ビッグニュースも飛び出し『ウマ娘』の激走は止まらない! 「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」DAY2レポート
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■DJヘリオス爆誕! ぱか☆アゲMIXでベルーナドームが巨大クラブに!
「大好きのタカラバコ」/Lynn(マルゼンスキー役)、田所あずさ(シンボリルドルフ役)、春川芽生(シンボリクリスエス役)
東京・横浜公演では出演陣全員によるグランドフィナーレ曲として強い印象を残した「大好きのタカラバコ」が、今回はオリジナルシンガーのシンボリルドルフとマルゼンスキー&シンボリクリスエスとオリジナルと同じトリオでの披露となった。
人数こそ少ないが三人それぞれが圧倒的な声量のボーカルを駆使して、まるでオペラばりの力強い独唱とハーモニーで場内を自分達の声で満たしてしまう。
自分の中のタカラバコに仲間との出会いや走ることの喜びなどを詰め込んでいこうというメッセージを静謐ながらも迫力のあるパフォーマンスで唄い上げ、配信ではドーム内に虹が架かるなど壮大な演出も加わって、ライブを聴き入る全てのファンを魅了してみせた。
「Ambitious World」/立花日菜(サトノダイヤモンド役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)
次の曲は憧れのトウカイテイオー&メジロマックイーンの背中を追って、トレセン学園へと入学したキタサンブラックとサトノダイヤモンドの夢にときめく気持ちを唄ったナンバー「Ambitious World」。二人がトレセン学園入学時に交わしたセリフと共に登場するが、何と両者がTVアニメ第2期での小学生時代の姿に衣装チェンジしており、思わぬサプライズに場内も大盛り上がり。これから開ける未来への期待が詰まった曲を二人は絶妙のコンビネーションで歌い上げ、間奏ではコンサートライトの輝きに包まれた場内を見渡して、この景色を絶対忘れないと指切りをして誓い合うなど、ファンにはたまらないパフォーマンス全開のステージとなった。
曲が終わった場内にデジタルチューンのメロディが流れ出すと、スクリーンにはダイタクヘリオスとメジロパーマーのアニメーションPVが流れ出し、さらに二人がDJブースと共にメインステージへとせり上がってきた! 先日YouTubeチャンネル「ぱかチューブ」内で公開されて話題を呼んだ『ウマ娘 プリティーダービー』楽曲のDJミックス「ぱか☆アゲMIX」がベルーナドームにやってきたのだ。パーマーとヘリオスのハイテンションな掛け合いとゲキに場内のファンもテンアゲとなり、何と全曲ここで初公開のリミックスナンバーというDJタイムの幕が上がった!
「走れウマ娘(Remix Ver.)」/長谷川育美(ミホノブルボン役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、田澤茉純(イクノディクタス役)、のぐちゆり(メジロパーマー役)、山根綺(ダイタクヘリオス役)、花井美春(ツインターボ役)
一曲目「走れウマ娘」では何とチーム<カノープス>がチーム勧誘の看板を持って乱入! さらに通りすがりのミホノブルボンも巻き込まれるが、そんなトラブルも気にせずパーマー&ヘリオスはみんなを巻き込んでステージを盛り上げていった。
「Exercise the Right(Remix Ver.)」/佐伯伊織(キングヘイロー役)、のぐちゆり(メジロパーマー役)、山根綺(ダイタクヘリオス役)
続いて最前ステージに登場したのは何とキングヘイロー! 自身のレースに駆けるプライドを唄ったソロナンバー「Exercise the Right」を、ヘリオスは緩急のついたリミックスでプレイ。キングヘイローもそれにしっかり合わせて、自分の魂をこめた歌声をDJでもしっかり届けることでまた新たな一流ぶりを証明してみせた。
「禁断Burning Heart(Remix Ver.)」/Lynn(マルゼンスキー役)、のぐちゆり(メジロパーマー役)、山根綺(ダイタクヘリオス役)
三番手は場内を真っ赤な輝きで染め上げながらマルゼンスキーが登場。ちょっとバブリーなノリで恋心を唄ったソロナンバー「禁断Burning Heart」を最新リミックスでアップデート。さらに後半はウマ娘ブラスバンドのサックス担当がサングラス姿で登場して見事なプレイを披露。それに応えてパーマーもヘリオスもサングラスをかけてダンスで盛り上げ、過去と現在のアゲアゲがリンクしたステージが繰り広げられた。
最高にテンションが上がった場内の様子に大満足のヘリオス&パーマー。だがもっとアゲていきたいとファン達にコンサートライトを置いてもらって、色々な拍手のテンションで音のウェーブを起こしてみるなど、ノリノリのパーマー&ヘリオスワールドが繰り広げられる。そしてさらなるパリピの登場が場内をテンアゲにしていく。
「ゴルシラップ」/上田瞳(ゴールドシップ役)、のぐちゆり(メジロパーマー役)、山根綺(ダイタクヘリオス役)
こんなお祭り騒ぎに彼女が来ないはずがないということで、三番手には自作のラップをひっさげてゴールドシップがセントラルステージに登場。ダンサーを従えてテンポ良いダンスとリリックを披露。こだわりの「半チャーハン」や得意の上田瞳のモノマネなども炸裂した渾身のラップを見事にキメてみぜた。
「Never Looking Back(Remix Ver.)」/前田玲奈(グラスワンダー役)、髙橋ミナミ(エルコンドルパサー役)、徳井青空(テイエムオペラオー役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、和多田美咲(メイショウドトウ役)、のぐちゆり(メジロパーマー役)、山根綺(ダイタクヘリオス役)、青山吉能(ツルマルツヨシ役)、中村カンナ(ナリタトップロード役)
「ぱか☆アゲMIX」のラストを飾るのは、仲良くしたり競い合ったりな仲間達と送る「Never Looking Back」。ヘリオスとパーマーも歌に加わって、後ろを振り返ることなく突き進んで勝利を目指す決意の歌をスピーディーなダンスチューンで熱唱。最後はパーマーと共にやりきった喜びを分かち合い、一緒に盛り上げてくれたファンにお礼を告げながら、普通のパリピへと戻っていった。
「アウト・オブ・トライアングル」/前田佳織里(ナイスネイチャ役)
私だって輝けるってとこ、見ていてねトレーナーさん!
