大泉洋の子役に対する優しい対応も明らかに 映画『月の満ち欠け』メイキングムービー&場面写真が到着
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『月の満ち欠け』場面写真 (C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
12月2日(金)公開の映画『月の満ち欠け』から、スペシャルメイキングムービーが到着した。
『月の満ち欠け』は、2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数26万部を超える佐藤正午氏の小説『月の満ち欠け』(岩波書店刊)を映画化したもの。小山内堅は、愛する妻・梢と家庭を築き、仕事も順調、どこから見ても順風満帆だった。だが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。事故のあった日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして、彼女と同じ名前をもち、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性について語りだす。現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角。無関係だった彼らの人生が、”瑠璃”という名の女性の存在で交錯する。
主人公・小山内堅を演じるのは大泉洋。小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性・正木瑠璃役で有村架純、正木瑠璃と許されざる恋に落ちる大学生・三角哲彦役でソロでは映画出演となるSnow Manの目黒蓮、小山内の妻・小山内梢役で柴咲コウが出演。さらに、正木瑠璃の夫・正木竜之介役で田中圭、小山内の娘の親友・緑坂ゆい役で伊藤沙莉がキャストに名を連ねている。メガホンをとったのは、『ストロボエッジ』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などの廣木隆一監督。脚本を『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』などの橋本裕志氏が手がける。
解禁されたメイキングムービーは、大泉洋の撮影クランクアップ時の様子から、主要キャスト陣の撮影風景やコメントまでが随所に盛り込まれたもの。三角哲彦役の目黒蓮は、本作の舞台のひとつである1980年代の高田馬場駅前を再現した巨大セットについて、「いかつすぎません? このセット(笑)。Snow ManのMV1本撮れるくらいの。その中でお芝居が出来るのはすごい貴重だな」と語り、驚きを隠せない。なお、現在の高田馬場駅での撮影は叶わず、茨城県筑西市の全面協力のもと同セットが構築されたとのこと。
『月の満ち欠け』場面写真 (C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
『月の満ち欠け』場面写真 (C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
『月の満ち欠け』場面写真 (C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
また、同セット内で撮影されたシーンから複数のカットも解禁。俯瞰で高田馬場駅前の全体を写した場面写真に加え、横断歩道ですれ違った正木瑠璃(有村架純)と三角の2人が振り向きざま互いを確認する場面と、その合成前の画が明らかになっている。また、主人公の小山内堅役・大泉洋が、7歳の娘・瑠璃(阿部久令亜)を安堵した表情で見つめるシーンも公開。劇中では、高田馬場にあるレコードショップを1人で訪れていた7歳の瑠璃を、小山内と妻の梢(柴咲コウ)が必死で探し回ることに。無事警察に保護された瑠璃を迎えに行った小山内は、駅前の横断歩道で瑠璃から思いがけない言葉をかけられる。このシーンでは、廣木監督が子役の阿部を「いかに自然に見えるか」をメインに演出。大泉も撮影前から何度も阿部の芝居練習に付き合い、時には優しくアドバイスしていたという。また、阿部が言いやすくかつより自然に映るよう、台本のセリフも変更されたとのこと。
『月の満ち欠け』は12月2日(金)全国公開。
(C)2022「月の満ち欠け」製作委員会