年末年始のTVクラシックは、これ!

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NHKホームページより(SPICE編集部責任による画像掲載)

NHKホームページより(SPICE編集部責任による画像掲載)

恒例の「第九」、「回顧」、「ジルベスター」、「ニューイヤー」

「年末年始と言ったらこれ」と誰もが納得の大晦日から元日にかけての地上波のクラシック音楽番組をご案内したい。


「N響“第9”演奏会」
2015年12月31日(木) 午後8時00分~午後9時20分
NHK Eテレ

首席指揮者に就任したパーヴォ・ヤルヴィが年末恒例の、もはや日本の伝統とも言えるベートーヴェンの交響曲第九番の演奏会にも登場した。すでにドイツ・カンマーフィルとの交響曲全集を残しているパーヴォが、N響とどんな第九を演奏してみせるのか、一連のコンサートは大いに注目を集めた。収録された一連の第九演奏会の初日、12月22日の公演はFMで生放送もされたので、すでにお聴きの方も多いだろう。

演奏時間を見れば過去の録音とそう大きくは変わらないが、小編成のドイツ・カンマーフィルと大編成のN響では自ずと音楽の在り方が変わるものだ。すでにパーヴォ・ヤルヴィのレコーディングに親しんでいる方もぜひ、放送をお楽しみいただきたい。

「交響曲 第9番 ニ短調 作品125“合唱つき”」ベートーベン:作曲
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:NHK交響楽団、
ソプラノ:森麻季、
アルト:加納悦子、
テノール:福井敬、
バリトン:妻屋秀和、
合唱:国立音楽大学
~NHKホール~

※番組ホームページ:http://www4.nhk.or.jp/P3807/

「クラシック・ハイライト2015」
12月31日(木) 午後9時20分~午後11時45分​
NHK Eテレ

これも大晦日恒例の、日本で開催された数多くの演奏会のうち、NHKが収録したコンサートからの抜粋と、その年のニュースにまつわる演奏で一年を振り返る「クラシック・ハイライト」が、今年も「N響“第9”演奏会」に続いて放送される。賑やかな民放の番組、そして華やかな紅白歌合戦の裏でしっとりと落ち着いた雰囲気で2015年を振り返り、続く「ゆく年くる年」で厳かに迎える新年もまた一興だ。

なお、番組ゲストには親しみやすいクラシック音楽紹介に定評のある音楽ジャーナリスト、飯尾洋一氏が迎えられている。

※番組ホームページ:http://www4.nhk.or.jp/P2976/


「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2016」
2016年1月1日(金) 午後7時00分~午後10時00分
NHK Eテレ(後日BSプレミアムでの再放送あり)


そして年が明ければおなじみのこの演奏会である。2016年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートには、マリス・ヤンソンスが2012年以来三度目の登場を果たす。今回はウィーン少年合唱団との共演で、おなじみのシュトラウス・ファミリーに加えてシュトルツ、ツィーラー、ワルトトイフェルなど、ウィーンゆかりの作品に的を絞ったプログラムが披露される予定だ。

ジャンルを超えて活躍するテノール歌手の田代万里生、音楽評論家の小宮正安をゲストに迎え、スタジオでのトークを交えてコンサートの魅力を伝えるスタイルも例年通り、これももう「伝統」となりつつあるのかもしれない。

これは豆知識なのだが。ウィーンでは世界に放送されるニューイヤーコンサートと同じプログラムで、まず12月30日のプレビュー、そして大晦日のジルベスターコンサートと計三回コンサートを開催する。皆さんがこの文章を読まれている頃には、その様子が日本にも伝わり始めているはずだ。きっとそれは、長年の共演で気心の知れたヤンソンスとウィーン・フィルによる、充実した演奏を賞賛する声であることだろう。

「ワルツ“美しく青きドナウ”」ヨハン・シュトラウス:作曲
指揮:マリス・ヤンソンス
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 
「ラデツキー行進曲」ヨハン・シュトラウス 父:作曲
指揮:マリス・ヤンソンス
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
※番組ホームページ:http://www4.nhk.or.jp/P2992/

東急ジルベスターコンサート 2015-2016
12月31日(木) 23時30分~24時45分
テレビ東京系6局ネット(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ)、BSジャパン

バレエ界の至宝 シルヴィ・ギエム ラストステージ「ボレロ」でカウントダウン、テレビ東京系で大晦日生中継!

一方、年末年始のクラシックものでもうひとつ大事な番組が、これ。テレビ東京系で毎年、新年のカウントダウンを生中継している、「東急ジルベスターコンサート」。カウントダウン曲の演奏終了とともに新しい年を迎えるという、斬新な演出はすっかりおなじみす。今年はバレエ界の至宝、シルヴィ・ギエムが特別出演、彼女の最後の舞台が代表作品『ボレロ』でのカウントダウンとなる。ギエムは、2015年で引退することを発表しており、世界各地でのファイナルツアーの締めくくりが12月の日本での公演。そして12月31日、まさに真のラストステージが「東急ジルベスターコンサート2015-2016」での『ボレロ』となる。舞踊史の伝説に残る、この貴重なカウントダウンが生中継されるのだ。

「東急ジルベスターコンサート 2015-2016」
~Bunkamuraオーチャードホール~
カウントダウン曲:『ボレロ』(モーリス・ラヴェル作曲/モーリス・ベジャール振付)


指揮:大友直人
バレエ:シルヴィ・ギエム
ソプラノ:小川里美
バリトン:与那城敬
ヴァイオリン:成田達輝
ヴァイオリン:山根一仁
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
バレエ:東京バレエ団
司会:宮本亜門、松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)
 
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