これが今のRAISE A SUILENだ! 夏芽・倉知玲鳳と紐解く10th Single「THE WAY OF LIFE」の楽しみ方
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2022年11月30日(水)にRAISE A SUILEN 10枚目のSingle「THE WAY OF LIFE」が発売となる。パレオ(CV:倉知玲鳳)にスポットライトを当てた楽曲で、終始飛び跳ねているようなフレーズと彼女の持つクレイジーさが合わさり、トリッキーな仕上がりとなった1曲だ。カップリングの「DEAD HEAT BEAT」はまさにその名の通り、デッドヒートを感じる、白熱した疾走感があり、新たなライブでのキラーチューンを予感させる。
SPICEではマスキング役の夏芽と、パレオ役の倉知玲鳳に今回のSingleや、来年2月に控えたPoppin'Partyとの初のツーマンライブなどについてインタビューを行った。2曲とも今後のライブで盛り上がること間違いなしの楽曲に仕上がっている。本インタビューではそのポイントを伺っているので、ぜひ予習して頂きたい!
(本インタビューは11月15日に行なっています)
■RAISE A SUILEN、ブチ上げます!
−−まず、やっぱり直近の話でいうと、『BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020→2022(以下「GBP」)』と『ブシロード15周年記念ライブ in ベルーナドーム』がありました。大変お疲れのところ、時間を作っていただいて、本当にありがとうございます。15周年記念ライブではトップバッターを務められましたが、心境はいかがでしたか?
倉知:すごく嬉しかったよね?
夏芽:嬉しかったですね、ぶちあげます!みたいな感じ(笑)。
倉知:すごく光栄でしたし、RASの曲って、みんなでアガれる曲、一気にグッと盛り上がれる曲が多いので、楽曲の特性を存分に発揮できそう!と思ったのと、その役目を果たせるように頑張ろうという風に思いましたね。
−−ベルーナドーム2日連続だったと思うんですけど、GBPの方と15周年ライブだと客層も少し違ったのかな? なんて思ったのですが、何か感じたことなどありましたか?
夏芽:私は、そこまで違いは感じなかったですね。
倉知:私はやっぱり声が出せる、出ないの差があったので、そういう意味で15周年ライブは新鮮な感じがしました。久しぶりの歓声を聞いてすごくウルッとくるものがありましたし、GBPはGBPで、これは私個人の話になるかもしれないんですけど、よりバンドリ!っていうコンテンツのキャラクターを意識して演奏した日だったので、そういうちょっとした感覚の違いもありましたね。
■「RASの軌跡を感じるな」そう感じさせる楽曲たち
−−ホヤホヤな感想も頂きつつ、早速Singleの方のお話にいければと思うんですけれども、SPICE的には前回の「CORUSCATE -DNA- 」から約半年ぶりのインタビューになります。まず軽く今回のSingleの概要をお伺いしたいです。
倉知:ガルパのストーリーの中、特に私が演じるパレオちゃんの気持ちに寄り添ったストーリーがありまして、そのストーリーで登場する曲が、今回の表題曲になっている「THE WAY OF LIFE」という曲です。RASと出会って年月が経ち、自分をしっかり出せるようになってきた今のパレオちゃんに寄り添った曲だなっていう風に思っています。
−−加えてカップリングに入ってる「DEAD HEAT BEAT」の2曲が収録されるということで、今回は2曲ともRASらしいっていうか、初めて聴いたのにすぐに肌に馴染むなという印象を受けて、早くライブでパフォーマンス見てみたいなと思ったんですけど、おふたりの第一印象的にはいかがでした?
夏芽:ライブで盛り上がるなっていうのは、やっぱり最初に思ったし、表題曲に関しては、パレオをフィーチャーしたお話っていうのもあって、頭からキーボードのシンセのサウンドがあるので、パレオちゃんを想像しやすい曲だと思います。歌もパレオのパートが入っているし、そこもいいなって思いました。「DEAD HEAT BEAT」に関しては、パレオとマスキングがちょっとバトっちゃったっていうお話なんですけど、曲を作ってくださったElements Gardenの方もキーボードとドラムが目立つような感じにしてくださって、ドラムだったら「OUTSIDER RODEO」が、マスキングにフィーチャーした曲なのでドラムソロが入ってるんですけど、今回もそれくらい結構バチバチにドラム入ってます!
−−倉知さんはいかがでしょう?
倉知:最初に聞いた時から、どちらも疾走感があって、ライブが想像しやすい楽曲でいいなと思いましたし、2曲ともガルパのストーリーに沿った曲ということで、改めてメディアミックスの強みを感じました。
バンドリ!プロジェクトの中でアニメや、ゲームにも登場させて頂いて、RASとしての10枚目のSingleが、そうやって色んなところに結びついてる楽曲っていうのは「RASの軌跡を感じるな」と。
■パレオの魅力がどんどん花開いている
−−ではここからはさらに楽曲を深堀りしていきたいなと思います。まず「THE WAY OF LIFE」ですが、パレオをモチーフにした曲ということで、倉知さんはご自身の役ですけど、改めて、おふたりから見た"パレオ"ってどんなキャラなのかな?というのをお聞きしたいです。
倉知:RASと会ったばかりの頃は、みんなに気を遣える性格だからこそ、馴染んでるように見えて、実は自分の意見はあんまり言えてなかった部分があったのかな?って、演じながらパレオちゃんを見守ってる中で、そういう風に思うところもあったんです。
アニメが終わってからも、ゲームの中でどんどんRASのみんなの仲が深まっていく中で、チュチュだけじゃなく、他のメンバーにも冗談を言えるような関係になっていて、すごく嬉しいです。今回の曲の歌詞にもそういった部分が反映されているんですけど、クレイジーな部分というか、元々持っていた彼女の魅力がこれからさらに花開いていくんじゃないかなっていうところで、すごく成長が楽しみです。
−−夏芽さんのパレオの印象はいかがですか?
