「登ってみたい大きな山」いま最も注目を集める若手チェリスト、笹沼樹の渾身のバッハ無伴奏チェロ組曲全曲！

2022年12月2日（金）、チェリストの笹沼樹（ささぬまたつき）がバッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を行う。

ソリスト、室内楽奏者として華々しい活動を展開し、本年2月には第20回 齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。室内楽やデュオで国内外の著名な演奏家と共演し、全国各地のステージで聴衆を魅了する笹沼樹。長身の体躯から紡ぎ出される豊潤な音色は、ホールの空間の隅々まで響き渡る。この数年の活動は目を見張るばかりで、彼の音楽家としての器はより一層深く大きく進化している｡
そんな笹沼がバッハの無伴奏チェロ組曲全曲という大曲に挑む。

笹沼はこう語る。

「バッハの『無伴奏チェロ組曲』は、たとえばベートーヴェンの9つの交響曲や32曲のソナタと同様、音楽史上に燦然と輝く金字塔であり、チェリストとして登ってみたい大きな山でもあります。（中略）6曲をまとめて演奏することで、それぞれの組曲の調性感や舞曲の性格のコントラスを噛み締め、より大きな発見を繰り返し得ながら山頂を目指すことができると考えています。とはいえ、1回のコンサートでの全曲演奏は私にとってまだまだ未知の領域。全曲を弾ききるまでにはどんなことが待ち構えているでしょうか。（中略）達成したときにどんな景色が見えるのか、今から本当に楽しみです」

会場は、東京オペラシティ コンサートホール。

巨大な空間に、笹沼がチェロ1本で宇宙を生み出す。