これが今のRAISE A SUILENだ! 夏芽・倉知玲鳳と紐解く10th Single「THE WAY OF LIFE」の楽しみ方
-
ポスト -
シェア - 送る
■倉知・夏芽の最近ハラハラしたこと
−−続いてカップリングの「DEAD HEAT BEAT」です。この曲はまだライブ未披露ではありますが、曲名の通りアチアチで本当に"デッドヒート"って感じの曲だと思うんですけど、ここのセクション熱いな!みたいなポイントがあればちょっとお聞きしたいです。
倉知:先日声出しありのライブもやったということで、Bメロの「NA NA NA」って部分はみんなと声出ししたらスゴイことになりそうだなと思ってますね。ステージから見た客席の「NA NA NA」がどういう振り付け、どういう動きになるんだろう?ってところが、すごく楽しみな楽曲ですね。
夏芽:そのBメロの振り付けで言ったら、RASでは頭振ったり、手上げたりとかっていうのはあるけど、フリ付きの曲ってあんまり無いんですよね。「灼熱 Bonfire!」が唯一ガッツリ振り付けの入っている曲なんですけど、あの曲はすごく盛り上がるんですよ。だからこの曲でも振り付けを考えたら面白いんじゃないかって思いますね。
倉知:あ!なんか、りこぴんが言ってましたよね。みんなで両手を広げて横に動いたらいいんじゃない?って。そういう意味では遊べそうな曲ですよね。あと先ほど、去年のライブの話もちょっと出たので付け加えると、去年ライブ等でご一緒させていただいたFear, and Loathing in Las Vegasさんのエッセンスも感じるなって、最初聞いた時に思いました。
−−次の質問はぶっちゃけフザケた質問ではあるんですけど、デッドヒートにかけまして、最近ハラハラしたり白熱したことがあれば教えてください(笑)。
倉知:本当に関係ない話で恐縮なんですけど(笑)。先日、とある撮影で浅草の花やしきさんに行きまして、日本最古のジェットコースターというのに乗ったんですよ。
−−ありますね!看板アトラクションですね。
倉知:スタッフさんとかは「いや、全然落ちないから余裕だよ」って言ってたのに、乗ったら全然落ちて。もうすごく落ちて、普通に怖いのが苦手なので、本当にずっと叫んでて、叫び疲れました…(笑)。
夏芽:私も今年、花やしきのジェットコースターに乗ったけど、意外に落ちるよね(笑)。なんなら、ジェットコースターの席の横の部分とかもスカスカで、足伸ばしたら出ちゃうかもみたいな感じで(笑)。
−−いやもう、こういうのを待ってました(笑)。夏芽さんは最近、ハラハラしました?
夏芽:私、オバケとか怖いのが苦手なんですけど、何を間違ったか最近『スクリーム』って映画を見ちゃったんですよ。ハロウィンの時によくみんなが被ってる仮面の、ムンクの叫びみたいな顔のオバケが出てくるシリーズなんですけど。アレをそんなに怖くないからって勧められて見たんです。確かに序盤はそんなに怖くなかったんですけど、ホラーって油断させていきなり脅かすじゃないですか。だから、いきなりドーッて出てきた時に、家で1人なのにめっちゃ叫んじゃいました(笑)。
■必見の2公演が映像化!
−−続いて、今回Blu-ray付生産限定盤には、『RAISE A SUILEN ZEPP TOUR 2021「BE LIGHT」』追加公演の横浜公演と、『RAISE A SUILEN LIVE 2022「OVERKILL」』の映像が入るということで、実は私もこの2つに関しては、SPICEでライブレポートを書かせてもらっていて、一緒に振り返っていけたらと思うのですが、ZEPP TOURの千秋楽は多分ちょうど1年前ぐらいになりますかね?