夏芽:パレちゃんって可愛くて、パッとしたすごく明るい感じで、なのに、多分RASの中でも多分ダントツで悩みを抱えているなって思うんですけど(笑)。
でも結構最近だと、色んなパレオの趣味……例えばPastel*Palettesが好きっていうところとか、可愛いもの好きっていう共通点でマスキングと盛り上がってたりとか、パレオも自分を出していけてるのかなって思ってて。
パレちゃんは、メンバーが動く前にもう準備できてますとか、あとなんかちょっと心配なことがあったらすぐ声をかけるみたいな、そういう優しさもあったりするんですけど、そこが、玲鳳ちゃんとすごい共通してるなって。
倉知:いやいやいや!
夏芽:私は、全然それが出来ないから(笑)。玲鳳ちゃんはみんなに気配りも出来て、実際によく声をかけてくれたりするんですよ。よくこういうインタビューとかで「自分の担当するキャラクターと自分の似てる部分はありますか?」って聞かれますけど、パレちゃんと玲鳳ちゃんの、そういうところがすごく似てるなって私は見てて思います。
−−めちゃくちゃ良い話ですね! ありがとうございます。ちょっと脱線しちゃいますけど、どうせなら逆に倉知さんから見た、夏芽さんとマスキングの共通点もお聞きしたいです(笑)
倉知:演奏スタイルは、モーションもやられてるっていうこともあって、そのまんまだなっていう風に思いますし、見た目も似ているので、ライブ中、「本物だ…!」って思います。あとは、夏芽さんもマスキングも、心がめちゃくちゃ清らかで、思ったことにまっすぐだし。なんだろう、悪?邪?の考えがない人だなって。
夏芽:なんか嬉しいんですけど(笑)。
倉知:マスキングはすごく仲間思いな反面、ちょっと不器用なところがあって、その仲間思いっていうのも「こんなに清らかで汚れてない子がいるんだな」みたいな感じで、それを夏芽さんにも感じるというか。不器用さってところは夏芽さんとは違うかなと思いますが!
さっきの逆で、夏芽さんこそ「大丈夫?」って声かけてくれたり、色々と気遣ってくれて、本当にまっすぐな心で私と向き合ってくれるのが、すごくマスキングと似てるなっていう風に思いますね。
倉知玲鳳
■お酒飲めないのに“シラフでクレイジー”
−−いや~、ごちそうさまでした! これぐらいにしときましょうか(笑)。続いて、例えばパレオのクレイジーな部分とか、曲の中のココにパレオを感じた!みたいな部分を1つずつ頂きたいです。
倉知:多くの箇所で、シンセが細かいフレーズを弾いていると思うんですけど、その音選びが面白いというか独特で、色んな音がぶつかり合ってる部分もあるんですよ。
この曲は既に1度ライブでやっているのですが、Bメロでパレオちゃんが歌ってるところは特にわかりやすくて、ピアノの音色と、パレオちゃんが歌っている所って、音が半音でぶつかってたりするんですね。普通は絶対にぶつけない方が歌いやすかったりとかすると思うのですが、あえて難しい事に挑戦している。加えて、そこがパレオちゃんのクレイジー感の表現なのかなっていう風に個人的には思っていて、パレオの尖ってる感じが好きです。
−−あー、いま奥でプロデューサーさんもめちゃめちゃ深く頷いてたんで、多分そういうことなんだと思います(笑)。夏芽さんはいかがでしょうか?
夏芽:パレちゃんが歌ってる部分の歌詞って、"クレイジー"っていう言葉が毎回多分出てくると思うんですけど、「シラフでクレイジー」っていう歌詞があるよね?
倉知:ありますあります!
夏芽:パレちゃんは中学2年生なので、もちろんお酒は飲めないのに、それを歌ってるのが面白くて(笑)。この曲を聞くたびに毎回思ってて、ツボです(笑)。
倉知:確かに!私も普段あまりお酒飲まないので"シラフ"って言葉使わないですもん。そんな大人なワードを可愛いパレオちゃんが歌うっていうセンスが!
夏芽:光ってますね!面白いなって思います(笑)。
−−ありがとうございます。やっぱり全体的に楽曲に対して明るい印象があって。クレイジーな部分もそうだと思うんですけど、「Hop, Step, Jump」みたいな歌詞もあったりと、ずっとピコピコしてるというお話もありましたが、全部ひっくるめて楽しい曲だなって印象が強くて、ライブで演奏済みということもありますし、おふたりには演奏してて、ここが楽しいよ!って部分もお聞きしたいです。
倉知:やっぱりサビは楽しいですよね。みんなでジャンプする動きを合わせたり、こんなにずっと細かく飛んでるっていう曲も今までなかったんじゃないかなって思いますし。あとキーボードパートとしては、すごく細かいんですけど、3番のサビ前にちょっとしたブレイクがあって、その時にピアノが「てけてけてけてけて!」って入るところがあるんですけど、これが決まると気持ちいいんです(笑)
−−夏芽さんはドラム的にはどうですか?
夏芽:今回の曲は結構シンプルなんですけど、やっぱりテンポも早めで「いけいけいけ!」みたいな気持ちで演奏出来るのと、シンプルな分、周りを見る余裕があるので「Hop, Step, Jump」の時にみんなが楽しそうにしてるのを後ろから眺めているっていう(笑)。私も飛びたいな……って、ドラムなので無理なんですけど、楽しい気持ちで演奏しています。
■この後は『BanG Dream! 11th☆LIVE』への意気込み、そして二人のプライベートトークも!