関西の年末恒例公演が待望の復活! 石原正一ショー『もっとよろしくキャノンボール’22』上演

2022.12.27
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舞台

石原正一ショー『もっとよろしくキャノンボール’22』キャスト。前から7番目が作・演出の石原正一。

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主に関西小劇場界の人気俳優たちを招いて、70~80年代のテレビドラマや漫画、アニメなどをベースにした、超祝祭コメディを上演している「石原正一ショー」。かつては、大阪の小劇場演劇の殿堂「扇町ミュージアムスクエア」の年末恒例公演として「小劇場界の顔見世」とも言われていた名物企画だ。ここ最近は公演ペースが落ちていたが、4年ぶりに『もっとよろしくキャノンボール’22』を上演する。

本作の元ネタは、1981年のカーアクション映画『キャノンボール』。アメリカ横断自動車レースに参加した個性的な挑戦者たちが、バトルロワイヤル状態でぶつかり合いだまし合いしながら、ゴールを目指す様を描いた作品だ。石原正一ショーでは、99年に『よろしくキャノンボール』のタイトルで上演。各俳優たちが自分の好きなアニメや映画のキャラクターに扮して、本家映画に負けないほど爆笑&胸熱のバトルを繰り広げた傑作だ。

石原正一ショー『ハリーポタ子』(2011年)。『ハリー・ポッター』をベースに様々な魔女っ子キャラが登場した。

その作品を23年ぶりに、タイトルや一部内容を改訂して再演。初演にも出演した川下大洋のようなベテランから、当時は10歳にも満たなかった竹下健人(劇団Patch)のような若手まで、バラエティに富んだ俳優たちが参加。当然、演じるキャラクターたちも時代の幅が出るはずなので、よりいろんな世代が楽しめそうな舞台になる予感がする。

主宰で作・演出の石原正一からは、このようなコメントが届いた。

コロナ禍のもういい加減お祭りしたい世間の空気を感じて、大昔にやった祭り感のクセがすごいやつをやろうと。あの時代から見た今を憂う、でも進もうなんとかして、そんな想いです。こんな芝居があったんだよと、今の若者に伝えたいです。

ただただ愉快なだけではなく、自分たちが愛した芝居やサブカルチャーへのリスペクトがあふれた舞台は、相変わらず明るいとは言えなかった2022年の暗い気分を払拭し、どうなるかわからないけど今よりも明るくしたい2023年に向かう気持ちを、より高めてくれるはず。会場が小さなカフェスペースのため、売切の回が続出しているから、早めにご予約を!

公演情報

第30回石原正一ショー『もっとよろしくキャノンボール’22』
 
■作・演出・出演:石原正一 
■出演:上田一軒、川下大洋、岸本奈津枝、坂口修一、澤田紗菜、Seico、竹下健人、中西邦子、日詰千栄、魔人ハンターミツルギ、森口直美、山浦徹
 
■日時:2022年12月29日(木)・30日(金) 29日=16:30~/19:00~、30日=13:30~/16:00~
※29日夜公演以外完売。当日券は若干数発売予定。
■会場:コモンカフェ(大阪市北区中崎西1-1-6-B1)
■料金:一般3,500円 グッズ付4,649円
■問い合わせ:06-6371-1800(コモンカフェ) ※公演当日のみ。公演日以外のお問い合わせはお控えください。
■公演サイト:https://mobile.twitter.com/halashow01(石原正一ショー Twitterアカウント)
 
※この情報は12月24日時点のものです。新型コロナウイルスの状況次第で変更となる場合がございますので、公式サイトで最新の情報をチェックしてください。
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