KANAがエンフュージョン王者と激突! K-1大阪大会は12/3開催
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12月3日(土)に強豪サントスを迎え撃つKANA (C)K-1
『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』が12月3日(土)、エディオンアリーナ大阪で行われる。
同大会ではK-1女子フライ級王者のKANAが、Enfusion(エンフュージョン)王者のオロール・ドス・サントス(フランス)と対戦する。
サントスはヨーロッパを主戦場にムエタイ、キックの両ルールで活躍。これまでに4本のベルトを保持し、2019年には欧州の格闘技団体Enfusionの女子ストロー級(52kg)王座にも就いた。
KANAは「自分がテーマとしているのは海外の強豪と戦うこと。GLORYにも出場したことがあるEnfusionのチャンピオンがK-1のリングに上がって対戦できるので、感謝しています」とコメント。「K-1のチャンピオンが世界で一番強いことを証明しないといけない。それができるのは自分しかいない」とK-1最強を証明すると宣言した。
中村拓己K-1プロデューサーは「この試合でどう勝つかでまたKANA選手の名前が世界に広まる。選手のようにヨーロッパで実績を残して、ここまでタイトルを持った選手もなかなかいません。楽しみです」と期待を込めた。
KANAは6月25日に行われたK-1初の女子大会『K-1 RING OF VENUS』で、K-1女子エースとして出場。自ら志願して初防衛戦を行い、ミャンマーラウェイの世界タイトルを保持する強豪スーリ・マンフレディ(フランス)を、狙っていたハイキックでKOした。
今度の相手サントスはKANAより11cm高い171cmの長身。「今まで戦ったことがないぐらい大きいですし、かなりリーチ差もあってそこが一番ポイントになるのかなと思います。キャリアも実績もしっかりある選手なので、しっかり対策を立てて試合に挑みたい」と気を引き締めた。
なお、会見に欠席したサントスは「K-1王者のKANAと戦えることに凄くワクワクしています。パンチのパワーもあり、とても強い選手ですが、倒す自信があります。最高のパフォーマンスを見せて会場を盛り上げることを約束します」とコメントを寄せた。
左から池田、石井、1人おいて黒田、壬生狼の日本人4選手。中央は中村プロデューサー (C)K-1
このK-1大阪大会では、「K-1 WORLD GP 初代バンタム級王座決定トーナメント」も行われる。日本からは石井一成、池田幸司、黒田斗真、壬生狼一輝が出場。海外の4選手を加えた8名でワンデートーナメントを戦う。
1回戦の対戦カードは以下の通り。
(1)池田幸司vsアンビ・エンスエ・アボモ(赤道ギニア)
(2)石井一成vsオスカル・ボルケス(エクアドル)
(3)黒田斗真vsヨーシラー・チョー.ハーパヤック(タイ)
(4)壬生狼一輝vsサンベル・ババヤン(アルメニア)
その後の対戦スケジュールは以下のようになっている。
準決勝(1):一回戦(1)勝者 vs 一回戦(2)勝者
準決勝(2):一回戦(3)勝者 vs 一回戦(4)勝者
決勝:準決勝(1)勝者vs準決勝(2)勝者
対戦相手 ボルケスのパネルを横に拳に力を込める石井一成 (C)K-1
優勝候補として、最も期待されているのが石井だ。8月からK-1に参戦し、K-1デビュー戦になった福岡大会で見事なKO勝利を収めている。9月にはWBCムエタイの世界タイトル戦も行い、その試合も1RKO勝利でタイトルを獲得した。
石井は「このトーナメントに18年間の想いをぶつける。僕が『K-1バンタム級を創っていく』と言ったんですけど、ここがバンタム級のスタート。絶対に勝ちに行きます」と悲願のK-1王座獲得を狙う。
対戦相手のボルケスは南米・エクアドル出身。「石井は世界トップクラスの選手だが、自分の実力を見せる最高のチャンスだと思う」と闘志を燃やしている。
K-1では今年最後となる”大阪冬の陣”。KANAの海外強豪撃破、石井の戴冠に期待したい。