夏芽:うわ、もう1年前か~!あっという間だね。
倉知:ZEPP TOURを改めて振り返ると、色々な情勢の中で全公演しっかりできたっていうのは、それだけで感動的でしたね。TOURの最終公演って事で、私たちの演奏としても仕上がってるんじゃないかなって思いますし、演奏だけじゃなくて、表情や動きに、より皆さんへの感謝が乗っかっているんじゃないかなと思うので。ぜひ、RASを応援してくださっている皆さんには見ていただきたい公演ですね。
夏芽:ツアーなので、セットリストはそんなに変わらないんですよ。ただその分、細かい違いがよく分かるというか、やってる私たちからすると、段々とみんなの息がガッチリ固まっていってるのが感じられたんだけど、皆はどう思ってたのかな?(笑)。
私たちのライブって基本的にMCが無かったんですけど、今回はMCタイムができて、みんなで前に並んで、その地方にちなんだトークや思い出とかをわちゃわちゃ喋るっていうのがあったので、そこも楽しみの1つにしてもらえると、嬉しいなって思いますね。
−−続いて、『OVERKILL』もさっそく映像化ということですが。
倉知:一緒にゲットできるなんて、スゴいですよね! 『OVERKILL』だけでも相当、曲数もあるのに。ZEPP TOURと箱のサイズというか、野外と室内っていう差もあったりして、すごく見比べごたえのある並びになってるんじゃないかなって思いますし、『OVERKILL』はなんと言っても曲数が今までで1番多かったっていうところで、お客さんも私たちも限界に挑戦していました(笑)。
身体はもちろんですけど「どういうペース配分でやってくのがいいのか」とか、1番頭も使ったなって印象があって、きっと何年か経った時に見ても「すごいことやってたな。この時頑張ってるな」って思えるだろうし、永久保存版です!
−−夏芽さんは、『OVERKILL』を振り返ってみて、いかがですか?
夏芽:『OVERKILL』は曲数も多かったし、RAS史上、そして私も音楽人生の中でトップに入るぐらいにハードな内容だったので、私もそうだし、みんなも意気込んで挑んでいました。観に来てくれたバンドリーマーのみんなも「覚悟して行きます!」って言ってくれていたけど、結局最後の方まで、みんな元気そうだったね(笑)。でも、それを機に自分の体力面とか、ドラムをプレイするフォームだったりとか色々見直しましたし、すごく自信もついたライブだったなと思います。
あとは、しばらくやっていなかった曲もあったり、野外なので日の暮れていく感じとか、確か「Light a fire」のタイミングでバッチリ夕日が沈み始めて、めちゃくちゃエモかったから、あの光景は映像でも感じてほしいなって思いますね。
−−去年の年末ぐらいのタイミングで「2022年はどんな年にしたいですか?」的な質問をさせて頂いて、倉知さんが「挑戦の年になると思います!」みたいなことを言ってたような気がするんですよ。実際に「OVERKILL」や「JAPAN JAM 2022」への出演があったり、本当におっしゃる通りだったのかな? なんて個人的には思ったりもしたんですけど、改めて今年ってどんな年になりましたか?
倉知:私はバンドをRASで初めてやらせていただいたっていうのもあって、そう感じてるのかもしれないんですけど、すごく横幅が広がった一年だったなって感じてますね。色んなフェスに出させていただいたり、それこそベガスさんと一緒にライブをさせていただいたりとか、バンドリ!というコンテンツの枠を超えて、たくさん活動させていただきました。世界がさらに広がった1年になったなっていう風に思います。それに加えて、『GBP2022』や『Mythology Chapter 2』もあり、コンテンツ内での結びつきも深まったと思います!
−−バンド経験者の夏芽さんはどうですか?
夏芽:いや、私も同じような感じですよ!今年のRASを、漢字を一文字で表すとすると“挑"になるのかな。『OVERKILL』もそうですけど、私は特にベガスさんがゲストアクトに来ていただいた『Repaint』は、さらに自分たちをステップアップさせてくれましたし。『SUMMER SONIC 2022』に出るのも夢でしたし、まだ年末に『COUNTDOWN JAPAN 22/23』にも出演させて頂きますし。コンテンツ外の音楽フェスで、まだバンドリ!を知らない人たちに向けて私たちを発信できたのもすごく良かったなって思いますね。
夏芽
■絶対にこれは楽しいライブになるだろう!
−−来年2月の『BanG Dream! 11th☆LIVE』はポピパさんとの合同ライブですよね。そこに向けての意気込みなど、伺えたらなと思います。
倉知:ポピパさんはバンドリ!の始祖で大先輩ですので、胸を借りるつもりで。実は私、RASとして活動させて頂くタイミングで、バンドの中でのキーボードって、どういう風に立ち振る舞ったらいいのか? それこそ機材のセッティングの仕方とかまで、色々と市ヶ谷有咲役の伊藤彩沙さんから勉強させて頂いたので。「そんな風にやられているんだ!」ってたくさん舞台裏でも見させてもらいましたし、ライブも客席から見させていただいて、1番影響を受けていると思っているので、そんなポピパさんと一緒にライブって、すごく身の引き締まる思いと言いますか。改めて初心を思い出す機会にもなりますし、この話をするだけで背筋が伸びますね!
