈クリスマスツリーの中に入り込んでしまった、マーシャの驚き〉というコンセプトで製作され、バレエの本場ロシアの舞台デザイナーや職人たちの手で夢と驚きを秘めた鮮やかな装置が出来上がった。
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新制作の『くるみ割り人形』は、2019 年の初演以来、毎年12 月に東京はじめ各都市で上演されている。とくに2021 年と今年2022 年は文化庁の「アートキャラバン事業」の助成を受けて全国で展開。
21 年は東京、横須賀、鹿児島、大分、福山、高松、西宮、鳥取、浜松の9 都市11 公演を実施し、今年は東京、堺、西宮、新潟、⾧野、岡谷の6 都市9 公演のツアーが予定されている。最終日12 月27 日の岡谷公演が終了すると、新制作の『くるみ割り人形』の上演回数は30 回を達成することになる。
マーシャと王子が巨大なクリスマスツリーを登っていき、その頂に到達するとお菓子の国の城に迎えられる……そんな夢と幻想の世界で、東京バレエ団の粒ぞろいのダンサーたちが舞う華麗なステージを今年も楽しみたい。
公演情報
●後援:一般社団法人日本バレエ団連盟