尾上松也ら若手の歌舞伎俳優が出演 3年ぶりに浅草に帰ってくる『新春浅草歌舞伎』の演目と配役が決定

2022.10.20
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『新春浅草歌舞伎』

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2023年1月2日(月・休)〜24日(火)浅草公会堂にて『新春浅草歌舞伎』が上演される。出演者に続き、演目と配役が決定した。

江戸時代、江戸随一の繁華街として栄えた浅草の町には、天保以来「江戸三座」と呼ばれる幕府公認の芝居小屋が立ち
並び、大変な賑わいであったと伝えられている。その後も、明治、大正、昭和と浅草はショービジネスの中心地として栄えてきた。松竹は、戦後しばらく途絶えていた浅草での歌舞伎興行を、昭和55年(1980)正月に『初春花形歌舞伎』として復活させた。以来、浅草公会堂にて初芝居の公演を催している。新型コロナウイルスの影響で公演開催が見送られていたが、この度、浅草公会堂のリニューアルを経て、3年ぶりに『新春浅草歌舞伎』が浅草の町に帰ってくる。

次代の歌舞伎界を担う花形が顔を揃える『新春浅草歌舞伎』は、“若手歌舞伎俳優の登竜門”として43年の歴史があり、初春行事として定着し、浅草の正月の風物詩として広く愛され親しまれている。若手が大役に真摯に取り組み、互いに切磋琢磨する。成長、飛躍の場としてはもちろんのこと、歌舞伎の伝承という意味合いでも『新春浅草歌舞伎』は重要な役割を担っている。

(左から)中村歌昇、坂東新悟、中村隼人、中村莟玉、中村種之助、中村橋之助、坂東巳之助、尾上松也

そして、3年ぶりとなる今回の『新春浅草歌舞伎』では、前回に引き続き尾上松也がリーダー的存在として本公演を引っ張り、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉という若手俳優が、気持ちを新たにエネルギー溢れる熱い舞台をおくる。初春を寿ぐ清新な舞台での花形俳優の共演に注目しよう。

公演情報

『新春浅草歌舞伎』
 
日程:2023年1月2日(月・休)〜24日(火)
会場:浅草公会堂
 
前売開始:11月19日(土)10:00~
ご観劇料(全席指定・税込:1等席 9,500円 2等席 6,000円 3等席 3,000円
 
第一部(午前11時開演)
 
一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
引窓
 
南与兵衛後に南方十次兵衛:中村隼人
濡髪長五郎:中村橋之助
女房お早:坂東新悟
 
二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
 
白拍子桜子実は狂言師左近:坂東巳之助
白拍子花子:坂東新悟
 
第二部(午後15時開演)
 
近松門左衛門 作
一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
土佐将監閑居の場
 
浮世又平後に土佐又平光起:中村歌昇
女房おとく:中村種之助
土佐修理之助:中村莟玉
狩野雅楽之助:尾上松也
 
河竹黙阿弥 作
二、連獅子(れんじし)
 
狂言師右近後に親獅子の精:尾上松也
狂言師左近後に仔獅子の精:中村莟玉
法華の僧蓮念:中村種之助
浄土の僧遍念:中村歌昇
 
 
主催・製作:松竹株式会社
 
公式 Twitter @asakusa_kab
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