−−合同ライブをやるってことは、お互いの曲をシャッフルしたり、コラボみたいなものも期待してしまいます!
倉知:ポピパさんはエモい曲が多いですし、キーボードパートで言うと、キラキラしたピアノの曲が多いですよね。個人的に好きな楽曲も多くて、間近で聴けるっていうのも嬉しいです。大きな声では言えませんが、隙あらば伊藤さんの色んな技を盗んでこようと思っております(笑)。
夏芽:私はポピパさんとの合同ライブが決まった時、実はすごく安心して。Roseliaさんと最初にやって、その次にモニカさんで、ポピパさんまだかなってずっと思っていました。いざ決まってみると、RASとポピパさんって音楽性に極端に差があると言いますか。私たちは荒々しい感じで、ポピパさんはすごくポップで可愛くてエモさも兼ね備えてるバンドなので、その両極端なバンドだからこそできることっていうのが色々あるんじゃないかって。未知の部分にめっちゃワクワクしています! 少しだけ、どんな感じになるかっていうのはプロデューサーさんから聞いたんですけど、まだこれから固めていく初期段階の話から「もうこれは絶対楽しいだろう!」っていうのが分かる内容だったので、本当に楽しみにしていてください!って心から言いたいです(笑)。
−−めちゃめちゃ頼もしいですね!
夏芽:はい!絶対来てほしいです!(笑)
−−了解です! 最後になんですけど、改めて今回のSingleのセールスポイント、メッセージなんかを、ひと言ずつ頂けますか!
倉知:表題曲もカップリング曲も、どちらもすごく盛り上がれるというのは間違いなくて。とても疾走感もあって、テンションが上がる曲だと思うんですね。なので、この1枚をぜひ手に入れて頂いて、日々のテンションを上げてほしいなっていう風に思います!そういう意味では、一日の始まりである通勤通学のお供として、ピッタリなんじゃないでしょうか!
夏芽:この曲は、メンバー全員、初めて聴いた時の印象が「ライブで盛り上がりそう!」でした。「THE WAY OF LIFE」はもう既にライブでやりましたけど、「DEAD HEAT BEAT」も確実にそうだと思うので、ぜひ聴き込んでいただいてライブに来てほしいなと思います。表題曲に関しては、BPMはちょっと早いんですけど、基本のリズムがシンプルなので、ドラム始めてみたっていう人にぜひ挑戦してみて欲しいです! もちろん経験者の方も、演奏していただければ気持ちよく叩ける!って私の言っている意味が分かると思います!
取材・文:前田勇介
リリース情報
RAISE A SUILEN 10th Single「THE WAY OF LIFE」
[CD]
2.DEAD HEAT BEAT
3.THE WAY OF LIFE -instrumental-
4.DEAD HEAT BEAT -instrumental-
<Disc1>
RAISE A SUILEN ZEPP TOUR 2021「BE LIGHT」追加公演 横浜公演
2.Domination to world
3.HELL! or HELL?
4.灼熱 Bonfire!
5.SOUL SOLDIER
6.A DECLARATION OF ×××
7.Keep the Heat and Fire Yourself Up
8.Takin’ my Heart
9.Beautiful Birthday
10.OUTSIDER RODEO
11.DRIVE US CRAZY
12.!NVADE SHOW!
13.R・I・O・T
<Disc2>
RAISE A SUILEN LIVE 2022「OVERKILL」
2.EXPOSE ‘Burn out!!!’
3.A DECLARATION OF ×××
4.Sacred world
5.Repaint
6.UNSTOPPABLE
7.Embrace of light
8.灼熱 Bonfire!
9.JUST THE WAY I AM
10.HELL! or HELL?
11.激動
12.Cry Baby
13.メギツネ
14.劣等上等
15.!NVADE SHOW!
16.REIGNING
17.Light a fire
18.DRIVE US CRAZY
19.OUTSIDER RODEO
20.R・I・O・T
リリース情報
現在SPICEでは4ヶ月連続Singleリリースを行う『BanG Dream!』の連続インタビューを掲載中!