そんな口上と共に始まったのは、『ウマ娘』ライブイベントの定番ナンバーでもあるナイスネイチャのソロナンバー「アウト・オブ・トライアングル」。自分は主役の器じゃないと言いつつも、心の奥底ではレースに勝ちたい、センターで輝きたいという想いを燻らせているナイスネイチャの複雑な乙女心を切なさと芯の強さを併せ持ったボーカルで熱唱。ドームの天井にはレーザーで様々な色のトライアングルが描き出され、さらに今回から振り付けもニューバージョンとなり、これまでのイベントに連続参加している人には嬉しいサプライズも盛り込まれたステージとなった。
「ユメヲカケル!」/前田佳織里(ナイスネイチャ役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、田澤茉純(イクノディクタス役)、花井美春(ツインターボ役)
スクリーンには夜空にひときわ輝く一つの星が映し出される。そしてアニメで描かれたナイスネイチャ・マチカネタンホイザ・イクノディクタス・ツインターボの激走を経て浮かび上がったのは「そのチームの名はCANOPUS」
ネイチャ、メチャクチャかっこよかった!と前曲を終えたナイスネイチャを出迎えるツインターボらチーム<カノープス>の面々。自分達だって主役になれるところを見せようと、円陣を組んで気合いを入れる四人の姿が、4thイベントEX公演のカウントダウンプロモーションで公開されたキャラクター達の円陣ムービーとリンクして、いよいよファンも演者も待ち望んでいたチーム<カノープス>全員でのステージが始まった。
TVアニメ第2期のもうひとつの主人公達であるチーム<カノープス>が唄うのは、その主題歌である「ユメヲカケル!」。ターフを走ることで夢を目指して突き進むウマ娘の気持ちを唄ったナンバーを、アニメの名シーンも交えながら熱唱。クライマックスでは心が折れて引退を決意したトウカイテイオーを再起させた感動の大逃げシーンも流れて曲の内容とも見事にリンク。誰もが待ち望んでいたステージは最高の盛り上がりで締めくくられた。
「木漏れ日のエール」/Machico(トウカイテイオー役)、大西沙織(メジロマックイーン役)
新緑の緑のライティングがランウェイを照らし出す中、イントロとともに歩いて登場したのは……
いこうマックイーン
ええテイオー
トウカイテイオーと今回はスペシャルゲストとして参加のメジロマックイーン。この二人が唄う曲と言えばもちろん、TVアニメ第2期・エンディングテーマの「木漏れ日のエール」だ。二人が出会った新緑の季節、様々な困難で心折れそうになった秋、そしてまた再び二人で走り出す桜吹雪の春と、アニメで描かれた二人のドラマをなぞるようなライティング&AR演出と共に、親友としてライバルとして思いあう両者の気持ちをMachicoと大西沙織は情感たっぷりに唄い上げる。そしてクライマックスでは想いを交わすように手を取り合い、曲を通してテイオーとマックイーンのドラマを見せる最高のパフォーマンスを繰り広げてみせた。
「木漏れ日のエール」を歌い終えて、ここからライブに参加するメジロマックイーン役・大西沙織がファンへとあいさつ。ずっとバックステージから見ているだけで早く参加したかったけど、やることがないのでずっとケータリングのおにぎりを食べてたとの秘話で笑いを誘い、ステージに他のMC参加陣が登場した時には自分の姿を探してくれていたというサトノダイヤモンド役・立花と抱き合うなど、エモいシチュエーションでファンを歓喜させた。しかし沖野からはあのMCでは「木漏れ日のエール」の余韻が台無しだとダメ出しされる一幕も。
曲の感想を尋ねられた田所と春川は声を合わせて言おうとするもタイミングが二回も合わずにこちらもダメ出しをもらう一幕も。そしてDAY1と同じく気合いの円陣&客席のウェーブにチャレンジし、Machicoの音頭からのスタートで見事大成功。そしていよいよ千秋楽のフィナーレへと向かうライプパートもクライマックスへと突入する。