<2015年末回顧>今年のアニメ、海梨のTOP5

特集
アニメ/ゲーム
2015.12.30

2015年私のアニメTOP5!

今年放送されたTVアニメの中から個人的TOP5を発表。
第1位 黒子のバスケ(第3期)
第2位 青春×機関銃
第3位 キュートランスフォーマー さらなる人気者への道(第2期)
第4位 おそ松さん
第5位 蒼穹のファフナーEXODUS



『黒子のバスケ』は、3期をかけて原作をすべてやりきる形で最終回を迎えた。キセキの世代のいるチームを倒して勝ち上がる黒子と火神の聖凛高校がウィンターカップで優勝するまでの物語だ。黒子や火神だけではなく、キセキの世代の面々も最強と言われたが故にそれぞれが抱えていた悩みも解決し、最後はみんな笑顔でバスケをする姿は輝いていた。アニメ放送はこれで一旦終了はしたが、今後劇場版も公開されることが決定しているし、これからも『黒子のバスケ』からは目が離せない。
『青春×機関銃』は、筆者個人もサバゲーはやったこともないのだが、とてもおもしろく見ることができた。ホストなのに主人公が女だということに気づかないイケメン男子松岡や、松岡大好きなエロマンガ家の雪村や、医者と看護師組のライバル。楽しいキャラがたくさんいるが、実際のサバゲーもいろんな職業の人たちが集まって楽しんでいるようだし、そういうところではリアル感も味わえる。


尺は短いながら、毎回笑いという強烈なインパクトを与えてくれたのが『キュートランスフォーマー』だ。テーマだけ決まっている中で、台詞はほぼアドリブだという声優さんたちの喋りもとてもおもしろい。細谷佳正さんにツッコむ木村良平さんや鈴木達央さんの喋りは毎週楽しく見られるアニメだった。


そしていま話題の作品『おそ松さん』。赤塚不二夫さんの『おそ松くん』の6つ子たちがこんな形で現代に帰ってくるとは。櫻井孝宏さん、中村悠一さん、神谷浩史さん、福山潤さん、小野大輔さん、入野自由さんといった豪華な声優陣が声をあてているということも話題だが、ストーリーも楽しい。基本的にはクズなニートである6つ子の織りなす日常話なのだが、リアルなアイドル風イケメンたちの話になったり、デカパンやイヤミ、チビ太もしっかり登場している。6つ子1人1人に焦点を当てた話も恋の話だったり、不憫な話だったり、見栄っ張りの話だったり、実に様々な短編で楽しませてくれる。年末に放送された回では総集編を流しつつ、裏では副音声として声優さんたちがトークをするというおもしろい試みもしていた。まだ1月からも放送は続くので、今後も何をやってくれるのかとても楽しみなアニメである。


最後に、劇場版から実に10年ぶりにアニメ放送になった『蒼穹のファフナー』。毎週毎週こんなに泣けるアニメはないだろうというくらい最後まで涙があふれるアニメだった。第1期のアニメの頃は中学生だった一騎や総士も20歳になって大人になった。だが、平和な島を守るための戦いは続き、仲間も失っていく。それでも守りたいもの、仲間との絆、大切なものを私たちの心に問いかけていた作品だった。

番外編 劇場版ハイ☆スピード-Free! starting days-


そしてこれはぜひ紹介させていただきたい映画が『ハイスピード』だ。今年見た映画の中で個人的にダントツに感動と癒しをくれた映画である。『Free!』は高校を舞台に描かれた物語だが、それ以前の彼らが中学に上がったばかりの時代のことを描いた物語になっている。『ハイスピード』では、『Free!』でも主人公である遙や真琴に加え、新たに新キャラも登場する。遙たちの先輩である夏也や尚、同級生の郁弥や旭といったキャラたちもとても魅力的だ。この映画を見て新キャラに惹かれたという人は少なくないのではないだろうか。中学時代ならではの、友達関係や兄弟関係、自分の気持ちがわからなくてどうしたらいいのか悩んでしまう......といった青臭い悩みをそれぞれが抱え、でもそれでも先輩や仲間に支えられて乗り越えて行く。冬の寒い時期、この映画で心を温かくしていただきたい。

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